どうも、動画編集パソコンが大好きなナシタカです。
動画編集では必要なスペックを備えたPC選びが大切ですが、実際の使いやすさはわかりません。
そこで実際にGoProの動画編集を行い、パソコンの使いやすさを検証します。
この記事ではマウスコンピューターのクリエイター向けノートパソコン『DAIV 4P』をお借りし、実際に使ってみた様子をレビューしました。

CPUは第12世代Core i7で申し分なし。GPUが内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスですが、GoPro HERO10の5.3K動画のフル画質プレビューができます。
さらに1/2画質に落とせば5.3K動画の複数プレビューもでき、動画編集性能がかなり向上しているのがわかります。
ゲームプレイも快適なので、出先での作業が多い人におすすめの動画編集パソコンです。
この記事はメーカー様から商品を貸与いただき執筆しています。
マウスのDAIVシリーズとは?

DAIVはクリエイター向けのノートパソコンシリーズで、クリエイティブ作業に最適なスペックとして定評があります。
デスクトップからノートパソコンまで、さらに写真編集用や動画編集用など目的別にたくさんのモデルが用意され、選びやすいのが特徴です。
マウス DAIV 4Pのスペック
DAIV 4Pのスペックがこちらになります。
モデル名 | DAIV 4P![]() |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i7-1260P (2.1GHz) |
GPU | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD) |
液晶 | 14.0型 WUXGAノングレア (1920 x 1200) |
端子 | USB3.0 x 2 USB3.1 x 1 Thunderbolt4 × 1 HDMI x 1 カードリーダー |
バッテリー | 10.0時間 |
大きさ | 約308.8 × 213 × 16.4mm |
重さ | 997g |
ノートパソコンの選び方の基準で見てみると、GPUだけがインテル製の内蔵型で不安が残るところ。
モデル名 | DAIV 4P![]() |
---|---|
CPU | ○ Core i7-1260P(2.1GHz) |
GPU | × インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | ○ 16GB |
ストレージ | ○ 512GB(SSD) |
液晶 | ○ 14.0型 WUXGAノングレア (1920 x 1200) |
14型と小さめサイズですが、1kgを切る重さでこれだけのスペックを備えているのはすごいです。
外観
DAIV 4Pは美しい見た目が特徴。マグネシウム合金ボディを採用し、見た目の美しさだけでなく軽量性も実現しています。

外観がとてもキレイで、使っていてテンションが上がるくらいにオシャレ。
サイズ・重さ
DAIV 4Pのサイズは折り畳み時で約308.8 × 213 × 16.4mmと、コンパクトなサイズ感。

マグネシウム合金ボディにより重さが997gと軽量化され、片手で持ってもかなり余裕があります。

片手でもとても軽い印象で、これなら女性でも持ち運びが楽。デザイン性の高さ&軽量ボディはノートパソコンとしては最強の組み合わせです。
バッテリー
付属品のACアダプターは240gと軽く、持ち運びしやすいです。

実際に持ち運んでみてもコンパクトで軽く、これならリュックに入れても移動しやすいです。
ちなみにUSB3.1とThunderbolt4端子はPD充電に対応しており、65W出力で充電が可能。対応の充電器があれば、持ち物をさらに減らせます。
こちらのAnkerの充電器はコンパクトなのに65W出力なので、持ち運び用にピッタリです。
バッテリー持続時間は10時間となっていますが、僕が動画編集をフルで作業してみると大体1時間ほどが限界です。
ただバッテリー駆動でも編集作業自体はとてもスムーズで、外でも安心して作業できます。
ディスプレイ・スピーカー
DAIV 4Pは14.0型 WUXGA(1920 x 1200)のノングレア液晶で、視野角が広く反射しにくいのが特徴です。

特にベゼルが狭く作られ、画面占有率が約92%とディスプレイが大きく感じられます。M1 Macbook Airよりもベゼルが狭いので、見た目もスタイリッシュ。

動画編集では画面の大きさは重要なので、このサイズ感で14型の液晶を搭載しているのは素晴らしい。
裏面がこちら。スピーカーは普通なので、音質に関しては期待しないように。動画編集での確認としては十分です。

ファンがついており、特に『高温注意』のシールが貼ってある側からの熱風がすごいです。

動画編集やゲームをするとファンが全力で動いてかなり熱くなり、膝に乗せての作業は不可能なほど。
落ち着くまでしばらくかかり、すぐにカバンに入れると中で熱がこもってしまいビックリしました…。
僕はしばらく裏返しに置いて冷めるのを待ちましたが、作業直後の持ち運びは注意しましょう。
キーボード・タッチパッド

コンパクトなボディですがキーボードの打ちにくさは特に感じません。キーピッチに余裕があり、スッキリとした印象を受けます。

- キーストローク:1.2mm
- キーピッチ:19mm
タッチパッドもしっかりと広さがあり、コンパクトなボディでも使いづらさはありません。

コンパクトサイズで打ちにくさがあるかと思いましたが、実際に使ってみると快適に操作できます。
端子
DAIV 4Pの端子がこちら。
- USB3.0 x 2
- USB3.1 x 1(ディスプレイ出力と共用)
- Thunderbolt x 1(ディスプレイ出力と共用)
- HDMI x 1
- カードリーダー
ボディ左側はこのようになっています。

- セキュリティスロット
- USB3.1
- USB3.0
- カードリーダー
- ヘッドフォン端子
ボディ右側はこのようになっています。

- Thunderbolt4
- USB3.0
- HDMI
- 電源
左右どちらにもUSB3.0があり、使いやすい配置になっています。
マウス DAIV 4Pで動画編集
僕が動画編集機能で大事にしているのが、『プレビューがしっかり動くかどうか』。
動画編集ではエフェクトやトランジションがどのようになっているか、その場で確認しながらの作業がとても重要です。
しかしスペックが低いとプレビューがカクついてリアルタイムで確認ができず、実際に書き出してみないとわからないという事態に…。
特に僕はGoProでの撮影がほとんどなので、GoPro映像がちゃんとプレビューできるかを重点的にチェックしました。
ちなみに作成したYouTube動画は、iPhone13 Proで撮影した4K60fps動画ですが、こちらもプレビューは快適でした。7分20秒の動画ですが、22分18秒で書き出しできています。
GoPro HERO10で撮影した5.3K60fps動画をプレビュー
GoPro HERO10 Blackの5.3K動画をプレビューしたのがこちら。
コマ落ちインジケーターは黄色になっていますが、フル画質でも見た限りでは問題なくプレビューできます。第12世代CPUを搭載して性能が上がっているのを実感します。
GoPro HERO10の5.3K60fpsの動画を複数プレビュー
5.3Kの単独プレビューがスムーズだったので、GoPro HERO10の5.3K動画を重ねて同時にプレビューしました。
フル画質は立ち上がりからフリーズし、その後もカクつきがあり厳しい状況。
続いて画質を1/2にしてプレビュー。スムーズに動いているのがわかります。
1/2画質だと複数動画もプレビューでき、動画編集性能がかなり向上しています。持ち運びしやすいサイズ感で、この性能は素晴らしいです。
ちなみにファンはほぼフルパワーで回っている感じで、熱風が出てきます。
After Effectsで素材プレビュー
最後にAfter Effectsの映像素材をプレビューしました。
プレビューに利用した映像素材は、僕が受講しているMovie Hacksのオープニング動画を再生しています。
もたつくこともなくプレビューでき、After Effectsでも快適に使えるのを実感。
キネポ動画のアニメーションもスムーズで、安定して作業ができます。
ファンはフルパワーで回り始めるので、スペック的にはフルで動いている様子。
ちなみに途中で紹介したMovie Hacksは、PremiereとAfter Effectsの使い方が効率良く学べるおすすめの教材です。

マウス DAIV 4Pでマイクラ&マイクラダンジョンズをゲームプレイ
実際にDAIV 4Pでマイクラ&マイクラダンジョンズをプレイした様子を紹介します。
マイクラダンジョンズで比較するのはニンテンドースイッチ版。どれだけ快適にプレイできるのかを中心に見ました。
マイクラではバニラと影Mod、鬼滅Modを入れてプレイ。ちなみに描画距離は16、MODはForgeとOptiFineのみ導入です。
マイクラダンジョンズのロード時間
マイクラダンジョンズでステージの読み込みは爆速。『???』は約8秒ほどでした。
ステージの読み込みが速いので、これなら周回もより捗ります。
マイクラダンジョンズのプレイの快適さ
ステージを回ってみても、処理が遅れることなくスムーズにプレイできました。
キャラクターの動きが滑らかですし、鞄ビルドで敵を殲滅していっても一切カクつくことがありません。ステージ周回がめちゃくちゃ速いです。
GPUが内蔵だったのでどうかな?と思っていましたが、想像以上に快適なプレイが楽しめます。
プレイにはこちらのGameSir T4 Proというコントローラーがおすすめ。連射機能もついてマイクラダンジョンズのプレイがめちゃくちゃ快適です。

マイクラ(バニラ)のFPS
マイクラのバニラでFPSがどれくらいになるかを調べてみました。条件はこちら。
- 描画距離は16
- MODはForgeとOptiFineのみ導入
- 32チャンクと16チャンクで検証
まずは32チャンク。平均で23fpsほどですが、たまに16fps近くまで下がる結果に。
続いて16チャンク。たまに30fpsが出ますが、平均52fpsでプレイができます。32チャンクとは比較にならないほどにヌルヌルです。
マイクラ(影Mod)のFPS
導入した影Modがこちら。
- BSL Shaders v8.1.02
- KUDA Shaders v6.1 Legacy
- 16チャンクと8チャンクで検証
『BSL Shaders v8.1.02』をプレイ。16チャンクで平均20fpsほど。
続いて8チャンク。平均35fpsとまずまず。内蔵GPUとしてはかなり頑張ってくれています。
次に『KUDA Shaders v6.1 Legacy』。16チャンクは平均15fpsと厳しめ。
8チャンクでも平均24fps。スムーズなプレイとはほど遠い結果となりました。
内蔵GPUなので影Modは厳しいのは予想通りですが、それでもBSL Shadersは思ったよりも動いたことにビックリしてます。
マイクラ(鬼滅の刃Mod)
鬼滅の刃Modもプレイ。
- KimetsunoYaiba_1.16.5_ver36
- KimetsuAnimation_1.16.5_ver3
- Obfuscate 0.6.2
- 32チャンクと16チャンクで検証
まずは32チャンク。炎と日の呼吸は少しカクつきを感じます。
16チャンクではどちらもスムーズな動き。比べてみると滑らかさが全然違います。
鬼滅の刃Modはかなり安定して動作し、16チャンクでもスムーズなプレイを楽しめます。
マウス DAIV 4Pレビューまとめ
デザイン | |
---|---|
動画編集のしやすさ | |
ゲームの快適さ | |
価格 | |
総合評価 |
内蔵のインテル Iris Xeグラフィックス搭載ですが、想像以上に優秀な動画編集性能があります。5.3K動画はフル画質でも余裕で、複数動画も1/2画質ならスムーズにプレビューができます。
さらにはマイクラ&マイクラダンジョンズも快適にプレイでき、影Modも種類によって40fpsと想像を超える滑らかさでプレイできました。
ただ全体的にファンがフルパワーで回ることが多く、裏面からの発熱はかなりのもの。膝の上に置いての作業は厳しいです。
それでいて14型の小型&軽量で、持ち運び用動画編集パソコンとしては最強。動画編集だけでなく、ゲームも楽しめるパワフルな性能を備えています。
モデル名 | DAIV 4P![]() |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i7-1260P (2.1GHz) |
GPU | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD) |
液晶 | 14.0型 WUXGAノングレア (1920 x 1200) |
端子 | USB3.0 x 2 USB3.1 x 1 Thunderbolt4 × 1 HDMI x 1 カードリーダー |
バッテリー | 10.0時間 |
大きさ | 約308.8 × 213 × 16.4mm |
重さ | 997g |
