どうも、動画編集パソコンが大好きなナシタカです。
動画編集では必要なスペックを備えたPC選びが大切ですが、実際の使いやすさはわかりません。
そこで実際にGoProの動画編集を行い、パソコンの使いやすさを検証します。
この記事ではマウスコンピューターのクリエイター向けノートパソコン『DAIV 6P』をお借りし、実際に使ってみた様子をレビューしました。

16型の大画面にCPUは第12世代Core i7で申し分なし。
GPUが内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスですが、GoPro の5.3K動画のフル画質プレビューができます。
さらに画質を落とせば5.3K動画の複数プレビューもでき、動画編集性能がかなり向上しています。
ゲームプレイも快適なので、出先での作業やゲームも楽しみたい方におすすめの動画編集ノートパソコンです。
この記事はメーカー様から商品を貸与いただき執筆しています。
マウスのDAIVシリーズとは?

DAIVはクリエイター向けのノートパソコンシリーズで、クリエイティブ作業に最適なスペックとして定評があります。
デスクトップからノートパソコンまで、さらに写真編集用や動画編集用など目的別にたくさんのモデルが用意され、選びやすいのが特徴です。
マウス DAIV 6Pのスペック
DAIV 6Pのスペックがこちらになります。
モデル名 | DAIV 6P![]() |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i7-12700H (2.3GHz) |
GPU | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD) |
液晶 | 16.0型 WQXGAノングレア (2560 x 1600) |
端子 | USB3.0 x 2 USB3.1 x 1 Thunderbolt4 × 1 HDMI x 1 カードリーダー |
バッテリー | 12.5時間 |
大きさ | 約353.7 × 245.3 × 18.5mm |
重さ | 1.49kg |
ノートパソコンの選び方の基準で見てみると、GPUだけがインテル製の内蔵型で不安が残るところ。
モデル名 | DAIV 6P![]() |
---|---|
CPU | ○ Core i7-12700H(2.3GHz) |
GPU | × インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | ○ 16GB |
ストレージ | ○ 512GB(SSD) |
液晶 | ○ 16.0型 WQXGAノングレア (2560 x 1600) |
それ以外は16型の大きめディスプレイとCPU、メモリも十分で、安心のスペックを備えています。
外観
DAIV 6Pはマグネシウム合金ボディを採用し、軽量化しつつスタイリッシュな見た目。

シルバーの上品な印象を受けるので、男女問わず使いやすいデザインです。
サイズ・重さ
DAIV 6Pのサイズは折り畳み時で約353.7 × 245.3 × 18.5mmと、16型にしてはコンパクトなサイズです。

マグネシウム合金ボディにより重さが1.49gと軽量化され、16型にも関わらず片手で持ってもかなり余裕があります。

とても軽い印象で、これなら女性でも持ち運びが楽。デザイン性の高さ&軽量ボディはノートパソコンとしては最強の組み合わせです。
バッテリー
付属品のACアダプターはコード類も含め500gと重さがあります。

本体と合わせると2kgになるので、リュックに入れても重みを感じます。
ちなみにUSB3.1とThunderbolt4端子はPD充電に対応しており、90W出力で充電が可能。対応の充電器があれば、持ち物をさらに減らせます。
こちらのAnkerの充電器は1ポートだけなら100Wなので、持ち運び用充電器として使えます。2ポート同時だと90W以下になるので要注意。

バッテリー持続時間は12.5時間となっていますが、僕が動画編集をフルで作業してみると大体1.5時間ほどが限界です。
ただバッテリー駆動でも編集作業自体はとてもスムーズで、外でも安心して作業できます。
ディスプレイ・スピーカー
DAIV 6Pは16型 WQXGA(2560 x 1600)のノングレア液晶で、視野角が広く反射しにくいのが特徴。ベゼルも狭く、画面が大きく感じられます。

ただこのままの解像度だと、ゲームプレイのFPSが下がるので要注意。
動画編集は違いが出ませんでしたが、ゲームではフルHD(1920×1080)に設定するとスムーズなゲームプレイが楽しめます。
裏面がこちら。スピーカーは普通なので、音質に関しては期待しないように。動画編集での確認としては十分です。

ファンは他のモデルと比べ低音で動き、とても静かなのが特徴。甲高い音が出ず、落ち着いて回っている印象でした。
また熱もそこまで出ないので、膝の上に置いての作業でも大丈夫です。
キーボード・タッチパッド
16型ボディでキーピッチに余裕があり、スッキリとした印象を受けます。

- キーストローク:1.2mm
- キーピッチ:19mm
タッチパッドも広めでマウス操作がしやすいです。

端子
DAIV 6Pの端子がこちら。
- USB3.0 x 2
- USB3.1 x 1(ディスプレイ出力と共用)
- Thunderbolt4 x 1(ディスプレイ出力と共用)
- HDMI x 1
- カードリーダー
ボディ左側はこのようになっています。

- セキュリティスロット
- USB3.1
- USB3.0
- カードリーダー
- ヘッドフォン端子
ボディ右側はこのようになっています。

- Thunderbolt4
- USB3.0
- HDMI
- 電源
左右どちらにもUSB3.0があり、使いやすい配置になっています。
マウス DAIV 6Pで動画編集
僕が動画編集機能で大事にしているのが、『プレビューがしっかり動くかどうか』。
動画編集ではエフェクトやトランジションがどのようになっているか、その場で確認しながらの作業がとても重要です。
しかしスペックが低いとプレビューがカクついてリアルタイムで確認ができず、実際に書き出してみないとわからないという事態に…。
特に僕はGoProでの撮影がほとんどなので、GoPro映像がちゃんとプレビューできるかを重点的にチェックしました。
ちなみに作成したYouTube動画は、iPhone13 Proで撮影した4K60fps動画ですが、こちらもプレビューは快適でした。
ただ6分43秒の動画の書き出しは20分53秒と、時間がかかっています。
GoPro HERO10で撮影した5.3K60fps動画をプレビュー
GoPro HERO10 Blackの5.3K動画をプレビューしたのがこちら。
フル画質でも問題なくプレビューできています。最後の方でインジケーターが黄色になり若干コマ落ちしていますが、これなら全然許容範囲です。
GoPro HERO10の5.3K60fpsの動画を複数プレビュー
本数 | フル画質 | 1/2画質 | 1/4画質 |
---|---|---|---|
2本 | × | ○ | ○ |
3本 | × | × | △ |
動画を重ねて2本同時にプレビューしましたが、フル画質は立ち上がりからフリーズしています。
続いて画質を1/2にしてプレビュー。スムーズに動いているのがわかります。
3本同時も試しましたが、1/2画質でもフリーズとカクつきが。
1/4画質なら3本同時でもスムーズ。後半はインジケーターが黄色になっていますが、これだけ動けば十分です。
複数動画でも画質を調整すればプレビューができ、予想以上に動画編集が快適にできました。
ちなみにファンはフルパワーで回っている感じですが、音も熱も控えめで好印象です。
本数 | フル画質 | 1/2画質 | 1/4画質 |
---|---|---|---|
2本 | × | ○ | ○ |
3本 | × | × | △ |
After Effectsで素材プレビュー
プレビューに利用した映像素材は、僕が受講しているMovie Hacksの動画を再生しています。
こちらはプレビューはスムーズですが、音が若干遅れている印象。3回に1回はズレを感じます。
キネポ動画のアニメーションもスムーズで、安定して作業ができました。
ファンは勢いよく動き始めますが、途中からは音も収まり静かになっています。
ちなみに途中で紹介したMovie Hacksは、PremiereとAfter Effectsの使い方が効率良く学べるおすすめの教材です。

マウス DAIV 6Pでマイクラ&マイクラダンジョンズをゲームプレイ
DAIV 6Pでマイクラ&マイクラダンジョンズをプレイした様子を紹介します。
マイクラダンジョンズで比較するのはニンテンドースイッチ版。どれだけ快適にプレイできるのかを中心に見ました。
マイクラではバニラと影Mod、鬼滅Modを入れてプレイしました。
マイクラダンジョンズのロード時間
マイクラダンジョンズでステージの読み込みは爆速。『???』は約9秒ほどでした。
ステージの読み込みが速いので、これなら周回もより捗ります。
マイクラダンジョンズのプレイの快適さ
ゲームプレイでは解像度がポイント。まず通常の2560×1600だと平均28fpsとカクつきが目立ちます。
しかし解像度を1920×1080にすると、平均45fpsとスムーズにプレイできます。
60fpsにはいきませんが、通常のプレイではそこまでのストレスは感じません。
しかし大量の敵やアイテムが重なると、フルHDでも20fpsまで落ちるときがあり、ストレスを感じることもありました。
機会はそこまで多くないですが、たまに大量の敵に遭遇したときはコントローラーがうまく機能しないので、やりづらさを感じます…。
プレイにはこちらのGameSir T4 Proというコントローラーがおすすめ。連射機能もついてマイクラダンジョンズのプレイがめちゃくちゃ快適です。

マイクラ(バニラ)のFPS
マイクラのバニラでFPSがどれくらいになるかを調べてみました。条件はこちら。
- MODはForgeとOptiFineのみ導入
- 12チャンクと8チャンクで検証
バニラは12チャンクで平均で70fpsと、スムーズにプレイできます。
マイクラ(影Mod)のFPS
導入した影Modがこちら。
- BSL Shaders v8.1.02
- KUDA Shaders v6.1 Legacy
- 12チャンクと8チャンクで検証
『BSL Shaders v8.1.02』をプレイ。12チャンクで平均35fpsほど。
続いて8チャンク。平均45fpsとまずまず。内蔵GPUとしてはかなり頑張ってくれています。
次に『KUDA Shaders v6.1 Legacy』。12チャンクは平均19fpsと厳しめ。
8チャンクでも平均28fps。30fpsに届かないのは残念…。
内蔵GPUなので影Modが厳しいのは予想通りですが、それでもBSL Shadersは思ったよりもスムーズに動きました。
マイクラ(鬼滅の刃Mod)
鬼滅の刃Modもプレイ。
- KimetsunoYaiba_1.16.5_ver36
- KimetsuAnimation_1.16.5_ver3
- Obfuscate 0.6.2
- 12チャンクと8チャンクで検証
12チャンクでは平均50fps。技の途中で一気に20fpsまで下がりますが、それ以外は80fpsほどとスムーズです。
8チャンクでは平均55fps。こちらも技中は30fpsまで下がりますが、それ以外は85fpsほどとさらにスムーズ。
鬼滅の刃Modはかなり安定して動作し、12チャンクでもスムーズなプレイを楽しめます。
マウス DAIV 6Pレビューまとめ
デザイン | |
---|---|
動画編集のしやすさ | |
価格 | |
総合評価 |
GPUはインテル Iris Xeグラフィックスですが、予想以上に優秀な動画編集性能があります。
5.3K動画はフル画質でも余裕で、複数動画も1/2や1/4画質に調整すればスムーズにプレビューができます。
さらにはマイクラ&マイクラダンジョンズも快適にプレイでき、影Modも種類によって40fpsと想像を超える滑らかさでプレイできました。
16型の大画面を備え、画面を広く使って作業できるのは快適。画面サイズにこだわりたい人にはおすすめの動画編集用ノートパソコンです。
モデル名 | DAIV 6P![]() |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Core i7-12700H (2.3GHz) |
GPU | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD) |
液晶 | 16.0型 WQXGAノングレア (2560 x 1600) |
端子 | USB3.0 x 2 USB3.1 x 1 Thunderbolt4 × 1 HDMI x 1 カードリーダー |
バッテリー | 12.5時間 |
大きさ | 約353.7 × 245.3 × 18.5mm |
重さ | 1.49kg |
