どうも、動画編集パソコンが大好きなナシタカです。
動画編集では必要なスペックを備えたものを選ぶのが大切ですが、使い心地に関しては実際に使ってみないとわかりません。
そこで実際にGoProの動画編集をしてみることで、パソコンの使いやすさがどんなものかを検証しています。
この記事ではマウスコンピューターのDAIVというクリエイター向けのデスクトップパソコン『DAIV A7』をお借りし、実際に使ってみた様子をレビューしています。
AMDのRyzen7とRadeon RX 5700(ビデオメモリ8GB)を搭載したデスクトップパソコンで、GoProの4K動画でも快適に編集できるスペックの高さが魅力。
それでいて本体価格が約19万円と比較的安く、大量のデータを扱う動画編集用パソコンにおすすめです。
DAIV A7でGoPro動画を実際に編集していくので、ぜひ参考にしてください!
この記事はメーカー様から商品を貸与いただき執筆しています。
マウスのDAIVシリーズとは?
DAIVはクリエイター向けのシリーズとなっていて、クリエイティブ作業に最適なスペックとして定評があります。
デスクトップからノートパソコンまで、さらに写真編集用や動画編集用など、目的別にたくさんのモデルが用意されているので選びやすいのが特徴です。
なのでGoProの動画編集用パソコンを探すなら、このDAIVシリーズから探しておけば間違いありません。
マウス DAIV A7のスペック
DAIV A7はDAIVシリーズのデスクトップの中でミドルモデルに位置付けられています。
スタンダードモデルのA5とスペックを比較したのがこちら。
モデル名 | DAIV A7![]() |
DAIV A5![]() |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit |
CPU | AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) | AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) |
GPU | AMD Radeon RX 5700 (8GB) | GeForce GTX 1650 (4GB) |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | 1TB(SSD) | 256GB(SSD) 1TB(HDD) |
端子 | USB3.0 x 8(背面×6、前面×2) USB3.1 x 2 USB-C x 2 HDMI x 2 Display × 5 Mini Display × 1 イーサネット × 1 |
USB3.0 x 8(背面×6、前面×2) USB3.1 x 2 HDMI x 1 Display × 1 DVI-D × 1 イーサネット × 1 |
大きさ | 190 × 490 × 490mm | 190 × 490 × 490mm |
重さ | 約9.4kg | 約10.0kg |
デスクトップパソコンの選び方の基準でみると、こんな感じです。
モデル名 | DAIV A7![]() |
---|---|
CPU | ○ AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) |
GPU | ◎ AMD Radeon RX 5700 (8GB) |
メモリ | ○ 16GB |
ストレージ | ○ 1TB(SSD) |
カスタマイズなしの基本構成を見ると、注目はCPUとGPUですね。
- CPU → AMD Ryzen7 3700X(3.6GHz)
- GPU → AMD Radeon RX 5700(8GB)
CPUがAMDのRyzen7となっており、GoPro Fusionの360°動画を編集できる性能を兼ね備えています。
GPUはAMD Radeon RX 5700で、ビデオメモリが8GBとスタンダードモデルの2倍。

スペックに余裕があるので、大量のデータを一度に扱うこともできます!
デザイン
DAIV A7はタワー型のデスクトップパソコンですが、すでに組み上げられた状態で到着します。
スタンダードモデルのA5とほとんど変わらず、全体的に黒でまとめられたシンプルなデザインとなっています。
左側面にはうっすらと「DAIV」の文字。
右側面はロゴもなくブラックボディがいいですね。
全体としてブラックボディがいい感じで、シンプルなデザインがかなり好みです。
サイズ・重さ
DAIV A7のサイズは約190 × 490 × 490mmとなっており、実物は大きいなという印象。
重さは約9.4kgとスタンダードモデルのA5よりも0.6kgほど軽い仕上がりになっています。
設置部分のスペースをしっかりと準備しておくことが大切ですが、ハンドルと後面のキャスターのおかけで持ち運びは意外に楽です。
モニター・スピーカー
DAIV A7には基本的にディスプレイとスピーカーは付属していないので、必ず一緒に準備しておきましょう。
僕が使っているのがこちらのBenQアイケアモニターです。


27インチの大画面で編集ができる上に、アイケアモニターの名前だけあって目に優しい機能が盛りだくさん。動画編集での負担を軽減できるのでかなりおすすめです。


さらに解像度にこだわりたいのであれば、BenQデザイナーモニターがおすすめです。


4K解像度に対応しているだけでなく、色の再現度の高さなど動画編集に役立つ機能が盛りだくさん。作業効率を追い求めるならピッタリのモニターです。


キーボード・マウス
DAIV A7ではディスプレイと同様に、キーボードとマウスも付属していません。
なのでこちらも一緒に購入するか、自分で準備するようにしましょう。
マウスの標準キーボードとマウスがこちらの2つです。
特に不満なく使えるので、こだわりがなければこれで十分です。
端子
DAIV A7の端子は、このようになっています。
- USB3.0 x 8(背面×6、前面×2)
- USB3.1 x 2
- USB-C x 2
- HDMI x 2
- Display × 5
- Mini Display × 1
- イーサネット × 1
クリエイター向けデスクトップだけあって、拡張性が高く使いやすい構成となっています。
端子は前面と後面に分かれており、まず前面は左からこのようになっています。
- マイク端子
- ヘッドフォン端子
- USB3.0 × 2
- LEDランプ
- 電源ボタン
後面は端子が多くなっていて、接続の中心になります。上から見ていきましょう。
- USB3.0 × 2
- PS/2端子
- DisplayPort端子
- HDMI端子
- USB3.0 × 2
- USB3.1 × 2
- USB3.0 × 2
- イーサネット端子
特にUSB3.0と3.1が多くあるので、高速で読み書きしたいデバイスはここに繋ぎましょう。
そのすぐ下には、ディスプレイ用の端子が多く配置されています。
- DisplayPort端子 × 3
- HDMI
その下にも端子があり、ここにUSB-C端子が2つほどついています。
- Mini Display × 1
- Display × 1
- USB-C × 2
下部には電源端子とメインスイッチがあり、ここに電源ケーブルを接続します。
これだけあれば、接続に困ることはほぼないですね。
マウス DAIV A7で動画編集
ここからは実際にDAIV A7で動画編集をしてみた様子をお伝えしていきます。
僕が大事にしているのが、プレビューがしっかりと動くかどうか。
動画編集ではエフェクトやトランジションなどがどのようになっているか、その場で確認しながら作業するのがとても重要。
しかしスペックの低いパソコンでは、プレビューがカクついてリアルタイムで確認ができず、『実際に書き出してみないとわからない』という事態になってしまいます。
特に僕はGoProで撮影することがほとんどなので、GoProの映像がしっかりとプレビューできるかを重点的にチェックしています。
まず結果だけまとめたのが、こちらになります。
4Kp60fps動画をプレビュー
実際に4K60fpsの動画を編集してみたのがこちらです。
4K動画をフル画質でプレビューしていますが、快適に動いてしっかりとプレビューできているのがわかります。
さらにズームエフェクトと、調整レイヤーでカラー補正をかけてプレビューしたのがこちら。
プレビューを開始した瞬間は少しコマ落ちのようになっていますが、そのあとは滑らかに動いています。



何度か繰り返しプレビューしてみましたが、やはり開始の瞬間は動きが重たい…。
エフェクトを重ねたクリップをプレビューするときは、最初のほうだけ遅くなる可能性は意識しておくといいですね。
1080p240fps動画をプレビュー
240fpsの高フレームレート素材をプレビューしてみたのがこちら。
フル画質のプレビューは滑らかに動いてくれています。
高いフレームレートは負荷がかかりますが、それでも問題なくプレビューできるのはさすがですね。
次にスーパースロー編集をしてみたのがこちら。
フル画質でのスローモーションは滑らかに動作しており、快適にプレビューできました。
これならスローモーション編集をしても、その場ですぐに映像をチェックでき作業効率も上がりますね。



スーパースローの編集も安心です!
After Effectsで素材作成
動作が重たいことで有名な、『After Effects』の映像素材をプレビューしてみました。
プレビューに利用している映像素材については、僕が受講しているMovie Hacksのオープニング動画を再生しています。
実際にプレビューしたのがこちら。
3回ほど繰り返しプレビューしましたが、快適にプレビューできています。



動作が重くなったり、BGMが遅れたりといったことはありません!
映像素材の作成でもプレビューがしっかりと動作するのは重要で、これなら編集をリアルタイムで確認しながら微調整ができます。
ちなみに途中で紹介したMovie Hacksは、PremiereとAfter Effectsの使い方が効率良く学べるおすすめの教材ですよ。


GoPro Fusionの360°動画を編集



最後に負荷の大きい360°映像の編集を試してみます!
まずFusion Studioで360°映像の書き出しです。
書き出すのがこちらの動画。
- 動画1
形式:ProRess
手ぶれ補正:オン
予測サイズ:11.6GB - 動画2
形式:ProRess
手ぶれ補正:オン
予測サイズ:5.8GB
この設定で360°映像を書き出したところ、7分51秒で書き出しが終わりました。



ちなみにMBP13インチでは4〜5時間かかるので、かなり早い!
Premiereではキーフレームを使い、視点を動かしながらプレビューしてみたのがこちら。
アニメーションをつけても快適に動作しており、視点の変化のチェックがスムーズにできました。
360°映像の書き出しと編集がとてもしやすく、もたつくことなく編集できていることがわかります。



これならGoPro Fusionでの撮影が、より気軽に楽しめます!
マウス DAIV A7レビューまとめ
デザイン | |
---|---|
動画編集のしやすさ | |
価格 | |
総合評価 |
CPUはAMDのRyzen7でビデオメモリ8GBと動画編集には十分すぎるほどの性能を持ち合わせています。
GoProの4Kや240fpsの高フレームレート素材も問題なくプレビューでき、かなり快適に動画編集ができるのはとても素晴らしい。
特にスタンダードモデルのA5と比べるとスペックに余裕があるので、よりたくさんの動画ファイルを扱うならA7がおすすめ。
僕もFusion Studioで360°動画を書き出しながら、Premiereで動画編集とフルに活用していますが、これだけの負荷をかけても快適に使えることに驚いています。
動画編集用パソコンを検討している人は、ぜひ候補としてチェックしてみてください。
モデル名 | DAIV A7![]() ![]() |
DAIV A5![]() ![]() |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit |
CPU | AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) | AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) |
GPU | AMD Radeon RX 5700 (8GB) | GeForce GTX 1650 (4GB) |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | 1TB(SSD) | 256GB(SSD) 1TB(HDD) |
端子 | USB3.0 x 8(背面×6、前面×2) USB3.1 x 2 USB-C x 2 HDMI x 2 Display × 5 Mini Display × 1 イーサネット × 1 |
USB3.0 x 8(背面×6、前面×2) USB3.1 x 2 HDMI x 1 Display × 1 DVI-D × 1 イーサネット × 1 |
大きさ | 190 × 490 × 490mm | 190 × 490 × 490mm |
重さ | 約9.4kg | 約10.0kg |

