
GoPro FusionでFusion StudioのためのMacの選び方について紹介しています。推奨スペックだけでなく、実際に編集している経験から気をつけるべきポイントについてもまとめています!
どうも、GoPro大好きナシタカです。
GoPro Fusionで撮影した映像を処理するために欠かせないFusion Studioを快適に使うためのMacの選び方についてまとめています。
360°動画を処理するFusion Studio。そのためMacにも相応のハイスペックが求められるのですが具体的にどのMacを選べば良いのか分かりづらいのが難点。
そこでこの記事では推奨スペックからおすすめのMacについて紹介しつつ、最低限のスペックのMacでFusion Studioを利用している僕の実体験も合わせてご紹介します!
これからFusion Studioの使おうとしている方の参考になればうれしいです!
Fusion Studioとは?
Fusion StudioとはGoPro Fusionで撮影した映像をつなぎ合わせて360°動画を作成するために必須の純正ソフトです。
僕の場合は▼GoPro Fusionの映像をFusion StudioとAdobe Premiereで編集する方法の記事で紹介しているようにAdobeのPremiereで編集するための素材を書き出すのに活用しています。

特に手ブレ補正が強力で▼GoPro Fusionの360°動画をYouTubeにアップロードする方法の記事で紹介しているようにバイクで撮影した映像もブレのない安定した映像に仕上げることができるのが特徴です。
Fusion Studioの動作環境
まずは公式でアナウンスされているFusion Studioの動作環境について見てみましょう。
オペレーティングシステム | Mac OS 10.10 以降 |
---|---|
CPU | Intel Core i5 推奨: Intel Quad Core i7 以上 |
グラフィックカード | Intel Iris Pro Graphics (MacBook Pro 13 インチまたは 15 インチ、mid-2015) 推奨: 専用 GPU (AMD Radeon R9 M370X 以上など) 最小ビデオ RAM: 4 GB |
スクリーン解像度 | 1280×768 |
RAM | 8GB |
ハードドライブ | 7200 RPM 内蔵ドライブ 推奨: ソリッド ステート ドライブ (SSD) 外付けの場合は Thunderbolt、FireWire、または USB 3.0 を使用 |
最低限のスペックはそれほどでもないですが、やはり360°動画を処理するだけあって推奨スペックはかなりのハイスペックです。
13インチMacBook Proを使っているナシタカの実際
僕はFusion Studioを自分の13インチMacBook Proで活用していますが、このMacは動画編集を考慮していなかったのでスペックとしては最低限となっています。
CPUはIntel Core i5で専用GPUもありません。そのせいか実際に使っているとまずFusion Studioでの映像のプレビューが滑らかには動きません。
そのため映像の確認が上手くできないのはなかなかのストレス。オーバーキャプチャで書き出そうにもどのようなアングルで書き出そうかの確認にも時間がかかってしまうので辛いです。
またFusion Studioでの動画の書き出しにも時間がかなりかかってしまいます。
いつも利用する360°動画での書き出しは動画の長さにもよりますが、10本同時に書き出すと最低でも4〜5時間は必要。寝る前に書き出しをスタートして朝起きたら終わっていないこともあるくらいです。
特定のアングルを書き出すオーバーキャプチャは書き出されるのは1080pの動画なのですが、実際に書き出すのに1時間はかかります。
これだけ時間がかかってしまうと気軽に素材を利用することができないので、できるだけこの書き出し時間を抑えるためにも推奨スペックに合わせてMacを購入するのがおすすめです。
FusionStudioのためのMacの選び方
では実際にどのMacを選べば良いのかについて見ていきましょう。
Mac選びの基準になるのが推奨スペックなのでこちらにまとめておきます。
CPU | Intel Quad Core i7 以上 |
---|---|
グラフィックカード | 専用 GPU (AMD Radeon R9 M370X 以上など) 最小ビデオ RAM: 4 GB |
スクリーン解像度 | 1280×768 |
RAM | 8GB |
ハードドライブ | ソリッド ステート ドライブ (SSD) 外付けの場合は Thunderbolt、FireWire、または USB 3.0 を使用 |
この条件を満たすにはMacの場合はMacBook ProとiMacしかないのでこの2つのモデルを中心にお伝えします。
MacBook Pro
MacBook Proの場合はディスプレイが13インチと15インチの2つから選ぶことができます。
ただFusion Studioの推奨スペックを見ると専用GPUが記載されているので必然的に選択肢としては15インチのみになります。
なぜなら13インチMacBook Proには専用GPUがないから。最近のOSアップデートで外付けGPUがサポートされるようになりましたが外付けで付ける方が費用がかなりかかってしまいます。
そのため初めから専用GPUが搭載されている15インチを選ぶのがおすすめ。さらにビデオRAMも推奨スペックは4GBとなっているので15インチの中でも上位のモデルを選びましょう。
これで選ぶとAppleのオンラインストアで約30万、整備済みモデルでは約25万程度で購入することができます。Amazonでも2016年モデルになりますが同じくらいの値段ですね。
値段的にはかなり高いモデルにはなりますが、これだけの性能があればFusion Studioのみならずその他の動画編集も快適に行えることでしょう。
iMac
iMacに関しては据え置き型なのでMacBook Proをカスタマイズするよりは性能に対しての値段は少し安くなります。
ディスプレイサイズは21.5と27インチの2種類があるので好みで良いですが、27インチであれば作業がより快適になるのでおすすめ。
21.5インチモデルで推奨スペックにすると約24万円で27インチモデルであれば約31万円となりますが、iMacの大画面ディスプレイに加えてCPUは最高レベルなので快適に動作することでしょう。
Amazonでは全てCPUがCore i5になっているので完全な推奨スペックには至っていません。なので購入するならAppleストアがおすすめです。
外付けSSD
MacでHDDの容量を増やすと値段が高くなるのでできれば増やしたくないという人が多いのではないでしょうか?
特にSSDともなると動作が速くなる代わりに値段も張ってくるので悩ましいところ。
そこで考えるのが外付けSSDという方法。これであれば外付けSSDを増やすことで擬似的に容量無限に使うことができるようになります。
ただローカルのSSDを使うときと比べて外付けを利用するとどうしても転送によって作業に時間がかかってしまいます。そのため出来る限りこの転送速度が速い規格を利用することが大切。
Macで考えるとThunderboltやFireWire、USB 3.0ですね。この規格を採用している外付けHDDを利用することでFusion Studioでの作業速度も変わってきます。
具体的なものとしてはこちらになります。
これからもThunderbolt対応のSSDは増えていくことが予想されますし、何よりSSDの値段も下がっていく可能性もあるので今後を期待しましょう。
Fusion Studioに最適なMacを選んで快適に作業をしよう
GoPro Fusionで撮影した映像を楽しむためにはFusioStudioが欠かせません。
そのためFusion Studioでの作業が快適になるように推奨スペックでのMacを使う選択肢はとても大切。
実際に最低限スペックのMacでFusion Studioを利用している僕としては快適に利用するための新しいMacの購入を検討しています。
それぐらい書き出しに時間がかかってしまう今の現状にストレスを感じているのです。
皆さんも僕と同じような失敗をしないようFusion StudioのMac選びはしっかりと吟味してくださいね!