どうもGoPro大好きナシタカ(@ehicalog)です。
この記事ではGoProでの撮影テクニックについてまとめてみました。
僕はGoProを使って家族の思い出を残すのが大好きで旅行には必ず持って行って撮影しますが、あとから動画を編集して1本のムービーに仕上げるのが楽しくて毎回取り組んでいます。
ただGoProで撮影した動画を編集していて、ふと気づいたことがあります。
それは「撮影した素材で動画のクオリティはだいたい決まる」こと。
逆に言えばいろいろと意識しながら撮影することで、あとから動画を編集する時がやりやすくなるんですよね。
ぜひこの記事でGoProでの撮影テクニックを学んでください。
GoProでの撮影テクニック:意識編
まずは具体的な撮影テクニックの前に、撮影のときに意識してほしいことについてまとめてみました。
テーマを意識せよ!
撮影する前に大事なのが、どんな動画を作りたいかという「テーマ」を考えること。
ここが決まっていないとどんな動画を撮れば良いのか分かりにくいので、後になって「この素材がない…」ってことになりかねません。
逆に言えばテーマがはっきりしていれば「こういう動画を作りたいから、こうした素材が必要だな!」と、どういう動画を撮れば良いのかが見えてくるわけですね。
自分が動画編集を通じて何を全面に出したいのかを意識しておくと、アイデアが浮かびやすくなって撮影がスムーズになります。
高画質で撮影せよ!
当たり前ですが、動画の解像度は高いほうが映像はキレイになります。
目的に合わせて、可能な限りの高解像度での撮影を心がけましょう。
単純に美しい映像はそれだけで動画のクオリティを格段に上げてくれます。
さらにはあとから編集する場合でも高解像度であればあるほど、編集の自由度が高くなるのも大きなポイント。
例えばフルHDサイズの動画で映像をズームさせたい場合は、フルHDサイズの素材では解像度が足りません。
しかし2.7Kや4Kの素材であれば、ズームをしてもキレイな解像度で映し出すことが可能。
ズームについては▼GoProでズーム撮影をする方法とおすすめの編集方法について紹介します!の記事で詳しく紹介しているので合わせて読んでみてください。
そのため目的に合わせて、できるだけ高い解像度で撮影することが大切になるのです。
ただ解像度に関してはこれから紹介するフレームレートが大きく関わり、目的によっては解像度の制限が出てきます。
そうした制限の中での最高画質で撮影することが大切です。
フレームレートは高い方が良い!
フレームレートは撮影の時の設定がもても重要。
特に後からの編集で低フレームレートのものを高フレームレートに変えるのは絶対にやめましょう。
理由は、コマが足りずに動きがカクカクになるから。
なので撮影時になるべく高フレームレートで撮影しておくと、後からの編集での自由度が格段に上がります。
特にスローモーションを入れたいなら、この高フレームレートでの撮影は必須です。
また目的に合わせて解像度を犠牲にしてでも高フレームレートで撮影しておくと、スローモーションでの楽しみを広げることもできます。
例えばちょっとしたスローなら60fpsで足りることもありますが、ガッツリとスローモーションにしたいとなると、240fpsが必要になります。
そうするとGoPro HERO5 BLACKの場合は、解像度が720に設定することになるので解像度が落ちるのです。
HERO6では240fpsなら1080pで撮影することができるのですが、モデルによってここの対応がかなり変わるので注意が必要。
また何気ない映像でもスローすることで印象が変わったり、様々な表現が可能になるので、後からアイデアを膨らませることもできます。
いろんなアングルから撮影せよ!
動画編集で面白くするコツは、様々な視点から映像を見せること。
単一視点だけではどうしても単純な映像となってしまって、臨場感のある感じを演出することが難しい。
そこでいろいろな視点からの映像を取り入れるとアクセントになって、より映像のクオリティを上げることができるのです。
GoProを使って映像を編集している方を見ていると、この様々な視点からの映像の取り入れ方がうまいなといつも思います。
そのため撮影時には様々な視点からの映像を撮影しておくと、臨場感を感じながら映像を楽しめるので、それだけで凝った作りの映像に見せることができますよ。
もし余裕があれば2台運用することもおすすめです。
僕の場合はHERO6とHERO5 Sessionを使い分けて撮影しますが、それぞれでの活用で様々なアングルからの映像が撮影できて動画編集がかなり捗ります。
詳しくは▼GoProの使い分けの記事を読んでみてください。
マウントをフル活用せよ!
上で書いたように様々なアングルで撮影することが大切なのですが、そのためにはGoProのマウントをフル活用することが重要。
なぜかというとマウントをフル活用することで、手持ちでは絶対に撮影できないアングルでの撮影が可能になります。
一番の例で言えばドローンでの空撮で、空からの撮影は雄大な景色やスケールの大きさを伝えるのにとても効果的です。
しかしこうした空撮は、ドローンを利用しなければ思い通りに撮影することは不可能。
また自転車での撮影でもただハンドルにつけて前方の景色を撮影するだけでなく、マウントを使ってタイヤ近くにGoProを取り付けることもできます。
するとタイヤと地面をローアングルから撮影することができて、普段では味わえない視点からの臨場感を演出することもできる。
このように自分の取りたい映像に合わせて必要なマウントや機材をフル活用することが、動画編集ではめちゃくちゃ大事です。
そこを意識して撮影しておくと素材として利用できる幅がかなり広がりますよ。
マウントについてはこちらにまとめているので、ぜひ読んでみてください!
GoProでの撮影テクニック:実践編
では実際に撮影テクニックについてみていきましょう。
登山中の撮影:タイムラプスフォト
Photo of the Day
ハイキング中の景色をとらえる為に立ち止まる必要はない。✋
タイムラプスフォトモードで撮影し、後からベストフォトを選択した Alberto Rossetto の作品。 pic.twitter.com/DIoktAqxqi— GoPro Japan (@GoProJP) January 19, 2019
これは登山中に撮影したものですが、撮影方法はタイムラプスフォトを使っています。
わざわざ立ち止まって撮影する必要はなく、マウントしながらタイムラプスフォトで撮影しておき、あとからベストショットを選べば良いということですね。
写真撮影に追われずに登山を楽しむことができるので、もっと気軽に写真撮影をしたい人におすすめ。
しかも自分の意識したタイミングとは別に、GoProが自動で撮影してくれるので、思わぬ瞬間を捉えていることもあります。
そういった意味でも楽しめる、おもしろい撮影テクニックですね。
追い撮り:ハイパースムース&スローモーション
https://twitter.com/GoProJP/status/1089426050772336641
スノボで滑るところをすぐ近くから撮影したもの。
しかも高フレームレートで撮影しておいて、あとからスローにすることでダイナミックな動きがわかりやすく伝わります。
HERO7 Blackの手ぶれ補正機能の凄さも相まって、とても安定した映像になっているのが素晴らしいですね。
追いかけて滑りながら撮影できるのも、GoProのタフさとコンパクトさがあればこそです。
アクションフォト:連写モードorタイムラプスフォト
https://twitter.com/GoProJP/status/1091631291425005568
アクションフォトを撮るさいの設定について、連写モードとタイムラプスフォトをおすすめしています。
連写モードでは30枚/3秒設定、タイムラプスフォトは0.5秒間隔で撮影することで、素早い動きの中でも1つ1つの動きを確実に撮影してくれます。
これはGoProのシャッタースピードの速さのおかげで、これなら撮影したアクションの中からベストショットを選び出すことができます。
スローシャッター撮影:NDフィルター
https://twitter.com/GoProJP/status/1092346992964104193
GoProはシャッタースピードの調整ができますが、ただ遅くすると光が入りすぎて真っ白な写真になってしまいます。
そこでNDフィルターを活用することで光を抑えられるので、スローシャッターでの撮影ができるのです。
これを活用するとこの写真のように、水の流れが滑らかに繋がったような写真が撮れるのでおすすめ。
雷を撮影:ナイトラプス
https://twitter.com/GoProJP/status/1094518122080542720
これは嵐を追いかけて撮影したことで、雷を捉えた写真。
ナイトラプスならシャッタースピードを遅くしつつ、指定の間隔で撮影ができるので、いつ落ちるかわからない雷もしっかりと捉えることができます。
自然現象の撮影にもGoProがこれだけ活躍するのはスゴいですよね。
ナイトラプスは活用次第で様々な写真が撮れますが、これはとても良い例ですね。
雪山で360°撮影:GoPro Fusion
雪山でこれ最高に楽しいwww @goprojp 速かったなーww 360度カメラ #GoProFusion で撮影 Video by @abekislevitz pic.twitter.com/bUuewBFmzr
— Taiyo Masuda (@taiyo_masuda) February 10, 2019
これとても楽しそうですし、映像もおもしろいですよね。
GoPro Fusionでの撮影ですが、ドローンにつけて撮影しているような感じがします。
360°を活かした全方向の撮影で、被写体を逃がすことなくさらにおもしろいアングルで撮影していて最高。
僕もFusionでこんな映像を撮ってみたいなと思います。
ライトペインティング:ナイトラプス
https://twitter.com/GoProJP/status/1095968445194223616
ナイトラプスを活用した1枚。
シャッタースピードを調整して遅くすることで、光が残像になって軌跡として残ります。
それをハートに見せて撮影するなんて、とてもオシャレですよね。
このライトペインティングはスマホの光でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
オーロラ撮影:夜間撮影
https://twitter.com/GoProJP/status/1097420765622927366
オーロラ撮影で夜間の場合は、気温の低い夜での撮影になるので、バッテリーの消費が早まります。
そのため長時間差使いできるよつに、予備バッテリーやモバイルバッテリーを用意するのがおすすめ。
オーロラだけではく、寒い夜に撮影をするなら、バッテリー周りのアイテムは忘れないようにしましょ!
背景から決める:セルフィー撮影
https://twitter.com/GoProJP/status/1098143752718307329
セルフィー撮影のテクニックとして、先に背景を決めることについて紹介してくれています。
この写真だと木の枝と背景の空の位置を決めてから、自分たちがどのように収まるかを決めているそうです。
確かにこのほうが狙い通りの写真が撮影できるので、撮影がスムーズにできそうですね。
風景が素晴らしい場所で撮影するときには、背景から決めて撮影するこのテクニックを使ってみたいと思います。
画角4:3で撮影
#GoProファミリー So Ueyama の #GoProSnow はアクション満載!#GoProFusion + #GoProHERO7 Blackで撮影。
ここで #GoProテク : 画角4:3で撮影すれば、縦の情報量が多いので編集時にInstagram/SNS向きの4:5画角にしやすい!#GoPro #GoProJP #GoProのある生活 #Action #Family #SUP #旅 #スノボー pic.twitter.com/igcE1KV6ci— GoPro Japan (@GoProJP) March 6, 2019
動画も素晴らしいのですが、画角4:3の使い方についても紹介されています。
縦の情報量が多いので、InstagramなどのSNSでの4:5画角に変えやすいとのこと。
これはSNSをよく使う方には、おすすめのテクニックですね。
僕は16:9で撮影することがほとんどなので、4:3の画角で撮影してみようと思います。
GoProでの撮影テクニック:まとめ
ここまで撮影に意識して欲しいことと、実際の撮影テクニックについてまとめてきました。
こうやって「どんなアングルから撮影するか?」や「どうやったらこのアングルで撮れるか?」を考えるのがとても楽しいんですよね。
とりあえず撮ってみようと思って試しにやってみたら、想像以上に良い感じの動画が撮れていたりとかすると、最高に嬉しくなります。
GoProであれば豊富なマウントのおかげで、様々なアングルからの動画が簡単に撮影できます。
だからこそGoProって楽しいんですよね。アイデア次第で本当におもしろい動画が撮影できるので。
動画編集のために最高の素材の撮影に全力を尽くしましょう!