どうも、動画編集大好きナシタカ(@ehicalog)です。
GoProで撮影した動画をパソコンで編集するときは、スペックがとても重要です。
まずは動画編集に必要なスペックを備えたものを選ぶのが大切ですが、使い心地に関しては実際に使ってみないとわかりません。
そこで僕が実際にGoProの動画編集をしてみて、パソコンの使いやすさがどんなものかを検証していきます。
この記事ではASUSのFX505DT-R5G1650MSをお借りして、実際に使ってみた様子をレビューしています。

控えめながらも頑丈さをアピールした外観で、黒のボディが男性にピッタリ。
何よりも9万円を切る価格が魅力的で、フルHDの動画なら快適に編集ができる性能が魅力のゲーミングノートPCとなっています。
- 動画編集をこれから始めたいけど、できるだけ安く性能が良いものを買いたい
- 4K動画の編集はしないから、フルHDの動画が編集できれば十分
こういった方にはかなりおすすめのパソコンになっていて、GoProのフルHD動画を編集するのに使いやすい性能です。
GoProの動画編集用パソコンを探している方は、ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。
気になるところへ読み飛ばす
ASUS「FX505DT-R5G1650MS」のスペック
この記事でレビューしていく、ASUS FX505DTのスペックはこのようになっています。
モデル名 | OS | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 液晶 | 端子 | バッテリー | 大きさ | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FX505DT-R5G1650MS![]() | Windows 10 Home 64bit | AMD Ryzen 5 3550H モバイルプロセッサー(2.1GHz) | GeForce GTX 1650 (4GB) | 8GB | 512GB(SSD) | 15.6インチフルHDノングレア (1920 x 1080) | USB2.0 x 1 USB3.0 x 2 USB-C x 1 HDMI x 1 | 4.3時間 | 360 × 262 × 26.7mm | 2.25kg |
ノートパソコンの選び方の基準で見てみると、このようになっています。
モデル名 | CPU | GPU (グラフィックボード) | メモリ容量 | ストレージ | 液晶 |
---|---|---|---|---|---|
FX505DT-R5G1650MS![]() | △ AMD Ryzen 5 3550H モバイルプロセッサー(2.1GHz) | ○ GeForce GTX 1650(4GB) | △ 8GB | ○ 512GB(SSD) | ○ 15.6インチフルHDノングレア (1920 x 1080) |
動画編集パソコンとして基本的なスペックを備えていますが、気になるのがCPUとメモリです。
CPUはAMD Ryzen 5 3550H

CPUは『AMD Ryzen 5 3550H モバイルプロセッサー』となっており、よく耳にするIntelのCore i5などとは違います。
AMDという名前を聞いたことがない人も多いので不安になるかもしれませんが、AMDのCPUの性能は進化していて今ではIntelとほとんど変わらない性能となっています。
なのにIntelと比べてAMDは価格が安いことが多く、コスパの良さでも人気が出ているものとなっています。
これだけあれば、GoProでの動画編集が快適にできるなと安心して使うことができます。
メモリは8GBで不安が残る
メモリは8GBとなっていて、動画編集をする上では最低限のスペックとなっているのが気になるところ。
動画編集での理想としては16GBは欲しいところなので、その半分のメモリで動画編集の作業効率がどのように影響するのかは気になるところです。
特に動画編集ソフトのPremiereは重たいとよく言われるので、このメモリで負荷に耐えられるのかがポイントですね。
外観
ASUS FX505DTは、黒のボディで放射状のデザインが特徴的です。

TUF Gaming(タフゲーミング)というブランドの通り、あらゆるテストに耐える頑丈さを備えていて、落下などの衝撃にも耐えられるので持ち運びも安心してできるようになっています。

この頑丈さならどこにでも持ち運ぶことができるので、いつでも安心して動画編集が行えます。

サイズ・重さ
サイズは折り畳み時で約360 × 262 × 26.7mmmmと、14型のノートパソコンと同等のサイズ感になっています。

重さは約2.6kgと頑丈な作りの割には軽量化されていて、男性なら片手でも余裕がある重さなので持ち運びはまだしやすいですね。
重さは持ち運びでの安心とのトレードオフになっているので、とにかく安全に持ち運べる方が良い人にはピッタリですね。
ディスプレイ・スピーカー
ディスプレイは15.6型フルHD(1920 × 1080)のノングレア液晶で、視野角が広く反射しにくいのが特徴です。

視野角は170°となっていて、ほぼ横からみてもディスプレイが見やすくなっています。

またディスプレイ周りのベゼルが6.5mmと狭く作られていることで、画面が大型化されています。

これだけ細いと実際に使っていても画面が大きく感じるので、ベゼルが細いのはかなり大切な要素ですね。

こちらがPremiereを開いたときの実際の画面です。

大きい画面のおかげで各スペースが見やすく、作業としては十分快適にできるのが気に入りました。
動画編集では画面の大きさが重要なので、15.6型のディスプレイを搭載してくれたのは作業効率を考えてもありがたいです。
裏面はこのような感じ。

スピーカは普通なので、音質に関しては期待しないようにしましょう。動画編集での確認としては十分です。
キーボード・タッチパッド
キーボードはゲーミングパソコンに特化した作りとなっていて、特徴のある配置になっています。

- キーストローク:約1.7mm
- キーピッチ:約19mm
ゲームでよく使うWASDキーが透明になっており、目で確認しやすくなっています。

タッチパッドも大きくて使いやすく、操作しやすいのが良いですね。

方向キーが独立しているので、他のキーとの区別がついて押しやすくなっています。

またスペースバーも幅が広くなっているので、動画編集でのプレビューの時に押しやすくて使いやすいですね。

実際に手を置いてみるとこんな感じです。

ゲーミングパソコンだけあってキーボードに特徴がありますが、それが動画編集作業使いやすさにも繋がっています。
端子
ASUS-FX505DTの端子構成は、このようになっています。
- USB2.0 x 1
- USB3.0 x 2
- HDMI x 1
ボディ左側にすべてまとまっているので、端子がどっちにあったか迷うことはありません。

高速なUSBを2つ備えているので、GoProからのデータ転送もスムーズに行えるのは良いですね。

ASUS「FX505DT-R5G1650MS」で動画編集

ここからはASUS FX505DTで、GoProで撮影した映像を実際に動画編集してみた様子についてレビューしていきます。
僕が動画編集機能で大事にしているのが、プレビューがちゃんと動くかどうかです。
動画編集をしている中では、カット作業後の全体の流れやエフェクト、トランジションがどのようになっているか、その場で確認しながら作業するのがかなり重要。
しかしスペックの低いパソコンでは、プレビューがカクカクしてリアルタイムで確認できないため、『実際に書き出してみないとわからない』という事態になってしまいます。
なので動画編集マシンでは、リアルタイムでのプレビューがちゃんと動作するかどうかが大切。
特に僕はGoProで撮影することがほとんどなので、GoProで撮影した映像がちゃんとプレビューできるかを重点的にチェックしていきます。
まず結果だけまとめたのがこちらになります。
4K60fps | |
---|---|
4K60fps (エフェクトあり) | |
1080p240fps | |
1080p240fps (スローモーション) | |
After Effects | |
総合評価 |
GoProで撮影した4Kp60fps動画を編集
GoProの最高画質である、4K60fpsの動画を編集してみたのがこちらです。
画質を1/4と1/2、フル画質の3つでそれぞれに変えながらプレビューしてみましたが、最低レベルの1/4でもプレビューがもたついてしまいました。
最初の数秒は滑らかに動くのですが、パソコンのファンが回り出すと同時にプレビューがカクカクしてくるので、かなりの負担がかかっているのがわかります。
フル画質では一旦ファンが止まるのを待ってから再生してみましたが、やはり最初の数秒を経過するとカクカクしてしまい、プレビュー確認は厳しいのがわかります。
さらにズームトランジションと調整レイヤーでのカラー補正をかけてみたのがこちら。
こちらも各画質でプレビューしましたが、どの画質でもカクカクしてしまい、かなりのコマ落ちが発生しています。
ズームでのトランジションが完全に飛んでしまい、エフェクトがどのようにかかっているかの確認ができないのは痛いですね。
4K映像の編集は負担が大きく、ASUS FX505DTでは編集での確認が難しいのがよくわかりました。
GoProで撮影した1080p240fps動画をスロー編集
1080p240fpsの高フレームレート素材をプレビューしたのがこちら。
フルHD画質でもフレームレートがGoProで最大の240fpsなので、ファイルサイズも大きく負担がかかります。
1/4と1/2、フル画質の3つでカクカクしてしまい、プレビューがスムーズにできていません。
このことからASUS FX505DTにとっては、高フレームレート素材も負担が大きいのがわかります。
ただ高フレームレート素材はそのまま撮影するよりも、スローモーション編集で使うのが通常です。
なので8倍(12.5%)スローモーション編集をして、プレビューしたのがこちらになります。
途中からスローになるように編集していますが、スロー部分では1080p30fpsになるので滑らかにプレビューできています。
試しにフル画質でスロー部分だけ再生してみると、プレビューも滑らかに動作しているのがよくわかります。
30fpsの動画であれば滑らかにプレビューできるので、高フレームレートでもfpsを落とせば動画編集がスムーズになりますよ。
After Effectsで素材作成
最後に動作が重たいことで有名な、『After Effects』の映像素材をプレビューしてみました。
プレビューに利用している映像素材については、僕が受講しているMovie Hacksで作成したオープニング動画を再生しています。
実際にプレビューしたのがこちらです。
デスクトップパソコンですらプレビューがもたつくことがある素材ですが、一切もたつくことなく再生できているのはすごいです。
4K60fpsや1080p240fpsでカクカクしていたので正直心配でしたが、もたつくことなくプレビューできたことには正直驚いています。
音楽も普通に再生できて編集しながらチェックしていけるので、After Effectsは快適に使えていることが実感できました。
ちなみに途中で紹介したMovie Hacksは、PremiereとAfter Effectsの使い方が効率良く学べるおすすめの教材ですよ。


ASUS FX505DTレビューまとめ
デザイン | |
---|---|
動画編集のしやすさ | |
価格 | |
総合評価 |
ここまでASUS FX505DTレビューとして、その外観や実際に動画編集をしてみた様子についてまとめてみました。
9万円を切る価格は魅力ではありますが、GoProの4K60fpsや1080p240fpsなどの重たい素材は、プレビューがかなり厳しいのがわかりました。
これだけカクカクしてしまうと確認しながらの編集は難しく、動画編集効率はかなり下がってしまいます。
しかしスローモーション編集した1080p30fpsであれば、カクカクすることなくプレビューできているので、動画編集が快適にできます。
またAfter Effectsのプレビューはデスクトップパソコンでも重たくなることがある中で、今回のチェックではそういったことが一切なかったので、これなら映像素材の作成にもちゃんと使えるので安心です。
これが9万円ほどで手に入るのであれば、1080p30fpsでしか撮影しない方にはコスパはかなり良いなと感じました。
ただ4K動画の編集はかなり厳しいので、「今後4K動画を撮影して編集したい!」という人にはおすすめできません。
その可能性が少しでもあるなら、4K編集に対応したこちらのパソコンがおすすめ。


どうも、ナシタカ(@ehicalog)でした。

もう一度スペック表を置いておきますので、振り返りにどうぞ。
モデル名 | OS | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 液晶 | 端子 | バッテリー | 大きさ | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FX505DT-R5G1650MS![]() | Windows 10 Home 64bit | AMD Ryzen 5 3550H モバイルプロセッサー(2.1GHz) | GeForce GTX 1650 (4GB) | 8GB | 512GB(SSD) | 15.6インチフルHDノングレア (1920 x 1080) | USB2.0 x 1 USB3.0 x 2 USB-C x 1 HDMI x 1 | 4.3時間 | 360 × 262 × 26.7mm | 2.25kg |


