どうも、動画編集大好きナシタカです。
動画編集では、パソコンのスペックがとても重要です。
なので動画編集に必要なスペックを備えたものを選ぶのが大切ですが、本当に使えるかどうかは実際に使ってみないとわかりません。
そこで僕が実際にGoProの動画編集をしてみて、パソコンの使いやすさがどんなものかを検証していきます。
この記事では、マウスコンピューターのクリエイター向けデスクトップパソコン『DAIV A5』をお借りし、実際に使ってみた様子をレビューしています。

AMD Ryzen7 3700X とGeForce GTX 1650を搭載したデスクトップパソコンで、GoPro動画を快適に編集できるスペックの高さが魅力。
それでいて本体価格が13万円と安いので、初めての動画編集用パソコンとして手が出しやすいのがポイントです。
DAIV A5でGoPro動画を実際に編集していくので、ぜひ参考にしてくださいね!
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マウスのDAIVシリーズとは?

DAIVはクリエイター向けのシリーズとなっていて、クリエイティブ作業に最適なスペックとして定評があります。
デスクトップからノートパソコンまで、さらに写真編集用や動画編集用など、目的別にモデルが用意されているのが特徴。
GoProの動画編集用パソコンを探すなら、このDAIVシリーズから探しておけば間違いありません。
マウス DAIV A5のスペック

DAIV A5はDAIVシリーズのデスクトップの中で、スタンダードモデルに位置付けられています。
モデル名 | OS | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 端子 | サイズ | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DAIV A5![]() | Windows 10 Home 64bit | AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) | GeForce GTX 1650 (4GB) | 16GB | 256GB(SSD) 1TB(HDD) | USB3.0 x 8(背面×6、前面×2) USB3.1 x 2 HDMI x 1 Display × 1 DVI-D × 1 イーサネット × 1 | 190 × 490 × 490mm | 約10.0kg |
デスクトップパソコンの選び方の基準で見てみると、どれも十分なスペックを備えています。
モデル名 | CPU | GPU (グラフィックボード) | メモリ容量 | ストレージ |
---|---|---|---|---|
DAIV A5![]() | ○ AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) | ○ GeForce GTX 1650(4GB) | ○ 16GB | ○ 256GB(SSD) 1TB(HDD) |
カスタマイズなしの基本構成のままになっていますが、注目はCPUとメモリ、GPUですね。
- CPU:AMD Ryzen7 3700X(3.6GHz)
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce GTX 1650(4GB)
CPUがAMD Ryzen7となっており、Intel製のCPUではありません。しかしだからといって性能が低いわけではなく、むしろ高いパフォーマンスを発揮してくれます。

さらにメモリは16GBと多く、GPUはGeForce GTX 1650でビデオメモリが4GBなのでここはまったく心配ありません。
また同価格帯のスタンダードモデル『DAIV-Z5』は、スペックで違いがあります。
項目 | A5 | Z5 |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen7 (3.6GHz) | Intel Core i5 (2.9GHz) |
メモリ規格 | 16GB (PC4-25600) | 16GB (PC4-19200) |
ストレージ | SSDとHDD(1TB) | SSDのみ |
ヒートシンク (冷却装置) | あり | なし |
USBポート数 | 8つ | 6つ |
USB-C | × | ○ (1つ) |
重さ | 約10.0kg | 約9.1kg |
全体的にA5の方が構成として優秀で、使いやすくなっています。

外観
DAIV A5はデスクトップパソコンで、すでに組み上げられた状態で到着します。

右側面にメッシュ部分があり、排熱しやすい構造となっています。

全体としてはブラックボディでまとめられており、落ち着いた印象を与えてくれます。
サイズ・重さ
DAIV A5のサイズは約190 × 490 × 490mmとなっており、やはり実物は大きいなという印象です。

重さは約10.0kgと重量感があり、箱から取り出すときは重みを感じます。
ただ大きさと重みがあるので、設置場所はあらかじめ決めておいたほうがいいですね。
ディスプレイ・スピーカー
DAIV A5のセット内容には、ディスプレイとスピーカーは付属していません。
なので持っていない方は、Z5と一緒に購入するか、ご自身で準備するのを忘れないようにしましょう。
一緒に購入する場合は、こちらから選ぶことができます。
ディスプレイ | 値段 |
---|---|
[ 24.1型ワイド液晶 ( IPS ) ] EIZO CS2420-Z ( ブラック / 1920×1200 / DisplayPort,HDMI,DVI) | 89,800円 |
[ 27.0型ワイド液晶 ( IPS ) ] EIZO CS2731-BK ( 2560×1440 / HDMI DisplayPort USB Type-C / Adobe RGBカバー率99% ) | 117,000円 |
[ 27.0型ワイド液晶 ( IPS ) ] EIZO CS2740-BK ( 3840×2160 / HDMI DisplayPort USB Type-C / Adobe RGBカバー率99% ) | 172,000円 |
27インチ4Kディスプレイを選ぶこともできるので、4K動画の編集をメインにしていくのであればおすすめです。
キーボード・マウス
DAIV A5ではディスプレイと同様に、キーボードとマウスは標準タイプのものが付属してきます。

使い心地は悪くなく、普通に使う分にはまったく問題ありません。
端子
DAIV A5の端子は、このようになっています。
- USB3.0 x 8(背面×6、前面×2)
- USB3.1 x 2
- HDMI x 1
- Display × 1
- DVI-D × 1
- イーサネット × 1
クリエイター向けデスクトップだけあって、拡張性が高く使いやすい構成となっています。
端子は前面と後面に分かれていて、まず前面は左からこのようになっています。

- マイク端子
- ヘッドフォン端子
- USB3.0 × 2
- LEDランプ
- 電源ボタン
後面は端子が多くなっていて、接続の中心になります。上から見ていきましょう。

- USB3.0 × 2
- PS/2端子
- DisplayPort端子
- HDMI
- USB3.0 × 2
- USB3.1 × 2
- USB3.0 × 2
- イーサネット端子
特にUSB3.1が2つ備わっているので、高速で読み書きしたいデバイスはここに繋ぎましょう。
そのすぐ下には、ディスプレイ用の端子があります。

- DVI-D端子
- HDMI
- DisplayPort端子
そして下部には電源端子とメインスイッチがあり、ここに電源ケーブルを接続します。

これだけあれば、接続に困ることはほぼないですね。
マウス DAIV A5でGoPro動画を編集
ここからは実際にDAIV A5で、動画編集をしてみた様子をお伝えしていきます。
僕が動画編集機能で大事にしているのが、プレビューがちゃんと動くかどうかです。
動画編集をしている中では、エフェクトやトランジションなどがどのようになっているか、その場で確認しながら作業するのがかなり重要。
しかしスペックの低いパソコンでは、プレビューがカクカクしてリアルタイムで確認ができないことが多く、『実際に書き出してみないとわからない』という事態になってしまいます。
なので動画編集マシンでは、リアルタイムでのプレビューがちゃんと動作するかどうかが大切。
特に僕はGoProで撮影することがほとんどなので、GoProで撮影した映像がちゃんとプレビューできるかを重点的にチェックしています。
まず結果だけまとめたのがこちらになります。
4K60fps | |
---|---|
4K60fps(エフェクトあり) | |
1080p240fps | |
1080p240fps(スローモーション) | |
After Effects | |
Fusion 360度動画 | |
総合評価 |
GoProで撮影した4Kp60fps動画を編集
実際に4K60fpsの動画を編集してみたのがこちらです。
1/4と1/2、フル画質とそれぞれでプレビューしていますが、どれも快適に動いてしっかりとプレビューできています。
さらにズームエフェクトと調整レイヤーでカラー補正をかけてプレビューしたのがこちら。
フル画質でのプレビューは滑らかに動作しています。エフェクトは処理が重たくなるのですが、問題なくプレビューが動いてくれて確認が捗りますね。
GoProで撮影した1080p240fps動画をスロー編集
240fpsの高フレームレート素材をプレビューしてみたのがこちら。
1/4と1/2、フル画質と、どれもプレビューは滑らかに動いてくれています。
高いフレームレートは負荷がかかりやすいですが、それでも問題なくプレビューできるのはさすがですね。
次にスーパースロー編集をしてみたのがこちら。
どの画質もスローモーションは滑らかに動作してくれて、問題なくプレビューできました。
これならスローモーション編集をしても、その場ですぐに映像をチェックできるので作業効率も上がりますね。
After Effectsで素材作成
最後に動作が重たいことで有名な、『After Effects』の映像素材をプレビューしてみました。
プレビューに利用している映像素材については、僕が受講しているMovie Hacksのオープニング動画を再生しています。
実際にプレビューしたのがこちら。
3回ほど繰り返しプレビューしましたが、快適にプレビューできているのがわかります。
映像素材の作成でもプレビューがしっかりと動作するのは重要で、これなら編集をリアルタイムで確認しながら微調整ができます。
ちなみに途中で紹介したMovie Hacksは、PremiereとAfter Effectsの使い方が効率良く学べるおすすめの教材ですよ。

GoPro Fusionの360°動画を編集
最後に負荷の大きい360°映像の編集を行なっていきます。まずFusion Studioで360°映像の書き出しです。
書き出すのがこちらの動画。
- 動画1
形式:ProRess
手ぶれ補正:オン
予測サイズ:11.6GB - 動画2
形式:ProRess
手ぶれ補正:オン
予測サイズ:5.8GB
この設定で360°映像を書き出したところ、7分ほどで書き出しが終わりました。
Premiereではキーフレームを使い、視点を動かしながらプレビューしてみたのがこちら。
アニメーションをつけても快適に動作しており、視点の変化のチェックがスムーズにできました。
360°映像の書き出しと編集がとてもしやすく、もたつくことなく編集できることがわかります。
マウス DAIV A5レビューまとめ
デザイン | |
---|---|
動画編集のしやすさ | |
価格 | |
総合評価 |
DAIVシリーズのエントリーモデルとして最安値のモデルですが、その実力は間違いなくおすすめできるレベルでした。
動画編集では4Kや240fpsの高フレームレート素材だけでなく、360°動画の映像も快適にプレビューできます。
それでいて価格が約13万円とかなりコスパが良いので、動画編集用デスクトップパソコンを探している方にはかなりおすすめです。
モデル名 | OS | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 端子 | サイズ | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DAIV A5![]() | Windows 10 Home 64bit | AMD Ryzen7 3700X (3.6GHz) | GeForce GTX 1650 (4GB) | 16GB | 256GB(SSD) 1TB(HDD) | USB3.0 x 8(背面×6、前面×2) USB3.1 x 2 HDMI x 1 Display × 1 DVI-D × 1 イーサネット × 1 | 190 × 490 × 490mm | 約10.0kg |
