PremiereとPhotoshopを使って動画にテロップを簡単につける方法

どうも、Adobe大好きナシタカです。

皆さんは動画の編集をされたことはあるでしょうか?

私は最近そういった作業をすることが増えていて、色々と試行錯誤をしながら取り組んでいます。

そんな動画編集の中で手間に感じるのが、テロップをつける作業。特に長めのインタビュー動画にテロップをつけるとなると細かい作業が多くなります。

ただそんな中でも、できれば動画をオシャレな感じにしたい。

そこでこの記事では、オシャレなテロップを効率よく動画に入れていく方法を紹介します。

この方法を使えば、統一されたデザインのテロップが時間をかけずに簡単に作れるようになりますよ。

目次

動画にテロップをつける作業の流れ

作業で使用するツールがこちらの4つです。

  • Premiere
  • Photoshop
  • Media Encoder
  • テキストエディター

以下の流れに沿って各ツールを使っていきます。

ではそれぞれの作業を詳しく見ていきましょう。

動画の文字起こし

ここではテキストエディターを使い、動画のセリフを文字として書き起こしていきます。僕の場合はMicrosoftのWordを使いました。

新しいファイルを作成し、最初の1行にタイトルを入れます。

ワードで文字起こし

そして2行目からテロップにしたいセリフを書き出していきますが、正確に聞き取るためにもイヤホンを使うのをおすすめします。

このときの作業のポイントがこちらの2つです。

テロップの形を意識する

この文字起こしの段階で、テロップとして入れることを意識して文章を作成することです。

映像を見ながらセリフをどのように画面に挿入するか、これを考えながら入力することが大切。画面に出したいセリフ毎に、改行を加えて書いていきます。

この作業をしておくと、後の編集作業の手間がぐっと減ります。

見やすいテロップのポイント

見やすいテロップの考え方としては、『15文字×2行×7秒以下』があります。

このルールを守ると視認性の高い文字の大きさを確保できるので、読みやすいテロップが作成できます。

文字起こしではこのルールに則って30文字で改行できるように、1画面でのセリフ量を調整します。

さらに1行目に15文字と2行目に15文字で、どのように区切るかも計算してスペースを入力しておくとさらに良いです。

ただ文章量が多くなると動画での識別が大変になるので、セリフの重要性やテロップの表示時間などを考えて調整していきましょう。

言葉の意味を正確に伝えるにはどのように書いたらいいか?テロップはどのような形で入れようか?しっかりと考えて作業をしておくことが大切です。

入力が終わったら、最後にテキストファイルとして保存します。

私のようにWordをお使いの場合は、デフォルトでテキスト形式での保存が表示されていない可能性があります。

その場合はファイルの保存形式を無しにし、手打ちでファイル名の後ろに「.txt」の拡張子をつけて保存してみてください。

テキストファイルで保存

以上で、ここでの作業は終わりになります。

Photoshopでの作業

文字起こしが終わったら、次は動画に挿入するセリフのファイルを作成していきます。

ただセリフ量が多いほど個別にファイルを作成していくと、かなりの時間がかなりかかってしまいます。

時間短縮のために、ここではPhotoshopのデータセット機能を使ったファイルの作成方法を利用していきます。

作業の流れがこちらです。

STEP
テンプレートファイルの作成

まずはテロップの基本となるテンプレートファイルを作成します。

ここで作成したデザインが全てのテロップに適用されるので、簡単にデザインを統一して作れる便利な機能です。

新規のファイルを作成しますが、映像のサイズに合わせて大きさを指定すると、後でテロップを挿入した際に任意の位置に挿入されます。

自分で位置を微調整する手間が省けるので、ぜひ映像のサイズに合わせてファイルの大きさを指定してください。

私の場合はYouTubeへのアップを考えての動画だったので1920×1080のサイズで作成しました。

次にテロップの位置を考え、テキストレイヤーを挿入して作成していきます。

ちなみにpsdファイルとして出力できるので、ドロップシャドウや光彩などのレイヤー効果をつけることも可能です。

好きなデザインでテロップを作成できますが、背景の色などを考えて見にくくならないようにだけ注意してください。

今回はこちらのファイルをテンプレートとして作成していきます。

テロップのテンプレートファイル
STEP
データセット機能

ここからフォトショップのデータセット機能を使っていきます。

まずメニューで「イメージ」を選び、「変数」→「定義」を選択します。

変数で定義を選択する

新しくウインドウが出てくるので、その中の「テキストの置き換え」にチェックを入れます。

そして「名前」の部分に先ほど作成したテキストファイルの1行目に入力した項目を入力します。

変数の定義設定画面

私の場合はChapter1だったので名前の欄に同じように入力します。入力したらOKを選択して元の画面に戻ります。

そしてまたメニューで「イメージ」を選び、「変数」→「データセット」を選択します。

先ほどはグレーアウトして選択できなかったデータセットの項目が選択できるようになっているはずです。

選択すると以下のようなウインドウが表示されます。

次に右側の「読み込み」を選択するとさらに以下のウインドウが表示されます。

データセットの設定画面

「ファイル選択」から最初に作成したテキストファイルを選択します。

エンコーディングは「UTF-8」、残りの2個の項目はチェックを入れてください。

データセットの読み込み

これで「OK」を選択すると一つ前のウインドウに戻ります。すると変数の欄に名前と値が表示されているはずです。

「プレビュー」にチェックを入れて、「データセット」の欄の右側にある矢印ボタンを押してみましょう。

データセットのプレビュー方法

以下のようにテキストファイルの項目が改行単位ごとに適用されてサンプルファイルが変わっていきます。

まずは最初のセリフ。

プレビュー画面1

次に2つ目。

データセットのプレビュー2枚目

次に3つ目。

ここでテキストの反映が問題ないかや見にくくないかをチェックして、良ければ「OK」を選択しましょう。

元の画面に戻るので、これでデータセットの作業は完璧です。

STEP
データセットからのファイル書き出し

最後にデータセットからpsdファイルへの書き出しを行っていきます。

メニューの「ファイル」→「書き出し」→「データセットからファイル」を選択します。

すると新しいウインドウが表示されファイルの保存に関する項目が出てきます。

データセットから書き出し

まず一番上の「保存オプション」で保存先のフォルダーを選択します。

次に「データセット」で書き出すファイルを選びますが、今回は一括ですべてを書き出すので「すべてのデータセット」を選択します。

次に下の「ファイルの名前」で保存するファイル名を任意のもの変更することができます。

いろいろと選択項目がありますが、私は同一ファイルを連番で保存するのをお勧めします。

データセットから書き出しの設定画面

理由は順番が入れ替わらずに番号順に並ぶことと、テロップとして挿入する際にその番号順に動画に挿入できて分かりやすくなるからです。

ですのでここでは、『データセット番号(01,02)+アンダースコア(_)+ドキュメントの名前』を選択しましょう。

最後に「OK」を選択するとファイルがすぐに書き出されます。

データセットから書き出されたファイル

保存先のファイルを確認して書き出されていることを確認しましょう。

これでPhotoshopでの作業は終わりになります。

Premiereでの作業

ではここからはPremiereを使って動画の編集とテロップの挿入、書き出しの準備をしていきます。

STEP
動画の編集

まずは新規のプロジェクトを作成し、メディアとして素材を読み込みましょう。動画ファイルとテロップの素材を選択します。

次に動画のファイルを右クリックして、「クリップに最適な新規シーケンス」を選択します。

クリップに最適な新規シーケンスの選択画面

これでタイムラインパネルに動画が入ります。動画の中でいらない部分などがあったら、あらかじめカット編集をしておきましょう。

動画のトリミング
STEP
テロップの挿入

次にテロップを動画に配置していきます。

動画を見ながら任意の位置に、ドラッグ&ドロップでテロップをタイムラインに配置していきます。

ここではテロップの表示秒数を考えて配置をしていきましょう。

見る方がちゃんとテロップを見て理解出来るか?表示が短くないか?繰り返し確認しながら調整していきます。

最初の見やすいテロップのポイントでもお伝えしましたが、見やすいテロップの表示時間は「7秒」です。

すべてのファイルを7秒間配置するのは難しいですが、重要でここだけは外せないといったテロップは必ず7秒間表示されるように調整しましょう。

これをやるだけで見やすさと理解度、与えたい印象がだいぶ変わってきます。

STEP
動画の書き出し

編集した動画を書き出すための準備をしていきましょう。

メニューから「ファイル」→「書き出し」→「メディア」を選択します。

Premiereのメディアの書き出し

すると新しくウインドウが表示され、書き出しに関する項目を設定する画面が出てきます。

ここではYouTubeに高画質でアップするための設定を基準に解説しますが、主な変更点は2つで形式とビットレートエンコーディングの項目です。

メディアへの書き出しの設定

ここはファイルの書き出し形式を選ぶところ。ここでは『H264』を選択します。

ビットレートエンコーディングは『VBR、2 パス』を選んでいますが、これを選ぶとより高画質になる代わりに書き出しに時間がかかります。

そこまで画質を求めない動画であれば、1パスで十分です。

設定はこれで完了ですので、最後に「キュー」を選択しましょう。すると自動でMedia Encoderが立ち上がります。

以上でPremiereでの作業が完了となります。

Media Encoderでの作業

自動でMedia Encoderが立ち上がり、以下の画面が表示されます。先ほどのPremiereでの設定が自動で読み込まれている状態。

ここでメニューから「ファイル」→「キューを開始」を選択します。

キューを開始の選択

これで動画の書き出しが始まるので、終わるまで待ちましょう。

このMedia Encoderでファイルを書き出す利点は、同時にPremiereを使えるところにあります。

Premiereでの書き出しもできるのですが、やってしまうと書き出している最中は他の作業ができません。

複数の動画ファイルを編集する場合はMedia Encoderで書き出すことで、書き出しながら次の動画の編集をPremiereで行うことができます。

こうすることで作業効率が何倍にも変わってくるので、ちょっとしたことですが忘れないようにしてください。

書き出しが終われば全ての作業は終了。これで思い通りのファイルが作れているはずです。

PremiereとPhotoshopを使って動画にテロップをつける方法まとめ

ここまでの作業のポイントを以下にまとめていきます。

  • 動画の文字起こしはテロップでの入れ方を意識する
  • Photoshopでデータセット機能を利用してテロップに使うファイルを一括で作成
  • Premiereで動画に合わせてテロップを挿入
  • Media Encoderで書き出しながら次の動画の作業を行う

テロップのデザインを統一して作ることは、動画の見やすさにも繋がる大切なポイントです。

途中で目立たせたい部分があれば後からPhotoshopファイルを自由に編集できますし、この記事で紹介した方法は手間もかからずオススメの方法です。

また複数の動画を編集する時は作業単位でまとめてやっていくこともポイント。

まずは全ての動画を文字起こししてから、Photoshopでの作業。それが終わってから動画の編集をしていきます。

この流れで行うことでMedia Encoderで動画を書き出している時に次の動画の編集ができるので、時間のロスがなくなります。

加えて作業を順番にやるよりも同じ作業をまとめてやってしまった方が脳への負担が減るので、作業効率を上げることにも繋がります。

ぜひ今回の流れとポイントを意識して、最高の動画を思い通りに作ってみてください!

動画編集をしっかりと学びたい方は、Movie Hacksがおすすめ。僕も受講しましたが、とてもおすすめな教材です!

▼Movie Hacksレビューはこちら

シェアしてもらえると喜びます!
目次
閉じる