どうも、動画編集ソフトにこだわりのあるナシタカです。
GoProは4Kの解像度で撮影できるだけでなく、最新のHERO9 Blackでは5Kの解像度で撮影できるなど、とてもキレイな映像が撮影できます。
ただ解像度が増えると動画の容量も増えるので、パソコンで保存するときなどは容量を消費してしまい管理が大変になるのが困るところ。
そんなときには動画圧縮をして動画の容量を減らすのがおすすめですが、圧縮すると動画のキレイさ損なわれてしまうのでは?と心配になりますよね。
実際に僕はVideoProcというソフトを使って動画圧縮をしていますが、
- 最大で75%の容量削減
- ぱっと見てキレイな映像
と、想像以上に動画のクオリティをキープしてくれていました。容量が最優先というときにはとても重宝しており、操作も簡単で使いやすいのが特徴です。
そこでこの記事ではVideoProcでGoProの動画を圧縮する方法と、実際の映像の変化についてまとめていきます。
動画圧縮の方法を探している方は、ぜひ参考にしてください。

VideoProcによるGoPro動画圧縮の実際
GoProで撮影した映像を、実際にVideoProcで圧縮してみた結果がこちらです。
ビデオ設定 | 元容量 | 低画質での圧縮 | 圧縮後の画質 |
---|---|---|---|
5K30fps | 236MB | 175MB | ◎ |
4K60fps | 197 | 49 | ◎ |
1080p240fps | 71 | 7 | × |
全体的にはしっかりと容量を削減しつつ、動画のクオリティもある程度保たれていることに驚いています。
ただ圧縮ができないものもあったので、それぞれの結果について詳しく見ていきましょう。
5K30fpsはキレイなまま
まずはHERO9から追加された5K解像度の動画。30秒ほどの動画ですが、圧縮で25%ほどデータ量が削減されました。
圧縮後は明暗差がなくなり、少しのっぺりとした印象になっていますが、それもよく見ないとわからないレベルです。データ量が減ったにも関わらず、これだけのクオリティをキープできているのは正直驚きです。
細かく見ていくと、少し解像度がぼやっとしているところがあります。拡大してみたのがこちら。
紫の部分でノイズのような感じになっているのがわかります。ただ拡大してやっとわかるくらいのレベルなので、普通に映像を見る限りはまったく気になりません。
これで25%の容量が削減できるのであれば、かなり使える機能だなと思いますね。
4K60fpsの圧縮はいい感じ
次に4K60fpsの26秒ほどの動画になりますが、こちらはなんと75%もデータ量が削減されました。
にも関わらず、圧縮の映像を見比べてもそこまでの変化は感じません。映像はそのままにデータ量だけ削減された感じです。
こちらも細かい部分を確認すると、こちらの龍の部分の描写に変化が出ています。
元映像と比べると、圧縮後は龍の描写がぼやけているのがわかります。ただこれも拡大して初めてわかるようなレベルなので、普通に映像を見る限りでは違いがまったくと言っていいほどわかりません。
容量は75%も削減されているにも関わらずこれだけキレイに残せているので、正直素晴らしいなと。4Kがデータ量と映像のキレイさのバランスが最も良かったのでおすすめです。
1080p240fpsでは粗さがかなり目立つ
続いてスーパースロー用に撮影した1080p240fpsの電車の映像を圧縮してみましたが、こちらは90%のデータ量を削減できました。
しかし映像を一目見てわかるように、かなり粗さが目立つ結果となりました。手前の道路部分や奥の建物が、ぼやっとしてしまっているのがよくわかります。
さすがに90%削除となると、これだけの粗さが出てしまうようです。ただ高画質で圧縮して見ても結果は同じで、粗さが目立つ処理に…。この結果を見ると、1080pの動画は圧縮しないほうが良さそうです。
元からのデータ量もそこまで多くないので、1080pは圧縮せずにそのまま編集や保存するのがベストですね。
縦撮りとスーパービューは圧縮できない
VideoProcでいろいろな動画の圧縮を試しましたが、どうしても縦撮りとスーパービューの映像は圧縮できませんでした…。
理由はよくわかりませんが、VideoProc内での処理がうまくいかないような感じなんですよ。圧縮で動作はするのですが、書き出された動画は容量がまったく変わっていない状態。
縦撮りとスーパービューでの撮影がメインの人にはおすすめできないので注意してください。

まとめ|動画の目的によってはVideoProcの圧縮は重宝する
実際にVideoProcを使ってGoPro動画を圧縮してみましたが、想像以上に使いやすい機能でした。
5Kの動画はもちろんキレイでしたが、特に4Kの動画を最大75%圧縮しつつも、映像はキレイさをキープしてくれていたことに驚いています。
普通あれだけ容量が削減されるなら、もっと映像が荒くなったりするのかと思っていましたが、予想が良い意味で裏切られました。拡大しないとわからないくらいの変化なので、これならいろいろな映像で使えるなとワクワクします。
ただ1080pでは映像が荒くなってしまったり、縦撮りやスーパービューの映像はうまく圧縮ができません。こちらの設定でよく撮影する人は要注意です。
ちなみにお試し版でも5分以内の動画なら圧縮できるので、まずは試しに使ってみるのがおすすめ。
もし気に入った場合は永久ライセンスが5480円で購入できるので、コスパもかなり良いですよ。

