どうも、GoPro大好きナシタカです。
GoProでは撮影シーンによって光が強すぎると動画の滑らかさがなくなり、後から見返すと「こんなはずじゃなかったのに…」とガッカリすることがあります。
そうした問題を防いでくれるのが、『NDフィルター』というアクセサリー。
これさえあればめちゃくちゃ明るいところでも、動きの滑らかな映像を撮影できる強い味方。
ただNDフィルター自体はとても馴染みが薄く、僕は使うまでどんなものなのか全くわかりませんでした。
そこでNDフィルターの効果をまとめたので、ぜひ参考にしてください!
NDフィルターとは?
NDフィルターとはカメラに入る光の量を調整できるアクセサリー。
光の量を調整すると、GoProのシャッタースピードをコントロールできるメリットがあります。
なぜGoProにNDフィルターが必要なのか?
ではなぜGoProにNDフィルターが必要なのか?それはGoProのF値が固定されているためです。
GoProの「F値」とは?
このF値は絞りのことで、デジカメや一眼レフで良く使われる言葉。Nikonのサイトで分かりやすく説明されています。
要はカメラに入る光の量を調節する機構と考えてもらえれば良いです。
このF値が小さければ小さいほど、カメラに取り込まれる光の量が多くなります。
そしてGoProの場合はこのF値の調節ができず、HERO10 BLACKはF2.5で固定されています。
では光の量が多いとどうなるのか?ここにはシャッタースピードというものが関わってきます。
「シャッタースピード」とは?
シャッタースピードもNikonのサイトがとても分かりやすいので、参考にしてください。
シャッタースピードが速くなるほど一瞬の場面を切り取ることができますが、光の量で速度を調節できます。
- 光の量が多い → シャッタースピードが速くなる
- 光の量が少ない → シャッタースピードが遅くなる
カメラに光が入りすぎると真っ白くなり、光が少なすぎると真っ黒くになる。こうならないようにシャッタースピードの速さを調整して防いでいます。
シャッタースピードによる動画の違い
シャッタースピードが速いと、滑らかさが失われてカクカクとした動きになってしまいます。
こちらの動画はNDフィルターを使ってシャッタースピードを遅くすると、どのような影響が出るのかを分かりやすく紹介してくれています。
水の動きを見るとフィルターなしは繋がりが全くなく、水の塊がボトボトと落ちている感じです。
しかしNDフィルターをつけた方は、水が繋がって自然な動きとなっています。
自転車のタイヤでもNDフィルターがある方では、滑らかに回転しているように見えます。
動きの見え方が全然違います!
シャッタースピードが速くなると前後のフレームの繋がりまでなくなり、滑らかさが失われてしまうのです。
NDフィルターでGoProに取り込む光の量を調整
つまりGoProにNDフィルターを装着すると、物理的にカメラに入る光の量を減らせるわけ。
こうして光の量を減らせるとシャッタースピードを遅くでき、上の動画のような滑らかな動画になります。
逆にいうとNDフィルターがなければ調節ができず、滑らかな動画の撮影ができないわけです。
GoProにNDフィルターが必要なシーン
では実際にNDフィルターが必要なシーンはなんでしょうか?答えは光が強いときです。
- 夏の晴れた日
- 晴れた雪原
- 長時間露光で撮影
夏の晴れた日や晴れた雪原では、日差しが強いので光の量がかなり増えます。
自然とシャッタースピードが速くなり、動きの滑らかさがなくなってしまうので要注意。
NDフィルターがないとどうしようもありません…
またこちらの川の流れが繋がっているように見える写真。これはシャッタースピードをわざと遅くして撮影しています。
これもNDフィルターがなければ、光が入りすぎて真っ白になってしまう撮影方法です。
GoProにNDフィルターを装着する方法
GoProにNDフィルターを装着するには、取り付けタイプがシンプルでおすすめです。
取り外しもカンタンなので使いやすいのがいいですね。
まとめ|NDファイルターで光の量をコントロール
NDフィルターを使えばGoProに取り込む光の量を調整でき、自分の思い通りの映像に仕上げることができます。
またシーンによってはスムーズな映像の撮影にNDフィルターが欠かせないので、用意しておくと安心のアクセサリーでもあります。
NDフィルターを活用し、さらにGoProの撮影を楽しんでください。