最近では健康意識が高まり、より深い知識を得るために勉強したい方が増えています。
そんな中で特に聞かれるのが解剖学。いわゆる筋肉などの体の構造について勉強する分野です。
この解剖学の知識があると筋トレやストレッチがより効果的になるので、ぜひ身に付けて欲しい知識の1つ。
そこで僕の勉強に役立った解剖学におすすめの書籍とアプリを紹介します。
ぜひこれを参考にしてもらい、正しい解剖学の知識を身に付けてもらえたら嬉しいです!
解剖学の勉強におすすめの書籍
まずは僕が自信を持っておすすめする解剖学の書籍について紹介していきます!
ネッター解剖学アトラス
解剖学のバイブルと言っても良いほどに世界中の人から読まれ続けている良書でイラストが丁寧で見やすいのがポイントです。
特に頭蓋骨など複数の骨で構成される部分は色分けされ、とても理解しやすい。
複雑な構造が視覚的に理解しやすいのは、解剖学を勉強する身としてはとてもありがたいです。
プロメテウス解剖学アトラス
とても美しい&リアルなイラストが特徴で、『美麗』という言葉が似合います。
解剖学はどうしても最初は気持ちが悪い印象がありますが、プロメテウス解剖学アトラスでは図が美しく絵画を見ている気分になれるのがお気に入りポイント。
それでいて構造がとても分かりやすく、運動器では筋肉の走行を別のイラストで図示してくれて理解がしやすいです。
特に二頭筋や三頭筋などの起始が複数ある筋肉の走行やその特徴がイメージしやすくなるので、スンナリと頭に入りますよ。
クリニカルマッサージ
施術をするときに一番役に立ったのが、このクリニカルマッサージ。
皮膚を透かすことで施術者の視点から筋肉をわかりやすく表示してくれるので、どこにアプローチしているのかがはっきりと理解できます。
筋肉にアプローチする意識&テクニックがしっかりと身に付き、施術に対しての意識を変えてくれる本。
これだけ施術者の視点を理解した本はありません。施術のバイブルとして必ず役に立ちますよ。
肉単
僕が学生自体にもっともお世話になった本で、今でも勉強には欠かせないマストアイテムです。
筋肉を1つずつ丁寧に解説&見やすいイラストで起始と停止をイメージできるとても素晴らしい本。
さらに勉強のお供にピッタリの携帯しやすい大きさが魅力。約B5サイズでどこにでも持ち運べる&読み返せるので復習にもピッタリです。
そして僕が愛用していた理由が、書き込むスペースが豊富にあること。
勉強になったことは全てこの肉単にまとめているので、余白スペースが今ではほとんどありません。
僕は肉単に書き込みながら各筋肉の働きを覚えたので、まさに解剖学の勉強には欠かせないほどにおすすめです。
骨単
肉単の骨バージョンで体の骨についてまとまっている良書です。
こちらも肉単と同様に書き込みスペースがかなりあるので、僕は骨にまつわることを書き込んで使っていました。
こちらも持ち運びしやすいサイズなので肉単と合わせて読みながら勉強すると理解が深まります。
脳単
肉単の神経系バージョンで、脳をはじめとした神経系についてまとまっている本。
脳は構造的に各パーツが密集していてイメージしにくいのがネック。神経系の勉強でつまづく人を僕はたくさん見てきました。
そんな時に脳単があると脳の各組織を個別に解説してくれるので、細かい形や位置関係が分かりやすいので重宝します。
こちらは肉単と骨単に比べると解説が多くなるので余白は少なめですが、それでも書き込みができるので勉強にはピッタリ。
臓単
肉単の内臓バージョンで、内蔵それぞれの構造や機能についてまとまっています。
こちらも各臓器の解説がしっかりと載っており、個々の形や働きの理解&イメージを掴むのにかなり使えます。
こちらも解説が多めで余白は少し少なめですが、書き込むことで勉強が捗りますよ。
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解剖学の勉強におすすめのアプリ
続いては僕が自信を持っておすすめする解剖学のアプリについて紹介していきます!
Pocket Anatomy
Pocket Anatomy (2018) 1.1
分類: メディカル, 教育
価格: ¥1,080 (eMedia)
Pocket Anatomyの特徴は、モデル選択の自由度にあります。
男性と女性をワンタップで切り替え&様々な方向から見られるので、あらゆる角度から構造を確認していくことができます。
特におすすめなのがレイヤー構造の切り替え機能。通常の見た目から骨だけまで一段階ずつ組織を取り除くことが可能。
そうすると浅層と深層の各組織を把握しやすいので、人体のレイヤー構造がとても理解しやすくなります。
これは書籍だとなかなか理解しづらい部分なので、アプリならではの便利さですね。
ヒューマン・アナトミー・アトラス
ヒューマン・アナトミー・アトラス2021 2021.1.64
分類: メディカル, 教育
価格: ¥3,060 (Argosy Publishing)
iPadで解剖学のアプリならこれ、というレベルに有名で使いやすいアプリです。
こちらはより細かいレベルで構造の確認ができ、特定部分だけを表示したりフェードという半透明の表示にすることができます。
例えば筋肉をフェードさせて筋肉自体の走行を見つつ、深層の筋肉との位置関係が見やすくなります。
また新たにAR機能が追加され、カメラを通して3Dで人体を確認できるのはとてもおもしろい。
多機能でとても使いやすくiPadに入れておくと、いつでも楽しく勉強できるのでとても素晴らしいです。
teamlabBody Pro
チームラボボディPro(プロ)人体の解剖 解剖学
TEAMLABBODY.inc無料posted withアプリーチ
あのチームラボが作った3D人体解剖学アプリ。医師が全面監修し、精密なデータを元に作られているのが特徴です。
勉強だけでなく実務にも活用するには有料プランが必須ですが、筋肉や神経、血管などの走行が細部まで確認でき、知識だけでなく人体のイメージを深めるのにも役立ちます。
特に僕のような鍼灸師は筋肉だけでなく、刺鍼位置によっては臓器に影響を与える可能性もあるので、筋肉の重なりや臓器との位置関係の把握はマストな知識です。
おすすめの解剖学書籍&アプリまとめ
書籍については僕は肉単シリーズはそのまま持っていますが、他のネッター解剖学アトラスやプロメテウス解剖学アトラスは電子化して持ち歩いています。
iPadでいつでも見られるのでとても便利。特に気になったときにすぐに調べて解決でき、いつでも勉強できます。
またアプリは書籍よりも操作性が優れており、あらゆる方向から3Dで見られるのが特徴。
そのため自分の勉強だけでなく、僕は施術する患者さんにアプリを見せながら説明するのに活用しています。
このように解剖学の書籍やアプリでいつでも勉強ができ、楽しみながらどんどん人体の知識が増えていきます。
ぜひ書籍とアプリを活用して解剖学の勉強を楽しんでください!