どうも、GoPro大好きナシタカです。
GoProで手ブレのない動画を撮りたい。そんなときに役立つのが『カルマグリップ』です。
子どもを手ブレなく映せるのは、もう最高以外の何ものでもありません。
またGoProへ給電でき、長時間撮影もできるアクセサリーになっています。
結論|カルマグリップがあると撮影がとても快適に
結論としてカルマグリップは、GoPro撮影が快適になる最高のアクセサリーです。
手ブレ補正だけではなく、手元のボタンで操作できる純正ならではの連携が強み。
またカルマグリップのバッテリーからGoProに給電でき、長時間の撮影ができるのもポイントです。
カルマグリップとは?
GoPro純正のジンバル(スタビライザー)で、手ブレを抑えて滑らかな映像が撮影できるアクセサリーです。
GoProで使えるジンバルはいくつか出ていますが、公式アクセサリーとしての使いやすさは折り紙付き。
カルマグリップのセット内容と外観
まずは外箱から見ていきましょう。なかなか大きめな箱に入っており、GoPro HERO6と比べるとこんな感じ。
中身は緩衝材に入れられたKarma Gripと付属品、説明書類が入っています。
カルマグリップ自体のセットはこんな感じです。
- カルマグリップ本体
- Karma マウントリング
- USB-Cケーブル
グリップをチェックすると、下部にGoProのロゴがあります。
その上にGoProやスタビライザーの動きを制御するボタンが配置されています。
ボタンの役割は以下のようになっています。
- 上部の録画ボタン→録画のオンオフ
- 右部のハイライトボタン→動画撮影中にハイライトを挿入
- 下部のチルトボタン→チルト操作
- 左部の電源ボタン→電源オンオフ
グリップを持ったときに親指で操作しやすい位置にボタンがあり、押しやすさは抜群です。
ハーネスの端子をGoPro本体に差し込むため、GoPro本体のサイドドアは外しておきます。
スタビライザーの端子に接続するように、GoPro本体をセットします。
思いのほか挿入が硬かったので壊れないかビビりつつも、確認しながら入れていきました。
そしてハーネスの部分を閉じると、これでGoPro本体のセットは完了。
この状態でグリップの電源ボタンを押すと、カルマグリップが起動してスタビライザーが動き出します。
正面から見るとこんな感じで、チルトロックのおかげでしっかりと正面がキープされています。
後ろから観ると本体のディスプレイが見えるので、どういった映像になっているかをチェックできます。
ただスタビライザーがディスプレイを隠す配置になり、見づらさは少しありますね。
カルマグリップのバッテリーはグリップ部分にインジケーターがついていて、フル充電で4つのランプが点灯します。
このときカルマグリップのバッテリーがGoProに給電している状態になるので、より長い時間の撮影ができます。
実際に撮影して気になるのが重さ。カルマグリップだけで重さが500gあり、GoPro本体と合わせると620gになります。
片手で撮影しているとけっこう疲れるので、覚悟しておきましょう。
それでも一眼レフにジンバルを組み合わせるよりはるかに扱いやすく、このくらいの重さでジンバルを使って撮影できるなら全然ありです。
カルマグリップのケースは別売り
カルマグリップは精密機械なので、持ち運びには注意しましょう。
特に電源が入っていないときのカルマグリップは、ハーネス部分がぶらぶらと動いて不安定です。
専用ケースは別売りになっているので、合わせて購入するのをおすすめします。
専用ケースだけあってカルマグリップにぴったりサイズで作られていて、安心して持ち運びができるくらいに頑丈。
少しかさばる大きさですが、カルマグリップの故障を防ぐためにも準備しておきましょう。
カルマグリップの使い方
僕はカルマグリップがジンバルデビューだったのですが、最初に分かりにくかったのが『チルト操作』。
チルト操作については大きく3つのモードがあります。
チルトロック
カルマグリップを起動すると、最初はチルトロック状態。GoProが水平をキープし、常に正面を向いています。
グリップを上や下に向けても傾かず、常に正面だけを撮影するモードです。
どれだけグリップを動かしても正面をキープしてくれるので、激しく動きながらの撮影も全く問題ありません。
僕は子どもを追いかけるために走りながら撮影することが多いですが、まったくブレること無く正面を撮影してくれます。
チルトロック解除
チルトボタンを押し続けるとロック解除となり、上下の向きを調整できます。
ボタンを押し続けながらグリップを上に向けるとカメラも上向きに、グリップを下に向けるとカメラも下向きに。
カメラを上下に向けたいときに調節し、チルトボタンを離すとその向きのままチルトロックになります。
上下方向の調節は思ったより簡単です!
もう一度チルトボタンを押せば、最初の正面を向く状態に戻ります。
フォローモード
チルトボタンをダブルクリックで設定でき、ボタンを押し続けることなくチルトロックを解除した状態。
カメラの向きを自由に変えられます!
チルトロック解除との大きな違いは、カメラが一定方向で固定されないこと。
カメラの向きを固定せずに、柔軟に撮影方向を変えたいときはフォローモードがベストです。
特に便利なのが、カメラの向きを手動で固定できること。
ロックが解除したあとにカメラの向きを手で調整でき、微妙な角度を撮影したいときに便利。
手で好きな方向に向けられます!
カルマグリップとリュックの組み合わせ
カルマグリップはリュックに取り付けて撮影すると、映像が安定するうえに楽に撮影できるのでおすすめ。
リュックへの取り付けはキャプチャープロというアクセサリーを使っています。
歩きながらでもカルマグリップのおかげで、安定した映像が撮影できるので旅行には特におすすめ。
▼カルマグリップとリュックの組み合わせについて詳しくはこちら!
カルマグリップのいい良いところ
僕が実際に使ってみてよかったのが、こちらの2つ。
純正ならではの連携
手元のボタン操作で録画の開始と停止が簡単にできます。
いちいち本体のボタンを押す必要がなく、クイックキャプチャー機能もそのまま使えます。
また手元のハイライトボタンで、簡単に動画にハイライトタグをつけられます。
さらにGoPro自体にカルマグリップから給電でき、より長い時間の撮影が可能に。
GoProの弱点をカバーしてくれます!
片手で扱える操作性
片手でボタン操作をしつつも安定した映像を撮影でき、子どもと一緒で荷物が多い中でもすぐに撮影できます。
特に走り回る子どもを撮影するときは、片手で地面スレスレにカメラを低空飛行させることも簡単。
ダイナミックな撮影ができます!
ジンバルを組み合わせて片手で撮影できる。この使いやすさは純正ならではの魅力です。
カルマグリップのイマイチなところ
カルマグリップのイマイチなところはこちらの4つです。
防水ではない
防滴なので水の中はもちろん、雨の中で使うのも止めたほうがいいです。
公式では雪でも使えると紹介されていますが、雪が降っている中だと雨とそんなに変わらないので注意が必要。
GoProが防水なので、カルマグリップもそうだったら最強なのになと思ってしまいます。
クイックキャプチャーは立ち上がりが遅い
クイックキャプチャーは立ち上がりがかなり遅いです。
電源が切れた状態で録画ボタンを押すとこのように動きます。
- Karma Gripが起動
- GoProが起動
- GoPro本体に「USB接続済み」の表示
- クイックキャプチャー開始
この挙動のため録画開始まで6,7秒ほどのタイムラグがあり、本体のクイックキャプチャーよりも時間がかかります。
そのため通常よりタイミングが遅くなり、これがけっこうなストレス。
対策としては時間がかかる分、早めに撮影タイミングを予測して動くことぐらいしかありません。
モーター音が多少入る
カルマグリップで撮影していると、映像に使用時の音が若干入ります。
普段はそこまで気になりませんが、通常と比べるとモーター駆動音が多少入るような感じ。
クリアな音質を求めるのであれば厳しいかなという印象です。
外部マイクは使えない
下部のUSB-Cポートから充電できますが、試したくなるのが『外部マイク』。
僕も実際にやってみたくて調べたんですが、結論をいうと『外部マイクは使えません』。
実際に試した方がいたのですが、認識されずにマイク入力には対応していないとのことでした。
めちゃくちゃ残念…
まとめ|GoPro最強の純正ジンバル
最初に僕がカルマグリップを購入したときの目的は、手ぶれのない映像を撮影したかっただけ。
しかし実際に使ってみるとブレのない映像だけでなく、GoProでの撮影自体がとても快適に。
グリップのボタンで電源操作まで行えるので、今までの操作の手間がほとんどなくなりました。
カルマグリップは子どもの撮影には絶対に欠かせない、おすすめのアイテムなのでぜひ試してみてください。