どうも、GoPro大好きナシタカです。
GoProで撮影した動画はスマホアプリを活用すると、簡単にデータの移動や動画編集ができます。
Wi-Fiでのワイヤレス接続もでき、GoProクラウドストレージなら動画データのやり取りがさらに簡単に。
そこで活用するスマホアプリが、「Quik(クイック)」。GoProを使うのに必須のアプリと言っても過言ではありません。
GoProスマホアプリ「Quik(クイック)」はスマホとのデータ連携&動画編集が便利
Quik(クイック)を使うと、GoPro本体の撮影データをスマホへ転送できます。
スマホに転送すれば撮影データの共有やSNSへの投稿も簡単にでき、まさに欠かせないアプリ。
また動画編集機能も大幅に強化され、好きな動画や写真を選ぶだけで自動編集してくれる機能もあります。
つまりQuikさえあれば、スマホだけで動画編集ができるわけですね。
GoProスマホアプリ「Quik(クイック)」の使い方|トップ画面
Quikを開くとトップ画面が表示されます。

ここに表示されるのが、Mural(ミューラル)と呼ばれる機能。
この機能を使用すると、写真やビデオをパーソナライズされたウォールにまとめて、GoPro で撮影したお気に入りの瞬間を甦らせることができます。GoPro は皆さんのスマートフォンから、一度入ったら抜け出せない、ブラックホールのような写真アプリをなくすことを使命としており、Mural の導入はその実現に向けた第一歩です。
GoPro アプリに「Mural」が新登場 より
操作がよりシンプルになるため、忘れられない映像を作成したり、アクションを追体験することに集中できます。コンテンツのキュレーション機能も効率化され、写真やビデオをイベントごとに素早く分類できるようになるため、すべての映像が整理され、見つけやすくなります。
お気に入りの写真を好きに表示できるスペースというわけ。自分好みに仕上げるのも楽しみの1つになりそうです。
追加は簡単で、各動画や写真で追加アイコンをタップするだけ。

右上にはお馴染みのGoProとの接続アイコン。こちらをタップすれば手持ちのGoProと接続できます。

GoProとの接続について詳しくは、▼GoProとスマホを接続する方法の記事をどうぞ。

GoProスマホアプリ「Quik(クイック)」の使い方|撮影データのやりとり
スマホへのデータ転送は簡単。トップ画面で右下の青いアイコンを選択すると、データの選択画面になります。

このようにアプリとクラウド、携帯電話の3つからデータを読み込むことができます。
- アプリ → Quikアプリの保存されているデータ
- クラウド → サブスクのクラウドデータに保存されているデータ
- 携帯電話 → スマホに保存されているデータ
保存場所の違いはありますが、大きく違うのは画面下のアイコン。データの保存場所でできることが限られています。
アプリ | クラウド | 携帯電話 |
---|---|---|
Muralへ追加 動画編集に追加 携帯電話へ保存 データの削除 | アプリへダウンロード SNSへのシェア データの削除 | Muralへ追加 動画編集に追加 |
特に気をつけたいのが、クラウドデータを直接動画編集の素材として使えないこと。アプリにダウンロードする必要があり、スマホの容量が必須になります。

32GBや64GBのスマホだと、けっこうきついです…。
最後に一番右が、Quikで編集した動画が表示されます。


過去に作成した動画を確認したり、各動画右上のアイコンをタップしてMuralに追加できます。
様々な場所から素材を集められ、スマホで撮影した動画や写真も編集できるのが魅力。
GoProスマホアプリ「Quik(クイック)」の使い方|動画編集
使いたい素材を選んで下の編集アイコンを選択すると、自動的にテンプレートに合わせて動画が作られます。
下のアイコンから順に見ていきましょう。
- タイムライン
- テンプレート
- 音楽
- 動画の長さ
- 動画の画面比率
まずいちばん左にあるのがタイムライン。ここから各素材の順番や個別の編集を行います。


次がテンプレートで、13種類の中から動画全体の演出を決めます。それぞれ選択すると、自動編集されたプレビューを見ながら選べます。


その隣がBGM。テーマごとに様々なBGMが用意され、動画編集のイメージに合わせて選びましょう。


次が動画の長さ調節。おすすめが出ていますが、選んだ音楽に合わせることもできます。


最後が動画の画面比率の選択。定番の16:9から4:3、1:1などを選べます。YouTubeからインスタまで使い分けできますね。


ここまでが動画全体の編集となり、ここからはタイムラインでの個別編集を見ていきます。動画と写真で表示項目が変わるので、分けてチェックします。
動画素材の編集
タイムラインから動画素材のより細かい編集ができます。動画を選択すると、このような編集アイコンが下部に表示されます。


- トリミング
- ハイライト
- フレーム
- フィルター
- 速度
- ボリューム
- テキスト
- 調整
トリミング
動画素材の編集で使う長さを調整できます。


自動はアプリがおすすめの部分を選ぶもの。ハイライトをつけていれば、その部分を活用して選べます。
マニュアルだとハイライト部分を選べず、動画の始まりと終わりしか選べません。
ハイライト
お気に入りのシーンを選びたい人は、ハイライトを追加しましょう。ハイライトの削除もでき、使いやすいです。


フレーム
動画の角度や反転などの設定ができます。


フィルター
動画全体にフィルター補正をかけられる、他のアプリでもお馴染みの機能。


種類が豊富にあり、イメージに合わせて選ぶと雰囲気が出ます。
速度調節
動画の再生速度を遅くしたり、一時停止を入れられます。


再生速度はこちらの7種類。
- 通常
- 1/2
- 1/4
- 1/8
- 1/12
- 1/16
- 1/20
種類はありますが、1/12以上は動画の滑らかさが失われるので要注意。240fpsの最大fpsでも、1/8までしか滑らかに再生できません。
それ以上はカクカクした動きになります。「スロー再生がなによりも優先!」の場所以外は、遅くしすぎないように注意。
ボリューム
『動画自体の音声をどうするか』の設定です。


設定 | 音声の違い |
---|---|
消音 | 動画の音声を消去 |
ミックス | 通常再生 |
ブースト | 音を増幅させ、通常の再生では聞こえない細かい音も聞こえる |
ブーストは音が増幅される感じ。僕は通常再生では気づかなかった遠くのサイレンの音が、はっきり聞こえるようになったことに驚きました。
動画の音声を大事にするならミックスかブースト、BGM優先なら音は消去など目的に合わせて設定しましょう。
テキスト
動画に文字を入れられる機能。ただフォントなどは選べません。


調整
動画素材のより細かい編集ができます。


- 自動
- 露出
- コントラスト
- 自然な彩度
- 温度
- 陰影
- ハイライト
自動のおまかせ調整もできますが、自分好みに細かく調整できて自由度は高いです。
ここまでが動画素材の編集項目になります。
写真素材の編集
ここからは写真素材の編集を見ていきます。
写真の個別編集を開くと下部に編集アイコンが表示されますが、動画に比べると数が少ないです。


- フレーム
- フィルター
- テキスト
- 期間
- 調整
フレーム
写真の回転や反転などができます。


フィルター
種類が多く、写真の印象がガラリと変わります。イメージに合わせて選びましょう。


テキスト
画面に文字を挿入する機能です。フォントは選べず、シンプルな文字を入れるのみ。


期間
写真の表示時間の調整。動画中の写真表示時間を短くしたり、長くできます。


設定は3つから選べます。
設定 | 表示時間 |
---|---|
短い | 約0.5秒間 |
標準 | 約1.5秒間 |
長い | 約6秒間 |
リズムを重視して短く変えたり、長めにしてスライドショーのように仕上げることも。目的に合わせて設定しましょう。
調整
写真素材の細かい調整ができます。項目は動画素材と変わらず。


フィルター機能もあり、活用すればオシャレに仕上げられます。
GoProスマホアプリ「Quik(クイック)」の注意点|高解像度を編集できない
スマホアプリを活用する時の注意点が、撮影時の解像度。動画再生はできますが、動画編集の素材で使えない解像度があります。


5K、4K4:3、360度メディアは使えないと表示されます。
HERO10 BLACKから5.3Kに対応しましたが、せっかくの高解像度も動画編集に使えないのは残念。
また4Kの4:3も対応しておらず、よく撮影する人は注意しましょう。
GoProスマホアプリ「Quik(クイック)」の使い方まとめ
GoProアプリがQuikに名前を変え、データのやりとりだけでなく動画編集もできる完璧なアプリに仕上がりました。
特にサブスクでクラウドにデータを保存している人には、スマホとのデータのやりとりが簡単に。
しかも気に入った素材を選ぶだけで、アプリが自動でオシャレな動画を作る神機能も搭載。動画編集をより身近に楽しめる最高のアプリです。

