2018年発売のGoPro HERO(CHDHB-501-RW)についてレビューしています。Wi-Fiや画質についてまとめつつ、HERO7 WhiteやHERO Sessionとの比較についても紹介します。
どうも、GoPro大好きナシタカです。
今回はGoProから新たに登場したHEROの機能やスペックについて調べたことをまとめてみました。
スペックを見るとHEOR6と比べて機能が色々と削ぎ落とされていて、その分価格が安くなっているまさにエントリーモデル。
僕はこのスペックを見てHERO6があるので購入には至りませんでしたが、今までGoProが高くて手が出しにくかった人や初めてGoProを使う人にはとてもおすすめなスペックと価格のバランスです!
GoPro HERO(2018)のスペック
HEROは従来あった解像度や細かい機能設定などを省いた分、価格が抑えられているエントリーモデルとなっています。
またKarmaへの対応がないので、ドローンと組み合わせたい人にもおすすめできません。
スペックがこちらになります。
モデル | ビデオ解像度 | 手ぶれ補正 | 写真 | スーパーフォト | タイムラプス | タイムワープビデオ | スローモーション | Protune | 防水性能 | GPS | バッテリー交換 | フロントディスプレイ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HERO(2018) | 1080p60fps | ○ | 1000万画素 | – | ○ | – | 最大2倍 (1080p60fps) |
– | 10m | – | ○ | ○ |
より詳しく機能について見ていきましょう。
2インチタッチディスプレイ シンプルコントロール
HEROにも背面に2インチの大画面タッチパネルがついているので、動画設定などの操作をこちらの画面から行うことができます。
撮影時も画角がこのディスプレイに映し出されるので、どのような映像になっているかがすぐに分かるのでめちゃくちゃ便利。
また画角やビデオの種類、画面の明るさなどもこちらから簡単操作で切り替えられるので、様々な映像設定がスムーズにできます。
ビデオ解像度 最高1080/60fps
HEROは1080と1440の60fpsに対応していてこれまでのBLACKシリーズと比べると解像度が限定された仕様となっています。
ただフルHDサイズでの撮影はできるので4Kまで必要は無いという方にはとてもおすすめ。
こちらに各解像度と対応FPS、対応視野角(FOV)の一覧としてまとめました。
解像度 | 対応FPS | 画角 |
---|---|---|
1440p | 60,30 | ナロー ミディアム ワイド |
1080p | 60,30 | ナロー ミディアム ワイド |
ビデオモードとしてはタイムラプスも撮影可能となっています。
静止画解像度 10MP
HEROでは静止画で10MPという高解像度での写真を撮影することが可能です。
タイムラプスフォトにも対応しているので一定間隔での写真撮影も可能になっています。
低光量下での安定撮影
HEROでは低光量性能が強くなったため暗いところでの撮影にも対応しました。
クラウドへのオートアップロード
GoProでは「PLUS」というクラウドサービスを提供しています。公式サイトでは月額600円になっていますね。
内容としてはクラウドのライブラリーに35時間のビデオと62,500枚の写真とその組合せ分のデータをアップロードすることができます。ただ両者とも元の解像度に関係なく最大1440p及び12MPで保存されるとのこと。またデータ使用量が別途かかる可能性があるとのことです。
僕は必要ないので使っていませんが、最初は30日間の無料トライアルで利用できるので気になる方は利用して見るのが良いですね。
ボイスコントロール(7ヶ国語)対応
HEROでも音声コントロールに対応していて、ボタン操作でなく声で撮影の開始や停止などのコントロールができるようになっています。
こちらがマニュアルで紹介されている操作の一覧になります。
アクションコマンド | 説明 |
---|---|
GoPro ビデオスタート | ビデオ撮影を開始する |
GoPro ハイライト | 撮影中にHiLightタグを追加する |
GoPro ビデオストップ | ビデオ撮影を停止 |
GoPro 写真 | シングル撮影 |
GoPro バースト | 連写を撮影 |
GoPro タイムラプススタート | タイムラプス(コマ撮り)の撮影を開始する |
GoPro タイムラプスストップ | タイムラプス(コマ撮り)の撮影を停止する |
GoPro 電源オフ | カメラの電源をオフにします |
モードコマンド | 説明 |
GoPro ビデオモード | カメラのモードをビデオに変更(ビデオを撮影しない) |
GoPro 写真モード | カメラのモードを写真に変更(写真の撮影なし) |
GoPro バーストモード | カメラのモードを連写に変更(連写の撮影なし) |
GoPro タイムラプスモード | カメラのモードをタイムラプス(コマ撮り)に変更(タイムラプス(コマ撮り)写真の撮影なし) |
ちなみにこのボイスコントロールの場合はHERO5 BLACKの時と同じくビデオ録画や写真の撮影のために特定のモードになっている必要はありません。
1ボタンコントロール
HEROではボタン操作がシンプルになっていて簡単に撮影などの操作ができるようになっています。
上部の赤い丸がついたシャッターボタンで簡単に録画と録画停止の操作ができます。
特に画面がオフになっている状態からシャッターボタンを押すだけですぐさま撮影を開始でき、撮影が終わると自動で電源が切れる「クイックキャプチャー」にも対応しています。
10m防水(ハウジング不要)
その名の通りHEROでもハウジングなしで10mの防水機能が付いているので、そのまま水中で利用することができます。
ちなみに純正のハウジングを装着すると60mまでの防水機能となります。サードパーティ製のハウジングでも40mまでの防水機能となっていて、純正品と比べるとコスパ抜群なのでおすすめ。
詳しくは▼GoPro HERO6/HERO5 BLACKにおすすめの「ディヤード防水ハウジングケース」はコスパ抜群のハウジングです!の記事をどうぞ!
投稿が見つかりません。ステレオ録音/風切り音低減
HEROでもステレオでの音声録音が可能になっています。
マニュアルオーディオコントロールから音声録音についての設定が可能になっていて、「ステレオのみ」と「風のみ」、「切り」から選べるようになっています。
電子式手振れ補正
HEROでは手振れ補正が備わっていて滑らかな動画を撮ることができるようになっています。。
WDR(ワイドダイナミックレンジ)
WDR(ワイドダイナミックレンジ)は写真モード限定で使える機能で画像の暗い部分と明るい部分を両方ともキレイに表現してくれる機能。例えば逆光やとても明るい&暗い場所があるシーンでの撮影でとても役立つ機能です。
これがあるだけで自動での撮影で簡単にキレイな写真が撮影できるのでとても便利です。
HEROをHERO6と比較
上にHEROのスペックをまとめていきましたが、実際にどういう点が違うのでしょうか?僕の愛用しているHERO6と比較してみました。
ビデオが最高1440pの解像度
まず大きな違いがビデオの最高解像度が1440pである点。HERO5 BLACKから4Kでの撮影ができるようになってかなり感動しましたが、今回はエントリーモデルということで撮影可能な解像度が大幅に下がりました。
ただ撮影した映像をスマホで楽しむくらいであれば1080pあれば十分ですし、その分容量も少なくなって使いやすくなるのでここは使う人によってはメリットになる部分でもあります。
静止画解像度が10MP
静止画の解像度が10MPとHERO6の12MPに比べると少し少なくなりました。ちょうど僕が持っているHERO5 Sessionと同じ静止画解像度ですが、肉眼レベルではそこまで差がわからないと思います。
GPSがない
HEROにはGPSが付いていないのでGPSを利用したゲージなどの機能を利用することはできません。ゲージとはこちらの動画の機能です。
この機能を使いたい場合はGPSが備わっているHERO6やHERO5 BLACKを選びましょう。
Protune設定がない
GoProにはProtuneと呼ばれる動画の細かい設定を行える機能があるのですが、HEROにはこのProtuneの機能がついていません。
そのためシャッタースピードやホワイトバランスなどの細かい設定をしたい方にはおすすめできません。
値段が安い
一番の違いが値段です。AmazonではHERO6が44,337円ですが、HEROは26,270円と約18,000円の差があるのでこれはかなり大きいですよね。
ただこれは機能を削っているからこそ安いのであって、せっかくのGoProを楽しめないのでは?と思っています。機能豊富なHERO6を使ったほうが絶対に楽しいですよ。
HERO(2018)をHERO7 White&Sessionと比較
それぞれを比較表にまとめたのが、こちらです。
モデル | ビデオ解像度 | 手ぶれ補正 | 写真 | スーパーフォト | タイムラプス | タイムワープビデオ | スローモーション | Protune | 防水性能 | GPS | バッテリー交換 | フロントディスプレイ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HERO(2018) | 1080p60fps | ○ | 1000万画素 | – | ○ | – | 最大2倍 (1080p60fps) |
– | 10m | – | ○ | ○ |
HERO7 White | 1080p60fps | ○ | 1000万画素 | – | ○ | – | 最大2倍 (1080p60fps) |
– | 10m | – | – | – |
HERO Session | 1080p60fps | – | 800万画素 | – | ○ | – | 最大2倍 (1080p60fps) |
– | 10m | – | – | – |
HERO7 Whiteとの違い
HERO7 Whiteとの違いがこちらになります。
- フロントディスプレイがついている
- バッテリーが交換できる
特にバッテリー交換ができるのが、大きな違いですね。予備を用意しておけば旅行でも安心して撮影できるので、長く愛用できます。
HERO7 Whiteの方が新しいんですが、機能面ではHERO(2018)が僕としてはおすすめです。
HERO Sessionとの違い
HERO Sessionとの違いがこちらになります。
- 手ブレ補正&写真性能が高い(1000万画素)
- バッテリーが交換できる
- タッチディスプレイがついている
動画性能では手ブレ補正がついており、写真は画素数が高くなっているので、画質はHERO(2018)が優れています。
またバッテリー交換ができるのに加え、タッチディスプレイで映像を確認できるのも強みです。
使い勝手を考えると、HERO(2018)の方が優れているので、買うならこちらがおすすめですね。
HEROはこんな人におすすめ
ここまでの内容をまとめてみると新しく登場したHEROはこんな人におすすめです。
- GoProを初めて使う人
- とりあえずGoProを試してみたい人
- 撮影した写真や動画をスマホで楽しみたい人
- 細かい設定が苦手な人
HEROはHERO6などと比べると、大幅に機能やスペックを削ぎ落としています。
だからこそ余計な機能がなくシンプルに使うことができるので、初めてGoProを使うという人にはおすすめ。余計な設定がないのですぐさま撮影を楽しむことができます。
スマホとの連携はしっかりとあるので撮影した写真や動画は簡単にスマホで楽しむことができますしシェアもとても簡単。余計な機能を省いた分の価格が安くなっているのでとりあえずGoProを使ってみたいと思っていた人が使いやすくなったのではと思います。
ただHERO7シリーズのWhiteと比べても使いやすさでは上回っているので、型落ちモデルだからと侮れないスペックと機能を兼ね備えているのがわかります。