どうも、GoPro大好きナシタカです。
今回はGoProでRAW写真を撮影する方法とその設定、おすすめの現像ソフトについてまとめてみました。
GoProには実はRAW写真の機能があってこれを活用すると後からの写真の編集がめちゃくちゃ楽しくなるんですよ。
しかしRAW写真を撮影するときに機能に制限が出たり、RAWを編集するには純正のソフトではダメだったりと使いづらい点が多くあるのも事実。
なので「使いたいけどよく分からないから」という理由で敬遠されてしまうことがあってこれはすごくもったいない。
そこで実際にGoProで撮影したRAW写真を現像して楽しんでいる僕が、撮影の手順やおすすめの現像ソフトについて紹介します。
ぜひこの記事でRAW撮影とその編集方法について知ってもらい、GoProでの撮影を楽しんでください!
GoProでRAW撮影ができる機種
GoProでRAW撮影ができる機種はこちらです。
- HERO12 Black
- HERO11 Black
- HERO10 Black
- HERO9 Black
- HERO8 Black
- HERO7 Black
- HERO6 Black
- HERO5 Black
HERO5以降のBlackシリーズなら、どれもRAW撮影ができます。最新モデルでなく型落ちでも良ければ、HERO10 Blackがおすすめです。
GoProでRAW写真を撮影する方法
では実際にGoProでRAW写真を撮影する方法について見ていきましょう。
設定からRAWを利用する際の注意点について順に紹介していきます。
RAWの設定
まずRAWの機能をオンにするための手順を見ていきましょう。
GoProを写真モードに変えてディスプレイを左スワイプします。するとProtuneの設定画面になるので、さらに左スワイプを2回行います。
そうすると下の画像のように、RAW機能のオンオフ画面が出てきます。
後は画面下の電源マークをタップしてオンにするだけ。これでRAW機能がオンになりました。
タイムラプスでもRAWが使えます
今回のRAW写真はノーマルの写真撮影だけでなくタイムラプスやナイトラプスでも使うことができます。
▼GoProでタイムラプス写真撮影!設定からRAW撮影など全てを紹介しますの記事で実際にタイムラプスでRAWを活用した方法について詳しく紹介しているので合わせて読んでみてください。
RAW写真撮影のおすすめ設定
実際にRAWを撮影する時には、後からの現像を考えてなるべく編集しやすい設定をしておくことが大切です。
そこで活用するのがProtuneで、カラーを『フラット』にしておくのがおすすめ。
GoProカラーは色鮮でとても良いのですが、後から現像ソフトで編集することを考えると、余計な色がついていないほうが編集しやすいんですよね。
まずはフラットの写真での編集をやってみてから、カラーでの編集を試してみる。そこから自分好みの設定を見つけていきましょう!
RAWをオンにするデメリット
GoProでのRAW設定は簡単なのですが2つほどデメリットがあります。それは使える機能に制限が出てしまうこと。
その制限が出てしまう機能がHDR(ハイダイナミックレンジ)とFOV(視野角)です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)
HDRについては▼GoProの写真撮影の記事で詳しく紹介しているので合わせて読んでみてください。
RAWをオンにすると、自動的にこのHDRがオフになるので併用することはできません。
ただRAWで撮影しておけば後からの編集でHDRで撮影するよりも、自由に白と黒のレベルをコントロールできます。
なのであまりデメリットではないのですが、HDRがオフになるとどうしても撮影時は暗かったり明るすぎる写真になってしまうことが多くなります。
後からの現像で修正できるので、気にせずに撮影するようにしましょう。
FOV(視野角)
FOVを『広角』以外に設定していると、RAWをオンにすることができません。
つまりRAWをオンにすると、「広角」のみでしか撮影が出来なくなるのです。
なので広角以外で撮影したくても出来ないので、その点だけ注意しましょう。このようにRAWをオンにするとFOVの設定は広角のみになります。
LightroomがGoProの現像ソフトにおすすめな3つの理由
以上でGoProでのRAWの設定とデメリットについて理解できたら、後は撮影をするだけ。思いのままにシャッターを切ってRAW写真を撮影していきましょう。
しかしこうして撮影したRAW写真を編集するためには、RAWに対応した編集ソフトを利用する必要があります。
ここでGoProの残念なところが1つあって、それが純正の編集ソフト「Quik for Desktop」ではRAW現像ができないこと。
そのためRAW写真を編集するためには他のソフトを使わなければいけないのがとても残念。せっかく撮影したRAWを読み込むことができずにこのままでは宝の持ち腐れとなってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、Adobeの『Lightroom』という現像ソフトです。
AdobeのLightroomは一眼レフなどで撮影する人の多くが利用している、とても素晴らしい編集ソフト。僕も実際に利用していてGoProで撮影したRAW写真を現像していますが、とても使いやすくて最高です。
その理由がこちらの3つです。
GPRファイルを直接読み込める
GoProでRAWを撮影すると、RAW写真の保存形式である『GPR』というファイルが作られます。
これはGoProオリジナルのRAW形式なのですが、現像ソフトによってはこのGPRファイルをそのまま読み込めないソフトがあるんです。
なのでそのまま読み込めない時にはファイル変換をして読み込める形式にしないといけないのですが、これを編集のたびにいちいちやってたら面倒ですよね?
しかしLightroomであればGPRファイルをそのまま読み込むことができるので、そういった手間をかける必要がありません。
撮影したRAW写真をそのまま取り込んですぐさま現像作業に入れるのは、とても快適で使いやすさが抜群です。
現像の操作がとても快適
さらにLightroomは、現像自体の作業がとても直感的にできるのでとても使いやすいのが嬉しいポイント。
僕のような初心者でも最初からあまり迷うこと無く現像することが出来たので、ある程度パソコンに慣れている方であれば簡単に使いこなせるぐらいのレベルです。
ユーザビリティが素晴らしいのはとてもありがたいですし、なんなら初心者の方は『自動補正』だけでも良いくらい。
どう編集すれば良いのか分からなかったら、『自動補正』を選べば自動で写真を良い感じに仕上げてくれるので、そこから少しずつ自分の好きなように調整していくだけでも十分楽しめます。
さらにある写真に適応した補正をそのまま他の写真に一括で適応することもできるので、同じ場所で撮影した写真を一括で編集したい!という時にとても役立ちます。
こだわっても良し、こだわらずにお任せでも良し。この自由な感じが僕は大好きで、だからこそ楽しめて使えているんだなと実感しています。
広角の補正も簡単にできる
GoProでRAW撮影をすると、FOV(視野角)が広角のみになるので魚眼レンズを使ったような写真になります。
僕はこの広角の写真が大好きなのですが、毎回RAWで撮影すると広角の写真ばかりになってしまうのがちょっと気になります。
そうした時にもLightroomには『レンズ補正』の機能があり、広角の写真を簡単に補正することができるのです。
このようにあらかじめ補正プロファイルにGoProが登録されているので、補正にチェックを入れるだけで自動で補正してくれます。
後はそのままでも良いですし、自分で少し調整を加えるのも自由。これだけで広角の写真が普通のカメラで撮影したようになるので編集が楽しくなります。
あらかじめFOV(視野角)が広角に固定されてしまうGoProにとってはとてもありがたい機能なので、今では編集に欠かせないものになっています。
まとめ|RAW撮影と現像で写真を遊び尽くす!
RAW写真を活用すると後からの編集での自由度が上がり、より思いのままに写真のイメージを仕上げることができます。
GoProでの撮影自体はもちろん楽しいのですが、後から撮影した写真を自分のイメージ通りに仕上げる作業にはまた違った楽しみがあります。
そういうときにRAW写真であれば、自分の思い通りのイメージに仕上げる作業を存分に楽しむことができます。撮影した写真が少しずつ自分の思い描く写真に近づいていくのはとても楽しくて最高。
RAW自体の設定は簡単で、さらにLightroomがあれば簡単に現像ができて写真を仕上げることができるので、本当に楽しいです。
ぜひ皆さんもGoProでRAW写真を撮影して現像を楽しんでみてください!ドハマリしてもう抜け出せなくなりますよ!