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ナシタカ
GoProブロガー
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【GoProでタイムラプス写真撮影】設定からRAW撮影、タイムラプス写真を動画にする方法まで紹介します

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タイムラプス写真で撮影した夕暮れ

どうも、GoPro大好きナシタカです。

この記事ではGoProでのタイムラプス撮影について、設定からRAWを利用した方法などの活用方法について紹介しています。

GoProには3種類のタイムラプス機能がありますが、この記事では「タイムラプス写真」について紹介していきます。

タイムラプス動画が簡単に撮影出来るGoProですが、このタイムラプス写真を使うと、さらにおもしろいタイムラプス映像が作成できるようになります。

タイムラプス写真の設定から使い方、撮影ポイント、映像制作の流れまで僕が実際に編集してみた流れを詳しくまとめていきます。

目次

タイムラプスモードには3種類ある

GoProのタイムラプスモードは3種類あります。

  1. タイムラプスビデオ
  2. タイムラプス写真
  3. ナイトラプス写真

この記事では、2番目のタイムラプス写真を紹介します。

その他については、それぞれ別記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

『タイムラプスビデオ』については▼GoProでタイムラプス撮影をする方法:仕組みや撮影設定まで紹介します!の記事で紹介しています。

ナイトラプスについては▼GoProのナイトラプスの使い方:設定から撮影方法、動画への変換まで紹介しますの記事で紹介しています。

タイムラプス写真の設定

タイムラプス写真の設定についてみていきましょう。

撮影項目は、

の4つがあります。

撮影間隔の設定

撮影間隔の選択画面

静止画撮影の間隔を設定することができます。

この数値を調整することで、後に作成するタイムラプスビデオのスピード感を調整できます。

つまり撮影間隔が長くなればなるほど静止画間の繋がりがなくなり、時間の流れが早くなるわけですね。

撮影間隔は0.5秒、1秒、2秒、5秒、10秒、30秒、60秒から選ぶことが出来ますが、撮影間隔が長くなればそれだけ撮影にかかる時間は長くなります

例えば30fpsで5秒の動画を作ろうとした場合には、撮影間隔が5秒であれば撮影時間が12分30秒になります。

しかし撮影間隔を10秒にすると、5秒の動画を作るためには25分間の撮影が必要になるのです。

ちなみに後で紹介するRAWを使うには、この間隔が5秒以上で設定する必要があるので注意しましょう。

FOV(視野角)の設定

タイムラプス写真での視野角設定

写真のFOV(視野角)は、広角または魚眼無効(リニア)から選べます。

タッチズームも使うことができるので、撮影前にズームで画角を調整することもできます。

ただ後で紹介するRAWをオンにすると、魚眼無効とタッチズームの機能を使うことができず、広角でのみ撮影することができます。

RAWをオンにした時の視野角設定

PROTUNEの設定

Protune設定画面

PROTUNE設定を行えば撮影のための細かいセッティングが可能で、項目はこのようになっています。

  • EV修正
  • ISO最小
  • ISO最大
  • WB(ホワイトバランス)
  • シャープ
  • カラー

PROTUNEについては▼GoProの動画設定を解説!Protuneをマスターせよ!の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。

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RAWの設定

RAWをオンにしたところ

タイムラプス写真を使う最大のメリットがRAWで撮影できること

このRAWをオンにすると後からの編集の自由度が上がるので、タイムラプス映像のクオリティを上げることができます。

設定からオンにすることができるので、RAW現像が出来る人にはおすすめの機能です。

RAWについて詳しくは▼GoProでRAW写真を撮影する方法とおすすめの現像ソフトについて紹介します!の記事で紹介しているので合わせて読んでみてください。

ただタイムラプスでRAWを使う場合は間隔は5秒以上に設定する必要があります

RAWを使うと最低撮影間隔が長くなって自然と撮影時間も長くなるので、こうした制限が出ることは覚えておきましょう。

タイムラプス写真の実際の撮影方法

今回は川沿いで夕暮れの空の移り変わりを撮影してみました。

撮影の実際

手すりにフレームを外した状態でGoPro HERO6を置いた、簡単な状態での撮影です。

GoProを手すりに置いているところ

こうやって撮影した時の問題点が振動による映像の揺れでした。

近くを歩くとその振動で揺れてしまい、今回のタイムラプス撮影でも映像に揺れが残っています。

なので簡単に撮影出来る代わりに、こうしたリスクがあることを身をもって体験することができましたね。

タイムラプス自体は簡単に撮影出来るのですが、クオリティを上げるためにはマウントを活用するのがおすすめです。

また撮影の対象や目的によって、適切な撮影間隔を設定することが大切。

GoProのマニュアルで紹介されているのが以下になります。

間隔
0.5秒〜2秒サーフィン、自転車、他のスポーツ
2秒往来の激しい街角
5秒〜10秒雲や屋外風景の長時間撮影
10秒〜60秒工事や芸術作品など、長時間を要する動き

これはあくまで目安なので、表現によって使い分けるのも大切です。

例えば雲の動きを細かく見せたければ撮影間隔は短い方が良いですが、風が強くて雲の動きが速い日であれば、撮影間隔を短くしたほうがタイムラプスでは適度な速度になります。

またRAWを使うようであれば撮影時間が必要なので、十分な撮影時間と安定して撮影ができる環境を準備することが大切。

こうしたポイントを踏まえて長時間撮影のためにしっかりと準備をしておきましょう。

撮影したタイムラプス写真を動画にする方法

写真からタイムラプス映像を作るためには、編集ツールが必要になります。

まずツールとしてはGoProからリリースされている純正の編集ソフト「Quik for Desktop」があります。

無料で使える上に機能も十分で、写真からタイムラプスを作ることが簡単にできます。

使い方としてはQuik for Desktopを起動して、接続したGoProからデータを読み込むだけ。

たまにGoPro内のデータを読み込めないときがあるので、僕の場合はイメージキャプチャでバックアップとして外付けHDDに移したデータを直接読み込みます。

RAWからタイムラプス動画を作る場合

Quik for Desktopは、タイムラプス写真からタイムラプス動画を作成するにはとても便利なツールです。

1つネックとしてはRAW現像ができないこと。

せっかく撮影したRAWデータがもったいないですよね。

そこで僕が活用するのがAdobe Lightroomという編集ソフトです。

僕はCreative Cloudを契約しているので、Adobeの多くの編集ソフトを使うことができます。

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Premiereを始めとした動画編集ソフトも使えておすすめで、GoProをさらに活用できるツールです。

ではRAWを活用したタイムラプス写真編集の実際の流れを見ていきましょう。

撮影したRAWデータをLightroomに読み込む

撮影したRAWデータをLightroomに読み込みます。

僕の場合はバックアップも兼ねてイメージキャプチャを利用して、外付けHDDにRAWデータをまとめてフォルダで保存しておきます。

そしてLightroomからこのフォルダを選択すれば、RAWで撮影したデータを一括で読み込めます。

Lightroomについては▼LightroomがGoProにおすすめな3つの理由!GoProでのRAW撮影がめちゃくちゃ楽しくなりました!の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

Lightroomで写真を現像する

次に読み込んだRAWの現像を行います。

思い描いた作品に向けて思いのままに編集していきましょう。

Lightroomの便利なところが、写真に適用した現像設定を他の写真にも一括で適用できるところです。

特にタイムラプス写真の場合は同じ風景を繰り返し撮影するので、一括で適用できると編集効率がものすごく上がります。

一括で適用した後で、念のためシーン別にどんな感じになっているかチェックしましょう。

例えば夕暮れを撮影したタイムラプス写真では、最後の方の写真は夕暮れに近づくにつれて、最初の写真よりも暗めになっています。

なので適用した現像設定でイメージ通りに仕上がっているかをチェックして、最後に書き出しを行います。

Lightroomで写真を書き出す

書き出しを選んで設定を選択しますが、僕は毎回jpgで書き出しています。

ここでのポイントはファイル名の設定で、こちらの2つのポイントがあります。

  • ファイル名は必ず連番にする
  • 連番の桁数を合わせる

ファイル名は必ず連番にする

ファイル名は必ず連番で設定しましょう。

そうしないとあとでPhotoshopで編集するときに、繋がりのあるファイルだと認識されなくなってしまいます。

連番の桁数を合わせる

僕が今回撮影した写真データは全部で471枚あるのですが、1から単純に振っていくと最後は3桁になってしまい、桁数が合わなくなります。

なので頭に0をつけて4桁の番号を振って、0001〜0471という番号を振るわけです。

もし途中の画像を削除して空き番号が出てしまった場合は、再度番号を振り直す必要があります。

この2点を踏まえて実際の設定をみていきましょう。

Lightroomでの書き出し

ファイル名の後ろの連番の桁数を選びます。

Lightroomのファイル名のカスタム編集

上で書いたように僕は4桁に合わせたかったので、4桁の連番を選択しました。

そして写真を書き出す場所を選択すれば、後は自動で書き出してくれます。

枚数が多いと時間がかかるので気長に待ちましょう。

Photoshopでタイムラプスを作成

こうして書き出したフォルダをQuik for Desktopで読み込みたいのですが、書き出したファイルを読み込んでもタイムラプスとして読み込んでくれませんでした。

Quik for DesktopはGoProで撮影したデータでなければ反応しないようで、Lightroomを経由した写真では上手く読み込めません。

なので僕の場合はタイムラプス動画作成に、Photoshopを活用していきます。

Photoshopを起動して新規ファイルから、タイムラプスにしたい写真データの最初の1枚を選びます。

Photoshopでのファイル選択

左下のオプションを選択すると「画像シーケンスとして読み込む」のチェックボックスがあるので、ここにチェックを入れてから読み込みます。

フォトショップでの画像シーケンスで読み込み

するとフレームレートの選択になるので目的の動画に合わせた数値を入力します。

僕は30fpsを入力しました。

フォトショップでのフレームレートの選択

これでタイムラプスアニメーションとして、Photoshopに画像が読み込まれます。

この時に「表示」からタイムラインをオンにすると、画面下部にタイムラインを表示することもできます。

Photoshopでタイムラインを表示する方法

映像として書き出すには「ファイル」→「書き出し」→「ビデオをレンダリング」を選択しましょう。

フォトショップでのビデオレンダリング

最後に映像のファイル名や書き出しサイズを設定していきます。

フォトショップでのビデオレンダリング設定

これでタイムラプス映像の完成です。

今回はRAW現像した写真を使っているのでPhotoshopで動画を作成しましたが、通常のタイムラプス写真であればパソコン版Quikで簡単に動画に変換できます。

詳しくは▼GoProのタイムラプス写真を動画にする方法の記事で紹介しています。

タイムラプス写真の実際の作例

実際に僕が撮影後に編集して仕上げたのが、こちらの映像です。

前半は川沿いから見えた夕暮れを普通に撮影した映像で、後半はRAWで撮影して後から編集した映像となっています。

普通でも十分キレイですが、このようにRAWを活用すると、さらに印象的な映像を生み出すことができるのです。

揺れがなければもっと良かったんですが、「揺れが入るとこんな感じになるよ」という見本になったので良しとしておきます。

GoProタイムラプス写真まとめ

タイムラプスを撮影するなら、タイムラプス動画が簡単で編集の手間もありません。

しかしタイムラプス写真でRAWを活用すれば、編集での自由度が上がるのでよりイメージに合わせた映像を作ることができます

僕も映像や編集のプロではないですが、RAWを使って自分なりに作ってみると満足のいく映像を作ることが出来ました。

こうしたタイムラプスやRAWを、気軽に楽しめるのがGoProの魅力だなと思います。

敷居の高そうな機能が、こんな簡単に撮影できて楽しめるのですから最高ですよね。

専門知識があるわけではない僕でも、これだけキレイなタイムラプス映像が作れるので、皆さんもぜひGoProで色々な撮影を楽しんでみてください!

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