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ナシタカ
GoProブロガー
GoPro大好きな子育てパパ。日々の撮影&動画編集で家族の思い出を残すのがライフワーク。

【GoProのFOV(視野角)】焦点距離とピントの特徴を覚えよう

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GoProの焦点距離
ナシタカ

この記事ではGoProの焦点距離について紹介しています。GoProは近距離撮影が苦手と言われていますが、実際にどのくらいの距離でピントがボケるのかを今回調べてみました。そしてその苦手な近距離撮影を可能にする方法について対策も紹介しています!

どうも、GoPro大好きナシタカです。

GoProは超広角レンズが特徴で、風景を広く捉えるのが得意なカメラです。

さらにHERO8からはデジタルレンズの機能が使いやすくなり、広角だけでなく狭角やリニアなど様々なFOV(視野角)が選べるようになっています。

そこでこの記事ではGoProのFOVについて、焦点距離からピントの特徴についてまとめています。

この記事を読めば、

  • FOVって何?どれを選べばいいの?
  • GoProの焦点距離はどれくらい?

といった疑問が解決するので、ぜひ読み進めてください。

目次

GoProのFOV(視野角)とは?

GoPro HERO8 Blackの4つの視野角

GoProの『FOV(視野角)』とは動画や写真の撮影範囲のことで、これを変えることで様々なアングルの撮影ができます。

HERO8ではこちらの4つの視野角を選ぶことができます。

それぞれが設定できる解像度とFPSの設定は、このようになっています。

解像度
FPS
SuperView 広角 リニア 狭角
4K
60
- -
4K
30,24
-
4K(4:3)
30,24
- -
2.7K
120
- - -
2.7K
60,30,24
2.7K(4:3)
60
- - -
2.7K
30,24
-
1440p(4:3)
120
- - -
1440p(4:3)
60,30,24
-
1080p
240
- - -
1080p
120,60,30,24

広角

広角はGoProの基本であり、代名詞とも呼べる視野角です。

HERO8の広角で撮影した写真

どの解像度やFPSでも設定できるので、GoProで撮影するならまず広角が第一選択になりますね。

視野角はこれを基準にして考えるとわかりやすいので、広角を基本にして他のものをみていきましょう。

SuperView(スーパービュー)

SuperView(スーパービュー)は、広角からさらに広く撮影できるGoPro独自の視野角です。

HERO8のSuperView(スーパービュー)で撮影した写真

これはGoPro本体の内部処理をして、広角での写真をさらに横と縦に広げて撮影しています。

さらに広く撮影できるので、アクティブスポーツなどの激しい動きの撮影でも見やすい映像を撮影できるのが特徴

スケールの大きさを感じさせる映像が簡単に撮影できるので、ぜひ使ってみて欲しいFOV(視野角)です。

しかしSuperView(スーパービュー)は使える解像度が限られていて、

  • 4K、30/24fps
  • 2.7K、60/30/24fps
  • 1080p、120/60/30/24fps

の設定でしか撮影ができません。

リニア

リニアはGoProの広角の歪みを補正して、普通のカメラに近い映像を撮影できます。

HERO8のリニアで撮影した写真

広角の次に様々な解像度とFPSで撮影ができるので、たまには普通のカメラに近い映像を撮影したい!という時に役立つ視野角ですね。

狭角

狭角はリニアをさらにズームして、さらに被写体を大きく撮影できる視野角です。

HERO8の狭角で撮影した写真

さらに一般的なカメラで撮影したような映像になり、GoProで撮影したとは思えない感じに仕上がるのが特徴。

こちらも使える解像度とFPSが限られていて、

  • 2.7K、60/30/24fps
  • 2.7K(4:3)、30/24fps
  • 1440p(4:3)、60/30/24fps
  • 1080p、120/60/30/24fps

の解像度で撮影することができます。

それぞれの違いと使える解像度に差があることは、ちゃんと覚えておきましょう。

解像度
FPS
SuperView 広角 リニア 狭角
4K
60
- -
4K
30,24
-
4K(4:3)
30,24
- -
2.7K
120
- - -
2.7K
60,30,24
2.7K(4:3)
60
- - -
2.7K
30,24
-
1440p(4:3)
120
- - -
1440p(4:3)
60,30,24
-
1080p
240
- - -
1080p
120,60,30,24

GoProの焦点距離は35mm換算で16mm

川沿いから撮影した夕暮れとスカイツリー

GoPro HERO8からはデジタルレンズの機能が強化されて、FOV(視野角)の選択肢が増えました。

  • SuperView(16mm)
  • 広角(16~34mm)
  • リニア(19~39mm)
  • 狭角(27mm)

このように4つから選べるようになっていて、焦点距離は35mm換算で16〜39mmとなっています。

焦点距離とは、レンズの中心点からイメージセンサー(フイルム面)までの距離のこと。この数字が小さいほど広い範囲を撮影できて、数字が大きいほど遠くのものを撮影できます。

一般的に35mmが人間の視野に近いとされているので、16mmのGoProは超広角レンズだということがわかります。

GoProのピントは近距離がボケるパンフォーカス

GoProのピントはパンフォーカスと呼ばれ、写真全体にピントを合わせてボケが出ないようになっています。

写真または映画の撮影において、被写界深度を深くする事によって、近くのものから遠くのものまでピントが合っているように見せる方法、またはその方法により撮影された写真・映画のこと。
パンフォーカス -Wikipedia-

なので撮影の時にはボケる心配がなく、気にせず撮影できるのがGoProの強み。

しかしGoProにはピント調節機能がないため、近距離で撮影すると近くのものがボケてしまいます

実際に撮影したのがこちらで、被写体のかぼちゃミッキーがボケていますよね。

HERO6のボケ始めた時の写真

横から見るとこんな感じで、この時の被写体とGoProのレンズとの距離を測ると約3cm

横からの様子

上から見るとこんな感じです。

上からの様子

この距離で被写体のボケが確認できますので、この距離を意識することがGoProの撮影を行う上でとても大切。

子どもの表情をアップで撮影するにはGoProでは難しく、近くで撮ろうとするとボケてしまうことを覚えておきましょう。

アップで撮影するならGoProではなく、一眼レフなどを使うのをおすすめします。

デジタルカメラとの違いについては、▼▼GoProとデジカメを比較の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。

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GoProの焦点距離への対策|アップで撮影する方法

以上から最短の撮影距離が分かりましたが、どうしてもアップで撮りたいこともあるでしょう。

そんな時のアップで撮るための方法について考えてみました。大きく3つの方法があります。

ズーム機能を使う

GoPro HERO6以降ではズーム機能が搭載されたので、このズーム機能でアップでの撮影をすることができます。指でスライダーを調整するだけで簡単に寄れるので便利なのがポイント。

GoProのズーム機能

しかしこのズーム機能は撮影している映像を拡大して表示しているだけなので、当然ながら画質は落ちます

さらに動画の撮影中はズームの変更が出来なくなるので、使い勝手もあまり良くありません。

ズームが使える場面が限られるなど、デメリットがあることを覚えておきましょう。

編集でズームする

後から編集ソフトを利用する人は編集段階で映像をアップにすることでも対応できますが、ただこちらも映像を単純にアップにしているだけなので画質は落ちます

例えば4Kの動画をフルHDサイズにアップすればズームはできますが、フルHDなので画質は落ちるというわけです。

しかし後から好きに編集ができるメリットがあるので、ズーム機能よりも自由度が高くて編集素材として使いやすいのが特徴です。

詳しくは▼GoProで撮影した映像をズーム編集の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

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クローズアップレンズアクセサリーを使う

GoProにはたくさんのアクセサリーがあるので、これらを活用してマクロ撮影を行うことができます。

僕が使ったのがこちらのクローズアップレンズキットのアクセサリーで、アルミフレームなどと組み合わせて使うタイプです。

これなら被写体に近付いてもしっかりとピントが合った状態で撮影ができるので、今まで撮影できなかった近距離での撮影が簡単にできるようになります。

デメリットとしてはクローズアップレンズ特有の歪みが発生すること。凹凸のあるレンズなので画角の外側がGoProの歪みと相まってさらに歪んだように写ります。

さらに光源に対しても光を反射してしまうことで予期しない写り方になってしまうので、光源が近くにある場所での撮影には注意が必要です。

詳しくは▼GoProでマクロ撮影とボケのある映像の撮影という記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。

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GoProの焦点距離とピントまとめ

GoProは超広角レンズで特徴的な写真が撮影できるのですが、逆にいえば近くの撮影が苦手です

こうした特徴を踏まえた上での撮影をするのも大事ですが、GoProはアクセサリーを活用すればいろいろな撮影が可能になるのも楽しみの1つ。

また動画編集でズームにすることもできるので、自分の映像の使い道に合わせてベストな方法を選べるのも大きなポイントです。

特にクローズアップレンズを使うと、今まで撮影できなかった近距離での撮影ができるので、まるでGoProらしくない映像が撮影できるのはとても楽しいですよ。

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