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ナシタカ
GoProブロガー
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GoPro HERO10で熱暴走を検証|撮影設定ごとの発生時間と対策もまとめました

GoProの熱暴走検証

どうも、GoPro大好きナシタカです。

この記事ではGoPro HERO10で各撮影設定ごとに、熱暴走がどのくらいで起きるかを検証しました。

結果がこちら。

撮影環境室温22℃室温12℃
5.3K60fps24分49秒35分48秒
5.3K30fps41分42秒54分22秒
4K120fps14分30秒24分32秒
4K60fps27分41秒42分14秒
4K30fps44分41秒56分38秒
2.7K240fps21分37秒29分04秒
2.7K120fps43分33秒54分02秒
2.7K60fps47分43秒61分02秒
バッテリー切れ
1080p240fps29分25秒39分54秒
1080p120fps33分52秒46分44秒
バッテリー切れ
1080p60fps58分42秒61分09秒
バッテリー切れ
1080p30fps61分52秒
バッテリー切れ
61分48秒
バッテリー切れ

室温22℃では4K120fpsの14分30秒、室温10℃でも4K120fpsの24分32秒が最短となりました。

熱暴走には温度はもちろん、fps(フレームレート)と解像度の設定も大きく関わっているのがよくわかります。

目次

GoProの熱暴走(オーバーヒート)とは?

GoProの熱暴走(オーバーヒート)は、本体とバッテリーの温度が上がり過ぎたときに自動で停止する機能のこと。

GoProの熱暴走後の起動画面

特に熱暴走直後のGoProは手で持つとかなり熱く、火傷の心配があるくらいです。

熱暴走はこちらの3つの要因で発生します。

  1. 気温
  2. 解像度
  3. fps(フレームレート)

これを理解しておかないと、上手く撮影できないこともあるので要注意です。

室温22℃で熱暴走発生までの時間を計測

検証結果は熱暴走で自動停止したGoProに記録されていた映像時間を載せています。

条件がこちら。

  • 22℃の室内で測定
  • 手ブレ補正オン
  • 撮影設定は初期のまま
  • 通常バッテリーを使用

結果がこちらです。

撮影環境室温22℃
5.3K60fps24分49秒
5.3K30fps41分42秒
4K120fps14分30秒
4K60fps27分41秒
4K30fps44分41秒
2.7K240fps21分37秒
2.7K120fps43分33秒
2.7K60fps47分43秒
1080p240fps29分25秒
1080p120fps33分52秒
1080p60fps58分42秒
1080p30fps61分52秒
バッテリー切れ

1080p30fps以外はすべて熱暴走が発生。特に4K120fpsは14分30秒で撮影が停止しました。

温度が高いと熱暴走が発生する頻度が高まり、特にfpsが高い設定だと早まっています。

暖かい日に長時間撮影するなら、解像度とfpsをできるだけ下げるのが重要です。

室温12℃で熱暴走発生までの時間を計測

窓際でGoPro撮影テスト

検証結果は熱暴走で自動停止したGoProに記録されていた映像時間を載せています。

条件がこちら。

  • 12℃の窓際で測定
  • 手ブレ補正オン
  • 撮影設定は初期のまま
  • 通常バッテリーを使用

結果がこちらです。

撮影環境室温12℃
5.3K60fps35分48秒
5.3K30fps54分22秒
4K120fps24分32秒
4K60fps42分14秒
4K30fps56分38秒
2.7K240fps29分04秒
2.7K120fps54分02秒
2.7K60fps61分02秒
バッテリー切れ
1080p240fps39分54秒
1080p120fps46分44秒
バッテリー切れ
1080p60fps61分09秒
バッテリー切れ
1080p30fps61分48秒
バッテリー切れ

22℃の場合と比べると撮影時間は伸び、熱暴走が発生しない設定も増えました

特にfpsの低い2.7Kと1080pなら、バッテリー容量限界まで撮影ができました。

気温が低いほうが熱暴走が起こりにくく、GoProでの撮影に適しているのがよくわかります。

GoPro HERO10の熱対策

熱暴走の対策はGoProの温度をいかに上げないかが重要。こちらの3つを試してみました。

エンデューロバッテリーを使う

GoProエンデューロバッテリー

エンデューロバッテリーは幅広い温度環境での撮影時間を伸ばしてくれるもの。

  1. 常温環境下での撮影可能時間が最大38%長くなる
  2. HERO10 Blackではハイパフォーマンス設定時の撮影時間が最大40%長くなる
  3. -10℃までの低温環境下でパフォーマンスが大きく向上

撮影した結果がこちら。

バッテリーの種類通常エンデューロ
4K120fps(室温22℃)14分30秒20分14秒
4K120fps(室温12℃)24分32秒25分04秒

室温12℃ではそこまで変わりませんが、22℃では5分44秒ほど熱暴走までの時間が伸びました。

HERO9以降のモデルならエンデューロバッテリーが使えるので、すぐに対策ができておすすめです。

詳しくは▼GoProの純正バッテリーの種類と比較の記事をどうぞ。

バッテリーを外して撮影

バッテリーを外し、モバイルバッテリーで給電しながら撮影してみました。

GoProにモバイルバッテリーを接続して撮影
撮影方法通常バッテリー外し
4K120fps(室温22℃)14分30秒29分16秒
4K120fps(室温12℃)24分32秒173分
バッテリー切れ

22℃で14分46秒ほど時間が伸びましたが、12℃ではモバイルバッテリー切れまで撮影ができました。

256GBのSDカードの約8割ほどまで撮影ができたので、熱暴走をさせずに長時間撮影したいときにおすすめです。

どちらも熱暴走発生までの時間が伸びたことで、バッテリーの温度上昇が要因として大きいことがわかりました。

扇風機で送風

GoProを扇風機で冷やして撮影

送風で温度を下げながら撮影し、熱暴走が抑えられるか試してみました。

撮影方法通常送風あり
4K120fps(室温22℃)14分30秒28分40秒
4K120fps(室温12℃)24分32秒26分25秒
バッテリー切れ

22℃では送風で撮影時間が倍近くになりました。熱がより逃げやすくなっているのがわかります。

12℃だと熱暴走はなくなり、バッテリー切れで撮影が終わりました。ということはGoPro本体の熱が抑えられたということ。

室内では風はありませんが、風のある屋外なら熱暴走の発生もより抑えられる可能性があります。

GoPro HERO10で熱暴走検証まとめ

GoProの熱暴走は気温の影響が大きいですが、撮影設定やバッテリーの種類を変えるなど対策もできます。

  1. 解像度とfpsを下げる
  2. エンデューロバッテリーを使う
  3. バッテリーを外してモバイルバッテリーで撮影
  4. 送風で温度を下げる

熱暴走が起きやすい4K120fpsでも撮影時間を伸ばせたので、ぜひ試してみてください。

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