
今回新たに購入したHERO5 Sessionの機能やスペックについてまとめています。また他のHERO5 BLACKやHERO6と具体的にどのような違いがあるのかについて紹介しています!
どうも、GoPro大好きナシタカです。
色々と考えて、HERO5 Sessionをついに購入してしまいました。なので今回はHERO5 Sessionのスペックや他のモデルとの違いについてまとめていきます。
これからGoProを購入しようと考えている人や、どのモデルを購入しようか迷っている人には、実際にどんな違いがあるのかイメージしづらいと思います。
僕も実際に各モデルを使ってみるまでは、公表されている機能の違いしか分からずに、具体的な違いがイメージできなくて迷ってしまいました。
しかしどのモデルもそれぞれが独自のメリットを持っているので、その特性を理解することが大切。
ぜひこの記事を読んで、GoPro HERO5 Sessionについて知ってもらえたら嬉しいです!
GoPro HERO5 Sessionのバッテリーについて
GoProを使う上で気になるのは、バッテリーの機能がどのくらいなのかというところ。僕が実際に使ってみて分かったバッテリーについての情報をまとめてみました。
バッテリー最大利用時間
まず連続撮影時間としては最大1時間くらいが目安になります。
HERO5 Sessionの場合は本体にディスプレイがないため、映像の確認にはスマホに接続する必要があります。
そのためワイヤレス接続をする機会が頻繁にあるので、その分バッテリーの消費が早まる可能性が高い。
さらに接続した後では再度素早い接続ができるようにワイヤレスはオンの状態になっているので、バッテリーの消費が早くなってしまいます。
バッテリーの節約のためには本体の操作でワイヤレス機能をオフにする必要があるので、この点は他のモデルと比べると手間に感じてしまいますね。
このあたりはタッチディスプレイの有無での操作性の違いがハッキリ出てくる部分。
HERO6などではタッチ操作で素早くワイヤレス機能をオフにできますが、HERO5 Sessionではボタンを何度も押してメニューを操作するので煩わしさを感じてしまいます。
特にHERO5 Sessionはバッテリー内蔵型で取り出しての交換ができないために、よりバッテリーの管理がシビアになります。
ここの管理をしっかりしておかないと、「撮影したい時に電池切れで撮影できなかった」という悲しい自体にもなる可能性があるので、注意が必要です。
バッテリー充電時間
GoPro HERO5 Sessionのバッテリーの充電電圧としては、5Vの2Aが理想として推奨されていて最小が5V1Aとなっています。
またパソコンのUSBポートも利用できるとのことですが、公式マニュアルを見ると以下のように書かれています。
警告:GoPro AC充電器以外のAC充電器を使用すると、GoPro本体のバッテリーが破損したり、火災や液漏れが生じたりする恐れがあります。GoProスーパーチャージャー(別売り)以外では、次にようにマークされている充電器のみ使用してください。出力5V1A。充電器の電圧と電流が不明の場合は、付属のUSBケーブルを使用してコンピューターに接続し、本体の充電を行ってください。
HERO5 Session ユーザーマニュアル70P「バッテリーの情報」より引用
これを見ると「GoProの純正品以外なら出力5V1Aのやつ使ってね」と書かれていますが、Web上のサポートページには以下のように書かれています。
カメラに 5V 2A(理想的)または5V 1A(最小)を出力する USB AC充電器を接続します。注:充電時間は、充電器および出力によって異なります。
つまり5V2Aの充電器を使っても問題はないと書かれていますね。このあたりは使い続けないとわからないのでこれ以上はなんとも言えません。
僕自身はバッテリー充電に関して純正品以外のものを使っていますが、今のところ不具合は全く起きていません。
充電時間については公式マニュアルだと2時間になっていますが、充電の仕方で必要時間は変わります。パソコンのUSBポート利用の場合は4時間、コンセント充電器を利用した場合は2時間が目安。
僕はAnkerのUSB5ポート急速充電器を利用しましたが、体感的にはもっと早かった感じがして約1時間ちょっとぐらい。早く充電したい時はこちらを合わせて利用するとオススメです。
充電しながらの撮影について
GoPro HERO5で充電しながらの撮影が可能かどうかについてですが、まず充電しながらの撮影は可能です。
ただ正しくは撮影中は充電ではなく、「給電」になります。つまり充電中に撮影を始めると、バッテリーを減らさずに撮影ができるというわけ。
なので充電中に撮影を始めると給電状態になるのでバッテリー量自体は増えませんが、減らすことなく撮影をすることができるのです。
HERO5 Sessionの場合はBLACKやHERO6と違って、付属のマウントを装着していても端子カバーを開閉することができるので、そのまま給電しながらの撮影を行うことができるのが嬉しいポイント。
サードパーティ製のフレームを購入する必要がないのが便利です。
注意点としては、給電しながらの撮影では端子カバーを開けながらの撮影になるので、防水防塵機能はなくなります。なので雨や砂が飛んで来るような環境での撮影は、故障の原因になるので注意してください。
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GoPro HERO5 Sessionのスペック
Sessionは従来のGoProからボディも大幅に変更され、機能面もある程度備えています。
カメラステータススクリーン
今回のGoPro HERO5 Sessionには、背面にサブディスプレイである「カメラステータスクリーン」がついているので、設定の確認をここですることができます。
スマホとの連携が前提になっているために設定もスマホからやることが基本ですが、ふとしたときに今の設定がどうなっているのか確認するにはこのくらいで十分。
この大きさのボディを実現するためにも、実用的なディスプレイです。また本体のボタン操作でも、このスクリーンを確認しながら行います。
ビデオ解像度 最高4K/30fps
この手のひらよりも小さいボディで、最高画質の4K動画を撮影できることに驚きました。BLACKモデルと比べても遜色のない動画機能です。
また幅広い解像度での撮影ができるようになっていて、各解像度とフレームレートの対応はこのようになっています。
解像度 | 対応FPS | 画角 |
---|---|---|
4K | 30,25,24 | 広角 |
2.7K | 48 | 中間 |
30,25,24 | スーパービュー 広角 中間 魚眼無効 | |
2.7K(4:3) | 30,25 | 広角 |
1440p | 60,50,48,30,25,24 | 広角 |
1080p | 90 | 広角 |
60,50 | スーパービュー 広角 魚眼無効 | |
48,30,25,24 | スーパービュー 広角 中間 魚眼無効 狭角 | |
960p | 100,60,50,30,25 | 広角 |
720p | 120 | 広角 |
60,50,30,25 | スーパービュー 広角 中間 |
静止画解像度 10MP
GoPro HERO5 Sessionは動画だけでなく、静止画に関しても10MPという高解像度での写真を撮影することができます。
ちなみに▼GoProで動画から静止画を切り出す方法の記事で紹介しているように、撮影した動画から静止画を切り出すこともできるので、後からお気に入りのシーンを見ながら最高の1枚を生み出すこともできます。


クラウドへのオートアップロード
GoProでは「PLUS」という、クラウドサービスを提供しています。公式サイトでは月額600円になっていますね。
内容としてはクラウドのライブラリーに、35時間のビデオと62,500枚の写真とその組合せ分のデータをアップロードすることができます。


ボイスコントロール(7ヶ国語)対応
GoPro HERO5 Sessionは音声コントロールに対応しており、ボタン操作でなく声で撮影の開始や停止などのコントロールができるようになっています。
特にアクティビティ中など、直接GoProの操作ができない場面でも声によって指示を出すことで、思い通りのタイミングで操作が可能。
こちらがマニュアルで紹介されている操作の一覧になります。
アクションコマンド | 説明 |
---|---|
GoPro ビデオスタート | ビデオを撮影 |
GoPro ハイライト | ビデオにハイライト タグを追加 |
GoPro ビデオストップ | ビデオ撮影を停止 |
GoPro 写真 | 写真を撮影 |
GoPro 連写 | 連写を撮影 |
GoPro タイムラプススタート | タイムラプスフォト(コマ撮り写真)の撮影を開始する |
GoPro タイムラプスストップ | タイムラプスフォト(コマ撮り写真)の撮影を停止する |
GoPro 電源オフ | カメラの電源オフ |
GoPro ビデオモード | カメラのモードをビデオに変更(ビデオを撮影しない) |
GoPro 写真モード | カメラのモードを写真に変更(写真を撮影しない) |
GoPro 連写モード | カメラのモードを連写モードに変更(連写しない) |
GoPro タイムラプスモード | カメラのモードをタイムラプス(コマ撮り)に変更(タイムラプス写真を撮影しない) |
ちなみにこのボイスコントロールの場合は、ビデオ録画や写真の撮影のために特定のモードになっている必要はありません。
例えばビデオモードでも、「GoPro 写真」と言えば写真を撮影することができるというわけ。上手く使えばボタン操作をすることなく、撮影を開始することができて便利ですよ。
1ボタンコントロール
GoPro HERO5 Sessionでは、以前のGoProと比べるとボタン操作がシンプルになり、簡単に撮影の操作ができるようになっています。
上部の赤い丸がついたシャッターボタンで、簡単に録画と録画停止の操作ができます。
特に画面がオフになっている状態から、シャッターボタンを押すだけですぐさま撮影を開始でき、撮影が終わると自動で電源が切れる「クイックキャプチャー」がめちゃくちゃ便利。
この機能のお陰で撮影したいときにGoPro本体の電源が入っていなくても、ボタンクリックで起動ができすぐに撮影が開始できます。
常時起動しておく必要がなくバッテリーの節約にもなるので、僕は普段からかなり重宝している機能です!
10m防水性能(ハウジング不要)
その名の通りGoPro HERO5 Sessionはハウジングなしで10mの防水機能が付いているので、そのまま水中で利用することができます。
前のシリーズでは水中用のハウジングケースに入れて利用する必要があったので、ケースに入れるために音がこもってしまいクリアな音を拾うことができずにいたそうです。
それが今回ハウジングなしで防水機能が付いた上に、マイクが2箇所に付いていてクリアな音を自動で拾ってくれるという最高の進化を遂げています。
ちなみにHERO5 Sessionでは純正のハウジングがありませんが、サードパーティ製のハウジングを装着することで45mまでの防水機能となっています。
なのでダイビングなどに使う方は、サードパーティ製のハウジングケースを用意しておきましょう!
風切り音低減
GoPro HERO5 SessionではHERO5 BLACKと違ってステレオでの音声録音に対応していませんが、風切り音の低減機能は同じようについています。
GoPro HERO5 Sessionにはマイクが2箇所ついていて、本体のレンズ側左上と後面左下にそれぞれついています。まずこちらが前面のマイク。
そしてこちらが後面のマイクです。
電子式手ブレ補正
GoPro HERO5 SessionではSessionシリーズで唯一手ブレ補正が搭載されており、滑らかな映像が撮影できます。
僕のように子どもを追いかけながら撮る時に大活躍で、走りながら撮影した動画も後で見返すと「あれ?思ったよりブレてないぞ」と驚くくらいにいい感じの映像になっていました。
完全にブレを無くすまでは難しいですが、この機能と合わせて撮影の際にブレを起こさないように意識しながら撮影することで、ある程度は手ブレを軽減することができます。
広角歪みを低減したリニアビュー
アクションカメラであるGoPro HERO5 Sessionでは、広角で撮影すると動画や静止画で周りの背景が歪んでしまいます。
この歪みがGoProっぽくて僕は好きなんですが、「魚眼無効」を選択して撮影するとこの広角の歪みを低減して動画や静止画の撮影ができるようになります。
実際に撮影してみたのがこちらです。広角で撮影すると直線が歪んで撮影されている状態。
こちらが「魚眼無効」のリニアビューで撮影した写真。先程歪んでいた直線がまっすぐになっているのが分かります。
広角に比べると撮影範囲は狭まりますが、様々な画角で撮影できるのでGoProでは撮影の幅が広がり撮影が楽しくなること間違いなし。
GoPro HERO5 SessionのSDカード情報
GoProを利用するためにはデータを記録するためのSDカードが必要なので、持っていない方は必ず一緒に購入しましょう。これがないとGoPro本体が届いても使えません。
またHERO5 Sessionは他のHERO5 BLACKやHERO6と違ってmicroSDカードの挿入が斜め方向なので、最初挿入した時に勝手が違って焦りました。この方向で良いのかと心配になるくらい斜めだったので、そこだけ気をつけておきましょう。
SDカードは動作保証されているものがGoProのHPで公開されているので、その中から選ぶようにしましょう。
▼GoProのためのSDカードの選び方の記事で、SDカードの選び方や録画時間などを詳しくまとめているので合わせて読んでみてください。


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HERO5 Sessionのバッテリーとスペックまとめ
HERO5 Sessionの機能やスペックを詳しく知ると、他のHERO5 BLACKやHERO6との違いを明確に知ることができました。
HERO5 Sessionは機能面では劣っている部分が多いのですが、その分HERO5 Sessionだからこそできることもたくさんあります。そのコンパクトボディを活かして撮影をするのが何よりの魅力です!