どうも、GoPro大好きナシタカです。
GoProを使い始めたときは、「解像度はどれが良いんだろう?」と疑問に思いつつ、なんとなく撮影していました。
僕はどれが一番いいとかではなく、『それぞれ特徴があるから使い分けるのが一番いい』という考え方です。
それぞれの解像度でのメリットを覚えておくと、後からの動画編集でいろいろな演出ができるようになりますよ。
GoPro撮影におすすめの解像度と使い分け
GoPro HERO10 BLACKを愛用する僕の、動画解像度の使い分けはこちらです。
- 5.3K→HERO10 BLACK以降で使える最高解像度!
- 5K→HERO9 Blackだけの画質重視!
- 4K→画質とfpsどちらも捨てがたい!
- 2.7K→スローモーション重視!
- 1080p→全然使わない
それぞれの解像度をまとめたのがこちら。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
5.3K解像度
GoPro HERO10 BLACK以降から対応した解像度で、サイズは5312×2988となっています。
フルHD動画仕上げ → 最大2.8倍ズーム
4K動画仕上げ → 最大1.4倍ズーム
圧倒的な解像度でズーム編集もさらに余裕が生まれます。これで撮影しておけばまず間違いありません。
5K解像度
5Kは解像度でいうと5120×2880となっており、HERO9 Black限定の高解像度設定となっています。
4Kと比べても細部のキレイさが上がっており、また後からの動画編集でもいろいろと加工しやすいのも大きなポイント。
フルHD動画仕上げ → 最大2.7倍ズーム
4K動画仕上げ → 最大1.3倍ズーム
このように書き出す解像度によってはズームしてもキレイさが保てるので、編集の幅が広がる映像素材として活用できます。
4K解像度
4Kは解像度3840×2160で撮影でき、解像度としては十分すぎるほど。
さらにGoPro HERO10 BLACKからは、4Kで120fpsのフレームレートに対応したので4倍スローにもできます。
フレームレートとは?
動画は静止画の集まりで作られていて、それが1秒あたり何枚の静止画でできているのかを表しています。
例えば60fpsなら1秒を60枚の静止画で作られているというわけ。
パラパラ漫画と同じで、このフレームレートが高いほど動きがなめらかな動画になります。
「解像度はもちろんスロー撮影もしたい!」ときにちょうどいい解像度になります。
2.7K解像度
2.7Kは4Kよりも解像度が少ないですが、2704×1520のサイズで撮影ができます。
これだけみると4Kの方が良いと思ってしまうのですが、2.7Kの魅力はフレームレートにあります。
GoPro HERO10 Blackから2.7Kは最大で240FPSに対応。30fpsの動画書き出しなら12.5%(1/8)スローにできてスーパースローを楽しめます。
どのくらいゆっくりなのかはこちらをどうぞ。
スローモーションを目一杯楽しむなら、2.7K240fpsで決まりです!
詳しくは▼スローモーションの記事を合わせて読んでみてください。
1080p解像度
1080p(フルHD)は1920×1080のサイズで撮影できますが、4Kや2.7Kに比べると細かい部分の描写力は劣ります。
なのでHERO10 BLACKになってからは全く使わない解像度になりました。
使うとしたらこんな感じですかね。
- SDカードの容量が少ないから節約したい!
- 解像度はいいからとにかく長く撮影したい!
GoProの解像度を高くするメリットとデメリット
僕は基本的に5.3Kの高い解像度の設定をおすすめしていて、メリットとデメリットはこんな感じです。
メリット1|後から解像度を変えても画質が落ちない
5.3Kや4Kの映像は後から解像度を落とすのが簡単で、自分の使いたいサイズに合わせて編集できます。
例えば4KからフルHDサイズに変えるのは簡単ですし、画質も変わること無くキレイなまま。
これが逆になるとそうはいきません。
フルHDサイズの映像を4Kにすると解像度が足りないので、画質が劣化してしまいます。
そうするとせっかくの映像が台無しになってしまうのでもったいない。
高解像度の映像は編集のしやすさが最大のポイントです。
メリット2|高解像度なので動画のトリミングができる
高解像度で撮影しておくと解像度に余裕があり、トリミングをしても画質が維持できます。
4K動画をフルHD動画で書き出すなら200%まで拡大できるので、ズームしたような映像に仕上げることができます。
これは4Kで撮影しておいたからこそできるテクニックですね。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
メリット3|静止画切り出しが高画質
GoProではアプリを使って、動画から静止画を切り出すことができます。
その際に切り出した静止画は、動画の解像度のままです。
つまりフルHDの動画から書き出した静止画は、1920×1080のサイズということです。
これが4Kで書き出すと、3840×2160のサイズなので、解像度2倍の写真を切り出すことができます。
つまり4Kで撮影しておけば、書き出せる静止画も高画質になるということですね。
静止画書き出しについては、こちらの記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
メリット4|手ぶれ補正をしても高解像度
GoProは電子式の手ぶれ補正なんですが、手ぶれ補正をかけるために映像をクロップ(画面の切り取り)しています。
手ぶれ補正が強くなればなるほど、このクロップの割合が大きくなるため、実は解像度が大きく下がっている可能性も。
例えば4K設定で手ぶれ補正をオンにすると、4Kの映像をクロップするので、実際は4K以下の解像度に。これを引き伸ばして4K映像のように表示をしているのです。
実際は4K以下の解像度なので、荒くなってます!
スマホの小さな画面だとわかりませんが、24インチ以上の4Kモニターだと、違いがわかるようになってきます。
なので、手ぶれ補正をかけつつ解像度にもこだわりたいなら、5.3Kで撮影しましょう。
5.3Kならクロップしても4K以上の解像度になります!
デメリット1|容量が大きくなる
4k動画のデメリットとしては、容量が大きくなるのが最大の問題です。
64GBのmicroSDカードでは最大で1時間半分ほどしか撮影できないため、旅行などで撮影するならmicroSDカードが複数枚必要になります。
複数枚準備できない場合は撮影で不安になってしまうので、解像度を落として長く撮影できるようにした方がいいですからね。
あまり使わないけど写真やInstagramにはおすすめの解像度
GoPro HERO10 Blackには、上記以外に以下の3つの解像度があります。
- 5K(4:3)
- 4K(4:3)
- 2.7K(4:3)
これらの解像度は、GoPro機能の検証で撮影した以外ではあまり使うことがありません。
理由は『映像の縦横の比率』にあります。
僕はYouTubeに動画をアップしますが、そのときに推奨されているのが、『アスペクト比が16:9』。
つまりこれ以外の解像度ではYouTubeの推奨動画サイズにならないので、アップロードするときがめんどうになってしまうのです。
ただ4:3は16:9の映像よりも縦の幅が広い映像が撮影できるのがポイント。
動画から静止画を切り出したり、Instagramにアップするなら使いやすいです。
YouTubeよりも写真メインやInstagramをよく使う方は、4:3の設定で撮影したほうがおすすめですね。
GoProの静止画の解像度
GoProの静止画の解像度はこのようになっています。
GoProのモデル | 解像度 |
---|---|
GoPro HERO12 BLACK GoPro HERO11 BLACK | 2700万画素 (5568×4872) |
GoPro HERO10 BLACK | 2300万画素 (5568×4176) |
GoPro HERO9 BLACK | 2000万画素 (5184×3888) |
GoPro HERO8 BLACK GoPro HERO7 BLACK GoPro HERO6 BLACK GoPro HERO5 BLACK | 1200万画素 (4000×3000) |
GoPro HERO7 Silver GoPro HERO7 White GoPro HERO5 Session | 1000万画素 (3648×2736) |
写真は比率が4:3の縦に長い写真となっており、より広い範囲を撮影できるのが特徴。
ここから使う目的に合わせてトリミングもできるので、使いやすいサイズ感なのが魅力ですね。
まとめ|解像度の特徴を理解して使い分けしよう!
- 5.3K→HERO10 BLACK以降で使える最高解像度!
- 5K→HERO9 Blackだけの画質重視!
- 4K→画質とfpsどちらも捨てがたい!
- 2.7K→スローモーション重視!
- 1080p→全然使わない
- 4:3の解像度→SNSでのシェア重視
以上が僕がGoProで撮影するときに使う、おすすめ解像度設定になります。
各解像度には説明したようにそれぞれメリットがあるので、目的に合わせて解像度を使い分けるのが理想。
画質重視なら5.3Kや4Kでスーパースローモーションなら1080p、バランス重視なら2.7Kと使い分けることで、シーンごとに最適な映像を素材を撮影できます。
ぜひ皆さんもこの記事を参考に撮影目的に合わせた解像度を選んでくださいね!
より細かい撮影設定をしたいときは、Protune設定に挑戦しましょう!