どうも、GoPro大好きナシタカです。
この記事ではGoPro HERO10のバッテリー持ちと撮影時間を検証し、バッテリー持ちを良くする方法をまとめました。
GoProのバッテリーは撮影設定はもちろん、温度の影響で連続撮影できる時間が変わってきます。
そんな中でエンデューロバッテリーを使えば、最大2時間連続撮影も可能です。
GoPro HERO10の撮影時間
GoProの撮影可能時間は、128GBのSDカードだとこのようになっています。
解像度 | 5.3K (16:9) |
5K (4:3) |
4K (16:9) |
4K (4:3) |
2.7K (16:9) |
2.7K (4:3) |
1080 (16:9) |
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FPS | 60 | 30 | 30 | 120 | 60 | 30 | 24 | 60 | 240 | 120 | 60 | 120 | 60 | 240 | 120 | 60 | 30 |
録画可能時間 | 3H:54 | 3H:59 | 3H:59 | 3H:48 | 3H:54 | 5H:13 | 3H:54 | 3H:48 | 5H:04 | 3H:48 | 3H:54 | 3H:48 | 4H:55 | 5H:04 | 5H:13 |
最短は4K120fpsの3時間48分、最長は4Kと1080pの30fpsで5時間13分となっています。
GoPro HERO10のバッテリー持ち
GoProのバッテリー持ちの公表値を見ると、このようになっています。
- 5.3K60fps:48分
- 4K60fps:72分
- 2.7K60fps:75分
- 1080p60fps:90分
ただこの数字は『この時間分撮影できるもの』で、必ずしも連続して撮影できるものではありません。
なぜならGoProには熱暴走というものがあり、本体の温度が高くなりすぎると、途中で停止してしまうため。
特にその日の気温などにも影響を受けるため、僕も実際に撮影していても4K60fpsは40分ほどで温度が高くなってしまい、撮影が自動で止まってしまうことがあります。
また充電式のバッテリーは繰り返しの使用で最大容量が減っていきます。つまり使い続けるほどに少しずつ容量が減ってしまい、撮影できる時間も短くなるというわけ。
実際に僕が1年以上使っているバッテリーで検証した結果がこちら。
- 5.3K60fps:30分12秒。残量24%でその後の撮影は不可。
- 4K60fps:33分25秒。残量26%でその後の撮影は不可。
- 2.7K60fps:62分48秒。残量20%で1回目の撮影は終了し、再撮影で1%まで。
- 1080p60fps:61分09秒残量1%まで。連続して撮影できる。
5.3Kと4Kでは残量が25%ほどあるにも関わらず、その後の撮影はできませんでした。
GoProのバッテリーを長持ちさせる3つの方法
GoProのバッテリー持ちを良くする方法は、こちらの3つがおすすめ。
解像度とfpsを下げる
撮影設定から解像度とfpsを下げれば、バッテリーの持ちは良くなります。
5K60fps | 1080p60fps |
---|---|
48分 | 90分 |
5K60fpsと1080p60fpsを比較すると、単純に2倍近く撮影できます。なので不必要に解像度を上げすぎないことも大切。
特に4Kディスプレイもなく、スマホで撮影した映像を見るのがほとんどなら2.7Kで十分です。
クイックキャプチャーでこまめな電源オフ
クイックキャプチャーは、録画ボタンを押すだけでGoProの電源を自動でオンオフしてくれる機能。
これを使うと撮影以外はGoProの電源をオフにできるので、自然とバッテリーの消費が抑えられます。
電源の切り忘れが多い方は、ぜひ活用してほしい機能です。
エンデューロバッテリーを使う
GoProには通常バッテリ(青色)ーとエンデューロバッテリー(白色)の2種類があります。
エンデューロバッテリーは幅広い温度環境での撮影時間を伸ばしてくれるもの。
- 常温環境下での撮影可能時間が最大38%長くなる
- HERO10 Blackではハイパフォーマンス設定時の撮影時間が最大40%長くなる
- -10℃までの低温環境下でパフォーマンスが大きく向上
実際に12℃の窓際で撮影をしてみた結果がこちら。
室温12℃ | 通常バッテリー | エンデューロバッテリー |
---|---|---|
5.3K60fps | 35分48秒 | 55分07秒 |
5.3K30fps | 54分22秒 | 61分19秒 |
4K120fps | 24分32秒 | 51分21秒 |
4K60fps | 42分14秒 | 65分39秒 |
4K30fps | 56分38秒 | 61分26秒 |
2.7K240fps | 29分24秒 | 48分41秒 |
2.7K120fps | 54分02秒 | 61分08秒 |
2.7K60fps | 61分02秒 | 61分16秒 |
1080p240fps | 39分54秒 | 64分53秒 |
1080p120fps | 46分44秒 | 61分14秒 |
1080p60fps | 61分09秒 | 61分22秒 |
1080p30fps | 61分48秒 | 122分01秒 |
エンデューロバッテリーに変えただけで、1080p30fpsなら2時間近く撮影ができました。
種類を変えるだけで劇的にバッテリー持ちが良くなるので、すぐに試せるのもポイント高いです。
詳しくは▼GoProの純正バッテリーの種類と比較の記事をどうぞ。
僕は3つ購入してメインで活用しています。
GoProのバッテリーは何個必要?128GBなら5個分
以上の検証結果から考えると、128GBのSDカードならバッテリーが5個分あればOKということになります。
ポイントは5個分というところ。
僕はエンデューロバッテリーが3個ありますが、デュアルバッテリーチャージャーで充電しながら撮影しています。
つまりGoProに1つと予備バッテリー2つの状態なので、バッテリーが切れたら交換して即充電するというわけ。
こうしておくと常にフル充電の予備バッテリーが準備できるので、バッテリーを5個準備する必要はありません。
2個同時に充電できるデュアルバッテリーチャージャーはかなり重宝しており、3個で十分撮影できています。
GoProで長時間撮影をするならモバイルバッテリー
GoProで長時間撮影をするなら、モバイルバッテリーを活用するのがおすすめ。
こちらのCIO SMARTCOBY Proなら10,000mAhの大容量なので、単純計算GoProバッテリー1,720mAhの5.8倍。
実際に撮影すると4K120fpsで2時間53分と、約3時間も連続撮影できました。
ちなみにモバイルバッテリーを接続して撮影するときは、バッテリーは必ず外しておきましょう。
バッテリーを入れておくと熱が発生しやすく、オーバーヒートで勝手に停止するリスクが高まります。
充電しながらの撮影についてはこちらの記事もどうぞ。
GoPro HERO10のバッテリー持ちと撮影時間検証まとめ
GoProのバッテリーの公表値は、あくまでその時間分を撮影できる目安。使い方によって時間がかなり増減します。
撮影設定を変えるだけでなく、クイックキャプチャーなどの機能を活用することでもバッテリーの持ちは良くなります。
またエンデューロバッテリーやモバイルバッテリーを活用し、長時間撮影がしっかりとできるように準備しておきましょう。