どうも、GoPro大好きナシタカです。
この記事ではHERO7シリーズの最上位モデル、GoPro HERO7 Blackについてレビューしていきます。
前モデルのHERO6 Blackから見た目だけでなく、機能も大幅な進化を遂げており、特にタイムワープ撮影はまさに圧巻の撮影機能。
これまでのGoProでは味わえなかった撮影の楽しさを体感できる、とても素晴らしいモデルとなっています。
GoPro HERO7 Black(CHDHX-701-FW)のスペック
GoPro HERO7 Blackは、GoPro HERO7シリーズの最上位モデルです。
スペックをまとめたのがこちら。
モデル | ビデオ解像度 | 手ブレ補正 | 写真 | スーパーフォト | タイムラプス | タイムワープビデオ | スローモーション | Protune | 防水性能 | GPS | バッテリー交換 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GoPro HERO7 Black | 4K60fps | ◎ ハイパースムーズ |
1200万画素 | ○ | ○ | ○ | 最大8倍 (1080p240fps) |
○ | 10m | ○ | ○ |
4K撮影だけでなく12MPでの写真撮影、タイムラプスなど最新の機能が詰まった高性能モデルとなっています。
前モデルのHERO6 Blackと比べると、こちらの機能が追加されています。
- スーパーフォト
- タイムワープ
撮影機能がパワーアップしており、さらに撮影が楽しくなっているのが特徴です。
GoPro HERO7 Blackの外観とセット内容
ボディは62.3(幅)×44.9(高さ)×28.3(奥行き)mm、重さは約95gとHERO6 Blackから変わりません。
ただ本体の色だけは、HERO6 Blackに比べるとより黒に近づいています。
Blackの名にふさわしい色合いになり、高級感がアップ。手触りもとても良く、実際に使っているだけでかなりの満足感。
セット内容はこのようになっています。
- 本体とフレーム(装着された状態で入っています)
- バッテリー1個
- USB-TypeCケーブル
- マウント2種類
- 取扱い説明書やステッカー
あとはMicroSDカードを用意すれば、すぐに撮影を始めることができます。
GoPro HERO7 Blackの良いところ
GoPro HERO7 Blackを実際に使ってみて感じた、良いところがこちらの3つです。
手ぶれ補正の進化で荷物が減った
GoPro HERO7 Blackでは『ハイパースムーズ』という、進化した手ぶれ補正機能が搭載されています。
公式サイトでは手ぶれを抑えるアイテムのジンバルが不要と紹介されていますが、その言葉通りにジンバルなしで手ぶれのない映像が撮影できます。
また自撮り棒は使わず、スリーブ+ランヤードだけで出かけることも増えています。
首にかけてお出かけできるので、撮影したいときにはシャッターチャンスを逃しません。
タイムワープ撮影がおもしろい
GoPro HERO7 Blackで大注目なのが、新たに追加された『タイムワープ』撮影機能です。
これは動きながらタイムラプスが撮影できる機能で、ハイパーラプスと呼ばれることもあります。
設定がこのようになっています。
速度 | 撮影時間 | ビデオの長さ |
---|---|---|
2x | 1分 | 30秒 |
5x | 1分 | 10秒 |
10x | 5分 | 30秒 |
15x | 5分 | 20秒 |
30x | 5分 | 10秒 |
活用シーンと速度の設定はこんな感じのイメージ。
速度 | おすすめシーン |
---|---|
2x〜5x | 景色の良い道路での運転 |
10x | ハイキングや探検 |
15x〜30x | ランニングやマウンテンバイク |
こうしてバイクに乗っているところを撮影したり。
ちょっとした散歩で撮影してみたり。
ただ撮影しているだけですが、これだけ楽しい動画になります。ハマること間違いなしの一押し機能です。
スーパーフォトで写真もキレイに撮れる
写真機能で新たに追加されたのが、『スーパーフォト』機能です。
これはGoProが自動で写真をキレイに仕上げてくれる便利機能で、より簡単に美しい写真が撮影できるようになりました。
実際に撮影したのがこちら。
スーパーフォトをオンにして撮影するだけなので、簡単に使えるのが最高に便利。
フォトタイマー機能(セルフタイマー)
写真のフォトタイマー機能が、GoPro HERO7 Blackになってついに追加されました。
今まではセルフィー撮影をするのにスマホアプリに接続して遠隔操作が必要でしたが、フォトタイマー機能を使ってのセルフィー撮影が簡単にできるようになりました。
タイマーは3秒または10秒から選ぶことができます。
GoPro HERO7 Blackはズームが苦手なのがイマイチ
GoPro HERO7 Blackの弱点は、ズーム撮影が苦手なところ。『タッチズーム』はおまけぐらいに考えておきましょう。
特に子どもの行事は離れて撮影がほとんどなので、GoProよりも一眼レフを使っています。
アクションカメラは遠いところを撮影するカメラではないので、割り切って使う必要があります。
GoPro HERO7 Blackの使い方
各項目ごとに、HERO7 Blackの操作について見ていきます。
シャッターボタン操作
HERO7 Black本体の上部にあるのがシャッターボタンです。この赤い丸がついているのですぐわかりますね。
GoProでの録画と停止はこのボタンで操作するのですが、それ以外にも2つの機能があります。
- クイックキャプチャー
- 連続写真撮影
クイックキャプチャーは電源オフからすぐに撮影開始し、停止すると自動で電源オフになる機能。メリットがこちらの2つです。
- 撮影をすぐに始められる
- バッテリーの節約
また写真モードでシャッターボタンを長押しすると、連続撮影になります。
押し続けている間は連続撮影でき、すぐに連写したいときに便利。
撮影後は撮影した写真を確認しながら、全ての写真を削除するか該当の写真を削除するかで選択が可能。
後からベストショットを選べるので、連写モードに切り替えるのがめんどうなときに使ってください。
電源ボタン操作
GoProの電源を入れるには、本体右側面にあるモードボタンを長押しします。
ポチっと押しただけでは反応しないときがあり、電源ボタンの長押しが重要。
逆に電源オフにする場合も、モードボタンを長押しするようにしましょう。
気持ち長押しするのがめちゃ重要です!
たまに画面表示がオフなだけのときもあり、念のために画面をタッチして電源オフになっているか確認するのがおすすめ。
ボイスコントロールの使い方
HERO7 Blackでは音声コントロールに対応し、声で撮影の開始や停止ができます。
アクティビティ中などGoProを操作できない場面でも、声で狙ったタイミングで撮影が可能。
こちらがマニュアルで紹介されている操作の一覧です。
アクションコマンド | 説明 |
---|---|
GoPro 電源オン | カメラの電源をオンにします |
GoPro ビデオスタート | ビデオ撮影を開始する |
GoPro ハイライト | 撮影中にHiLightタグを追加する |
GoPro ビデオストップ | ビデオ撮影を停止 |
GoPro 写真 | シングル撮影 |
GoPro バースト | 連写を撮影 |
GoPro タイムラプススタート | タイムラプス(コマ撮り)の撮影を開始する |
GoPro タイムラプスストップ | タイムラプス(コマ撮り)の撮影を停止する |
GoPro 電源オフ | カメラの電源をオフにします |
GoPro ストーリー作成 | (場所と日付に基づいた)最近のセッションのビデオと写真を携帯電話に移動してQuickStoryを作成 |
モードコマンド | 説明 |
GoPro ビデオモード | カメラのモードをビデオに変更(ビデオを撮影しない) |
GoPro 写真モード | カメラのモードを写真に変更(写真の撮影なし) |
GoPro バーストモード | カメラのモードを連写に変更(連写の撮影なし) |
GoPro タイムラプスモード | カメラのモードをタイムラプス(コマ撮り)に変更(タイムラプス(コマ撮り)写真の撮影なし) |
ちなみにボイスコントロールは、ビデオや写真など特定のモードにする必要はありません。
例えばビデオモードのままでも、「GoPro 写真」で写真を撮影できるというわけ。
上手く使えばボタン操作なしで撮影できるので、GoProでの撮影がしやすくなります。
声だけで操作できるのはけっこう便利です!
またHERO7 Blackにも『Wake on Voice』機能が搭載され、音声コントロールで本体の電源を入れられます。
これはHERO6 Blackの映像になりますが、実際にやってみたのがこちら。
「GoPro 電源オン」と呼びかけるだけなので、わざわざ本体のボタンを押す手間がありません。
ただ注意点が1つあり、音声起動は電源オフしてから8時間まで有効なこと。
放置しすぎると反応しなくなります!
時間が空いてから使うときは、ボイスコントロールでの電源オンが使えません。
新しくなった撮影画面の使い方
まずこちらが撮影画面になります。表示が大きく変更されていていますね。
- 現在のモード(ビデオ、写真、タイムラプス)
- 残りの撮影時間or写真
- ショートクリップ動画
- 撮影モード
- 録画設定
- バッテリーステータス
- タッチズーム
SDカード容量に合わせて表示されます。
ここから15秒または30秒のショートクリップ動画の撮影を選択できます。
現在の撮影モードが表示されていて、ここから変更できます。例えばタイムラプス動画からタイムラプス写真へ変更など。
録画設定が簡単に表示されて、ここから変更もできます。
現在のバッテリー状況が確認できます。
ここからズーム設定ができます
このような項目が追加され、様々な設定や確認がスムーズに。また撮影画面から左右にスワイプすると、撮影モードを瞬時に変更できます。
まずは真ん中の『ビデオモード』です。
ここで左から右にスワイプすると、『タイムラプスモード』に。
ビデオモードで右から左にスワイプすると、『写真モード』になります。
このようにスワイプでモードが切り替えられ、より直感的な操作ができるように。
もちろん今までと同じように撮影モードボタンをタップし、撮影モードを切り替えることもできます。
ボタンでの切り替え画面では、それぞれのモードごとの種類が全て表示されます。
スワイプだと最後に撮影した設定になるので、タイムラプスなどで種類を変えたいときはボタンで操作しましょう。
さらに撮影設定画面が大きく変更され、解像度やFPSだけでなくProtune設定などが一覧で確認できるようになりました。
- 解像度とFPS
- FOV
- 抵光量設定
- ビデオ安定化機能
- Protuneのオンオフ
- シャッタースピード
- EV修正
- ホワイトバランス
- ISO最小
- ISO最大
- 画質(シャープネス)
- カラー設定
- RAWオーディオ
- マイク設定
- PT設定のリセット
このように設定が一覧で表示され、設定の確認と変更がスムーズに。
撮影に合わせてスムーズに設定を変えることができ、いろいろな撮影を試しやすくなっています。
本体設定画面の変更点と操作方法
撮影設定以外にも、本体設定での操作がHERO6 Blackから大きく変わっています。
まずは上からスワイプするダッシュボード画面。
左からこのようになっています。
- ボイスコントロール
- カメラのビープ音
- クイックキャプチャー設定
- 画面ロック
例えばクイックキャプチャーをオフにすれば、間違ってボタンを押しても起動しません。
僕なら子どもにGoProを渡しても、間違って撮影するのを防げるので安心の機能。
安心機能が充実しました!
また『カメラのビープ音』をタッチすれば、カメラの操作音を消せます。
シンプルに機能のオンオフが切り替えられ、自分の使い方に合わせてカスタマイズできるようになりました。
メディア再生の使い方と操作方法
撮影した写真や動画を確認するときは、タッチ画面を下から上へスワイプになりました。
ただ画面下部にボタンが並び、誤タッチが多いのが残念。
うまくスワイプしないと下のボタンが反応してしまい、違う画面が表示されることがあります。
地味にめんどうです…
僕の場合は長押しでの露出設定になることが多く、いちいち画面を戻す手間がつらい…。
フレームをつけた状態だとさらに反応が悪くなるので、ここだけはどうにかして欲しいですね。
ただ本体での複数選択での削除に対応したので、本体でのデータ管理がやりやすくなっています。
あまり使う機会はないですが、こうした削除操作が本体で簡単にできるともっと気軽に撮影できますね。
撮影した動画や写真は、スマホから確認するのもおすすめ。アプリならそのまま編集やSNSへのシェアもできますからね。
また僕が個人的にハマっているのが、テレビで映像を楽しむ方法です。
テレビの大画面でみるGoProの映像は、想像以上にキレイでヤバイですからね。ぜひ試してみてほしい。
ハイパースムースの設定と使い方
HERO7 Blackは手ブレ補正がさらに進化しています。
ビデオ設定の『安定化』の項目から、ハイパースムースをオンにするだけ。
たったこれだけで手ブレ補正の効いた映像が撮影できます。
実際に撮影したのがこちら。HERO6 Black撮影した4K60FPSの映像と比較した映像です。
そしてこちらはバイクに取り付けて比較。
最後にバイクに乗っているところをネックマウントで撮影。
一目でわかりますが、手ぶれ補正がかなり進化して安定した映像が撮影できています。
タイムワープビデオの設定と使い方
HERO7 Blackが最高と言われる理由は、『タイムワープビデオ』にあります。
タイムワープビデオとは動きながら撮影するタイムラプスのことで、ハイパーラプスとも呼ばれます。
タイムワープビデオは、専用のモードから撮影できます。
実際に撮影したのがこちら。
HERO6 Blackと比較した動画を見ても、その滑らかさがわかります。
スーパーフォトの設定と使い方
スーパーフォトは写真を自動で美しく仕上げる機能。
仕組みとしてはHDRとローカルトーンマッピング、ノイズ低減という3つの処理を駆使し、自動で写真を修正してくれます。
そのためスーパーフォトをオンにするだけで、簡単に美しい写真が撮影できるわけ。
実際に撮影したのがこちらで1枚目がHERO6 Black、2枚目がHERO7 Blackで撮影したものになります。
GoPro HERO7 Blackなら動画だけでなく、写真も思いっきり楽しめます。
GoPro HERO7 Blackでのおすすめ撮影設定
動画撮影のおすすめ設定がこちら。
- 綺麗な映像を撮りたい→4K60fps
- スローモーション→1080p240fps
- バランス重視→2.7K120fps
僕は上の2つの設定を使うことがほとんど。
ただ設定の変更が手間がであれば、下の2.7K120fpsを選ぶとあらゆる撮影に対応できます。
フルHDよりもキレイな映像を撮影しつつ、スローモーションも最大4倍まで可能。
変更の手間をなくしつつ、映像はしっかりと撮影できるおすすめの設定です。
詳しくは▼解像度の設定についての記事をどうぞ!
GoPro HERO7 Blackレビューまとめ
GoPro HERO7 Blackは機能が進化し、このように使いやすくなりました。
- 3-Wayだけで十分撮影できる
- 荷物が減って持ち運びがさらに楽になる
もっと気軽に持ち運べるようになったので、子どもを撮影する機会が増えたのは最高です。